永遠に彼のそばを離れず、永遠に愛し続けると約束した。言吾も一葉を特別に、本当に特別に大切にしてくれた。その愛情は日に日に深まり、一葉は彼なしでは生きられないほど愛するようになった。彼のためなら何でもしたいと思うほどに。そんな最も幸せな日々の最中に、突然優花が帰国した。あれほど一葉を愛していた言吾も一変してしまった。以前はどんなことでも一葉の味方をして、この世で一葉より大切な人はいないと言っていたのに、今度は何につけても優花の味方をし、優花のために一葉を何度も見捨て、傷つけるようになった。かつての一葉には理解できなかった。なぜ人はこんなにも突然変わってしまうのか。あれほど真実だと思えた愛が、どうして急に消えてしまうのか。あれほどの愛が、本当の愛ではなかったということがあり得るのか。どんなに問いかけても、言吾は答えてくれなかった。なぜ突然変わったのか、なぜ急に愛してくれなくなったのか。最初から愛していなかったのか、ずっと優花を愛していたのか?自分がどんな間違いを犯して、こんな扱いを受けることになったのか?全ての疑問に、言吾は一度も答えを与えてくれなかった。ただ苛立ちと冷淡さを込めて「優花とは何もない、余計な詮索はするな」と言うだけだった。優花に優しくするのは当然のことで、一葉が我慢できなくても耐えろと。今思えば、優花が帰国した直後にあの動画を見せて、一葉を悪辣な女だと思わせたのだろう。だから突然態度が変わったのだ。結局のところ、愛が足りなかったということだ。本当に愛していれば、他人の言葉を簡単には信じないし、たとえ恋人が本当に過ちを犯したとしても、その過ちが何なのかも告げずにあんな扱いはしない。しかし……一葉の視線が優花に向けられた。優花はいつも一葉を死ぬほど憎んでいた。もし本当に一葉が薬を盛って、言吾の父親に汚されることになったのなら、優花は言吾の父親と仕方なく一緒になったのであって、金や地位目当てではないということになる。証拠を持っているなら、なぜ真っ先に一葉を破滅させずに見逃して、これほど長い間穏やかに過ごさせたのだろうか?一葉は優花の表情から何かを読み取ろうとしたが、優花は顔を伏せて視線を合わせようとしなかった。その瞳から手がかりを掴むことはできなかった。哲也は、一葉がずっと優花を見つめ
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