Tous les chapitres de : Chapitre 21 - Chapitre 30

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密かに甘噛み 11

ーー嫌だ。セツ君が、ヤクザだなんて。    「ごめんね、黙ってて。怖いよね」口調があまりにも優しいから、私は混乱してしまう。「い、いや⋯⋯」 「こんな僕から、逃げないでね。もし、逃げたら」 逃げたら、どうするの。まさか⋯⋯私に酷いことするとか?そんなん、セツ君がするはずない。ゆっくりと近づいてきて、手首を掴んできた彼に、思わず声をあげてしまった。「なーんてね。花ちゃんを傷つけたりしないよ。逃げられないように、今から捕まえてあげる」セツ君の顔が近づいてきて、恐怖のあまり目をつむってしまった。唇に柔らかい感触がして、キスをされたのだと分かった。  「僕は、花ちゃんの普通の日常を壊してしまうよ。僕を心底好きになる運命にしてあげる」 今までに見たことのない表情をしたセツ君。 本当に私を捕らえるような、妖しい微笑み。 なんだか、獲物を求めるケダモノみたいで。 いつもの優しさなんてほんの少しですらもない顔だった。再びキスをされそうになり、拒むと私の頭を引き寄せて、舌を入れてきた。嫌なはずなのに、身体が反応してしまう。拒むと尚更深いキスになっていく。 熱が下腹部に集まるような、きゅっとした甘たるい痛みを感じてしまう。ざらりとした舌が絡んでくるのが、気持ちよくて頭がぼんやりとしてくる。 でも、受け入れちゃ駄目。危ない人なんだから。分かっているはずなのに。セツ君の優しさに、甘いぬくもりに抗えば抗うほど堕ちていくみたいで、たまらなく怖い。私の全てを奪いにいく、そんな強引なキス。全てを委ねてしまいそうになる。
last updateDernière mise à jour : 2025-05-24
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密かに甘噛み 12

唇がそっと離れて、セツ君は私を見つめてる。「絶対、絶対に逃さないから。花ちゃん。大好きだよ」私の髪を撫でる手が、まるで美しくて壊れやすいものに触れるみたいに、そっと優しい。ああ、私はその気持ちから逃げようにも逃げられないんだ。黒い影をまとうような、その瞳にはきっと私だけが映っていて、閉じ込められている。セツ君の気持ちが痛いくらい、心にとろけては流れ込む。こんなに好きにさせてしまっていたなんて、知らなかった。セツ君を止めないといけないのに。でも拒んだら、もっと迫ってくるかもしれない。そう考えると、もう私はどうすることもできない。このままじゃ、されるがまま。「いいね、そのもっとって顔。気持ちよくなってくる」自分がそんなだらしない顔をしていたなんて、恥ずかしい。 セツ君の顔をまともに見られない。「ふふっ。本当に可愛い、花ちゃん」本気で自分のものにしようとしてる。だって真剣な眼差しで私を見てるもの。私は何も出来ないまま、ただセツ君の目を見るしかなかった。「いきなり、過ぎたよね。続きはいつか、必ず⋯⋯ね」セツ君はそう言ったあと名残惜しそうに、じゃあ、また。帰るねと身支度をして帰ろうとした。そして帰り際に教えてくれた。 「あの日ゴミ捨て場に居たのは実は死にそうだったからなんだ。他の組と争っててね。それで死ぬ前に、花ちゃんをひと目見たかった。でも⋯⋯花ちゃんが僕を拾ってくれたから、死ねないなって」そんなとんでもない事実、言い残して帰らないでよ! 私の心を乱してくるセツ君は、極道の若頭だったなんて、ああ!やっぱり信じられない!セツ君という人間が分からない。それに、プレゼントされた7本の薔薇の意味も知らない。セツ君がさっき隠してた気持ちって?手が緊張で震えながらもスマホで調べてみると、「あなたに密かな想いを抱いています」だって。これがセツ君の気持ち、なの。密かな思いって?単に私を好きなわけじゃないってことかな。⋯⋯私を取り返しがつかないくらいに壊したいとか?いや、考えるのを止めよう。きりがない。私はため息を大きくついてから、テーブルに置いていた500ミリリットルのペットボトルレモンティーを飲んだ。キスをした感触が今でも生々しい。 レモンティーでかき消したはずなのに、喉奥に残るキスの甘たるさがどうにも、簡単には消えなかった
last updateDernière mise à jour : 2025-05-24
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意識しないわけない 3

だって彼は、極道の若頭で私と住む世界があまりにも違いすぎる。私にはひたすら優しい。けど本当は怖い人なんだろうな。前にキスされた時の強引なセツ君を思い出す。跳ねたリズムを刻む心臓さえも、とろけてしまいそうな、身も心も奪われるんじゃないかってキス。彼の、優しさの裏に隠れてる激しさを知った時、怖いなと思った。隣のセツ君のことをちらっと見てみる。そっと目が合うと、花ちゃん可愛いと呟いた彼の声は柔らかく低い。立派な龍と儚い桜の入れ墨してるように見えない、愛おしそうな顔で私を見つめてる。瞳の奥に私を閉じ込めては一生外に出してくれないみたいに、ただひたすら愛が込められてる表情。若頭じゃなかったら、よかったのに。ーーもし、セツ君が普通の人間だったら、好きになれたのにな。でも、なにもかも普通じゃない。セツ君は普通の人間じゃない。いけない、そう思えば思うほど好きになってしまいそうな自分が居る。危険な恋に、落ちてしまいそうになる。いやいや、若頭なんて好きになっちゃいけない。駄目ったら駄目!セツ君のためにも、今日こそはっきり言わなきゃ。私とセツ君は恋愛関係になれないということを。どんなに特別扱いされても、私には危ない恋愛をする覚悟がない。それに、何よりセツ君に大切にされても自分に自信なんて持てない。だって私にはなんの取り柄もない。ひっくり返ったって女性としての魅力なんか、少しもあるはずない。
last updateDernière mise à jour : 2025-07-07
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意識しないわけない 2

もう意識するのやめなきゃ。そう思えば思うほど、セツ君の策略にはまってるような。贈り物も、きっと作戦のひとつなのかしら。私が選ばないような大人可愛い、黒を基調とした花柄のワンピースや派手な赤いエナメルのハイヒール、他にもやたら値が張りそうなピンクダイヤのピアスとかをプレゼントされた。セツ君が選んでくる、贈り物のセンスは私からしてみれば結構派手で、系統がまるで違う感じ。これはもしや、僕色に染めてあげるってこと!?怖い、怖いよ。普通の私が普通じゃなくなる。セツ君の理想に少しずつ、変えられてしまう。セツ君の目にはやっぱり私は、上品で可愛い女性として見られてるんだろう。贈り物の数々を見て、どれだけ値段が高いのだろうかとつい、ため息をついてしまった。「どうしたの。もしかして、気に入らない物があったかな。花ちゃんに合うように選んだつもりなんだけど、ごめんね」「ううん。そうじゃなくて、ちょっと私にはどれも派手な感じがして、似合わないかもしれないなって。さすがに、いただいてばかりは⋯⋯」「派手かな。うーん、花ちゃんにぴったりだと思うんだけどな。まあ、僕の趣味も多少は反映してるからね。あと、僕の気持ちだから大丈夫だって、言ってるでしょう。僕が選んだものに間違いなんて絶対ないよ。だって、花ちゃんをちゃんと知ってるんだから」全然違う、私は本当に地味な女なの。ああ。何もかもが、どうしたらいいのか。だんだんと私の手に追えなくなってきた。きっと、男性が女性に贈り物をするのは特別な思いがあるから。なんとも想っていない人にはプレゼントなんてそもそもしないはず。セツ君の中で、きっと私は『特別な女性』なんだろうな。特別扱いされることに幸せというか、心地よさを感じはじめてる自分。同時にどうして私なのかなっていう違和感も抱いてる。こんなに大切にされてるなんて、私ったらお姫さま!なんて前向きに考えられたらよかったのにな。お姫さま扱いしてくれるセツ君に、恋愛感情あるかと聞かれたら、そうじゃない。
last updateDernière mise à jour : 2025-07-07
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意識しないわけない 1

あのキスの一件があってからというもの、セツ君を意識しないわけがない。思い出すと、胸にきゅんと小さな痛みがはしる。まあ、キス以外は何もされなかったんだけど。むしろ、あのあとすぐにセツ君は帰って行った。これ以上進むのはまだ早いからって言ってた。仕事中でもそうでない時も、思い出しては恥ずかしくて、正直困る。セツ君の、あの言葉。「確実に捕まえに行くからね」それは覚悟しといてってことかな。覚悟も何も⋯⋯私には、ないよ。あの時の帰り、また雨だった。でもセツ君、傘はいらないって言ってた。迎えが来るから大丈夫だって。迎えってやっぱり、「若、お迎えに上がりました」みたいな?やっぱり、極道の世界の人だから車でのお迎えがあるのかしら。そんなことを思い出していた、キスから1週間たった日曜日ーーお昼前からセツ君は私の家に来てくれた。セツ君はソファにゆっくり座り、片腕をソファの背もたれにかけると、ごく自然に足を組んでみせた。その姿はまるで、映画のワンシーンみたい。家のファブリックソファに座らせるのが、なんだか申し訳ない気持ちにさえなる。部屋の空気でさえも、上品に塗り替えてしまうセツ君って一体⋯⋯?もっと豪華な本革のソファのほうが似合うよ。そして、前と同じ様に隣に私を座らせる。セツ君の傍にちょこんと居るしかない。だから、緊張しちゃうの。隣で会話してると、彼の唇ばかり見てしまい、やっぱり意識してしまう。セツ君は、私が固まっているのが分かるのか声をかけてきた。まるでいたずらっ子みたいな、笑みを浮かべながら。「花ちゃん、どうしたのかなあ」私はすぐに答えられずに、口をつぐんだ。少し間があいて、やっとのことで返事をした。「う、ううん。なんでもないよ」「ふうん。そっか、なんでもない、ね」セツ君が、やけに楽しそうに私を見てる。意識してるの絶対バレてるよ。また、見てしまった。艶のある、綺麗な薄い唇。あんな唇と、キスしたなんて。そういや、キスってあんな感じでするものだっけ。ドラマや映画で何度も見たはずなのに、自分がいざキスされた時は、テレビで見たキスシーンと違って、やけに情熱的だったように思える。
last updateDernière mise à jour : 2025-07-07
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意識しないわけない 4

「セツ君⋯⋯もう、プレゼントはしてくれなくて大丈夫だよ。今までありがとう」「ん?どうしてそんなこと言うの。やっぱりまだ遠慮してるのかな」私は首を横に振りながら、違うのと言葉を続ける。セツ君の顔を見るのがなんだか怖くて下を向くしかなかった。「前にも言ったはずだけど、私、セツ君にこんなに贈り物される程、素敵な女性じゃない」「花ちゃんは素敵だよ。他の誰かに渡したくないくらい、魅力的なんだよ」いつものように、柔らかい口調の優しい声が聞こえる。私は言いづらかったけど、傷つけないように言葉をどうにかこうにか探し、選んだ。「極道なんて怖い世界に居る人、私にはどうしたって好きになれないと思う」「⋯⋯そっか」「⋯⋯うん」「そっかあ。で?それがどうしたって言うんだい」 え?びっくりして、セツ君の顔を見た。微笑みはでなく、暗い笑顔を浮かべている。その笑い方はどこか歪んでるように見えて、私は自分の身体の温度が一気に下がったみたいに、背筋が凍りついた。まるで私の心を、セツ君の温度に染め上げるみたい。心臓が言うこときかないみたいに、激しく動く。緊張のあまり、吐き気さえしてくる。「若頭だから好きになれないなんて、そんなこともう、2度と言わせないから」「え⋯⋯だって住む世界があまりにも違い過ぎるよ」私は言葉に詰まった。少しの沈黙のあと、セツ君は声をあげながら笑った。渇いた笑い声が響いてなんだか不気味。部屋の空気が一気に重いものへと変わった。「⋯⋯だから何?そんな世界がおかしいんだよ。それなら、花ちゃんと僕だけの世界を作れば良いだけの話じゃないかな」おかしい。
last updateDernière mise à jour : 2025-07-07
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意識しないわけない 5

いつものセツ君じゃない。セツ君がおかしなことを言い始めるから、更に返事する言葉が見つからなくなった。「前から思ってたけど、やっぱりプレゼントじゃなくて気持ちが何より大事だよね。僕を好きになるまで、待てなくなっちゃった。今すぐ僕のものにしなきゃだね」私を支配しようと企んでるみたいな、妖しさが含まれた目つきがいつものセツ君とは全く違う。じっくりと、目が合う。その瞳は間違いなく私を捕まえようしてる。その目の中の私は少しずつ溶けていき、一部になろうとしてる。このままでは、外の世界に出してはくれない。きっと閉じ込められてしまう。自由という、私の大切にしている『普通』をいとも簡単に奪おうとしてる。私に向けられた強い視線がじりじりと痛くて、胸の奥底が少しずつ焼けていく。このまま見つめてたらもう、逃げられない。その透き通っていない、真っ黒な瞳で私を見ないで。ねえ、花ちゃんと呼ぶ声は逸らしてるせいか、より鋭く聞こえた。ねえ花ちゃんともう1度呼んだあとあのね、と続けた。花ちゃんは知らないだろうけど、僕は独占欲が強いんだ。セツ君の言葉が重さを伴いながら静かに響く。「花ちゃんをやっと見つけられた時、静かに見守ろうって決めてたんだけど、それだけじゃもう満足出来なくなってしまった。花ちゃんを誰にも取られたくないって思ったんだ。でも僕は極道の世界の人間、花ちゃんの日常を壊してしまう。それが怖くてたまらなかった⋯⋯でも」
last updateDernière mise à jour : 2025-07-07
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意識しないわけない 6

もう、花ちゃんの全てが欲しくてたまらない。だって、こんなにも大好きだから。セツ君の言葉の1つ1つが、痛い。どうして、ここまで私を好きなのが正直わからない。人って誰かを好きになったら、こんなにも激しい感情になるんだ。私には、わからない感情がセツ君の心に宿っている。私はセツ君に目を合わせないように、唇を見るしかなかった。すると、セツ君が私に触れようとしてきて、大げさなくらい身体がびくっと、反応してしまった。胸の鼓動の激しさが、身体中に染み渡るように響いている。セツ君の骨張った男性らしい指が、私の長い髪に触れるのが感覚で伝わってきて、少しくすぐったい。「この長い柔らかな髪も、綺麗で透き通ってる瞳も、細くてしなやかな身体も、花ちゃんのなにもかもを僕のものにしてやるって決めたんだよ」私は恐怖のあまり、どうすることも出来ずにいた。セツ君をおかしくさせてしまったのは、わたしのせいなのかな。だとしたら、申し訳ないよ。「なんで⋯⋯」セツ君は目を大きく見開いて、驚いているような。一瞬そんなふうに思えたけど、気のせい?「なんでちょっと泣きそうなの。花ちゃん。僕、ちょっと怖すぎたかな」続けて「ごめんね」と言ったセツ君の声は、ひたすらに優しかった。「セツ君ってやっぱり昔と違う」言うつもりのなかった胸の内がふと、言葉として落ちていく。セツ君は、そうだね、花ちゃんを好きすぎるからだよと少しだけ笑いながら言った。「ごめんなさい、私のせいでセツ君は壊れちゃったんだよね」
last updateDernière mise à jour : 2025-07-07
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意識しないわけない 7

私の言葉にセツ君は何も言わず、ただ静かに見つめるだけ。私は、またその目を見てしまった。心に強く刺さる、瞳。視線がやけに熱い。 深い闇に包まれた炎が揺らぐ黒い太陽みたいな瞳孔がひどく綺麗だった。怖くてたまらないのに、目が離せない。 圧倒された私は焦って、とにかく喋らなきゃと一方的に言葉を押し付けるように言った。「私は何でも普通過ぎて、平凡な人間で。それでセツ君は極道の若頭なんだ。だから⋯⋯うん、やっぱり好きになれないよ。どうしたって駄目。だから、もう私を好きでいるの止めて」セツ君は眉をひそめながら、口を結んだまま俯いていた。さっきの鋭い瞳が、不安定へと変わった。私をまっすぐ見ていたはずの瞳が俯いた時、迷うかのように揺らいでいた。その揺らぎで、分かった。 セツ君が傷ついているということが。それを知った瞬間に、私の心がゆらゆらした悲しみに触れたような気がした。セツ君はただ黙っていた。私もこれ以上何も言えないと思い、静かにしていた。気まずい沈黙が少し続いたあと、セツ君が沈黙をやぶった。 僕は恋愛なんて一生できない人間だって悩んだりもしたけど·····でもねと、傷ついたような顔のまま少しだけ笑って言った。「若頭だと、恋愛しちゃいけないなんて決まりはないよ。だけど大切な恋が叶うとは限らない。若頭の立場である以上は。それでもね、僕だって人を愛したい気持ちくらいある。至って普通の人と同じ」
last updateDernière mise à jour : 2025-07-07
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意識しないわけない 8

そうかもしれないけど、私は若頭って普通に恋愛できるものなのかしら。そもそも、セツ君は普通を望めないはず。だって、極道の世界ってきっと甘くない。恋愛なんて、ましてや一般の人とだなんて許されるはずないと思うけど。それに、全く極道と無関係の私がセツ君と付き合ったら、そういう危ないことに巻き込まれるかもしれないし。「やっぱり僕じゃ駄目なのかな」「うん。だって、やっぱり怖いよ」「そっか」ーーまた、静かな数十秒が流れる。セツ君は何か言いたげに、だけど言葉を詰まらせていた。そろそろ諦めてくれそうかな。「·····もしかして花ちゃんって色々考えすぎて不安になってない?大丈夫だよ、花ちゃんと恋愛しても、君を極道の世界に巻き込んだりしないし」えっ!セツ君、私を好きになるのやめてくれないつもり·····?「僕は、花ちゃんと普通の恋愛がしたいんだ。だから、花ちゃんは僕を好きになってくれるだけでいいんだ。若頭としての僕じゃなくて、昔からのセツ君だと思ってくれていいんだよ。だから覚悟とかそういうのはいらないから大丈夫」そう言われたって困る。まるでセツ君を好きになるしかないみたいに展開を持っていかれてる。「でも、やっぱり駄目だよ。セツ君は分かってない」どうにか分かってもらわないとなのに、セツ君の意思があまりにも固すぎる。「どうしても僕を受け入れられないなら、ちょっとずつ、無理なくでいいんだ」
last updateDernière mise à jour : 2025-07-07
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