「そうだな。俺もそう思うよ。……俺も聖良と同じ気持ちだ」「棗さん……」棗さんは私の頬に触れると、優しくキスを落とす。「……愛してる。聖良」棗さんは私に語りかける。「聞いてくれ、聖良。俺はずっと、お前のことを愛していく自信がある。 お前のことを本当にいい妻だと思っている。……聖良がいたから、俺は今こうして幸せだと思えるんだ」棗さんのその言葉ひとつひとつが、私の胸に突き刺さっていく。 その言葉に嬉しくなって、泣きたくなる。だけどその反面、気持ちは複雑で……。棗さんがこんなにも優しくしてくれるのに、私はまだ棗さんの優しさが足りないと、そう思ってしまう時があるんだ。私に言ってくれるその「愛してる」という言葉を聞くたびに、ズキッと心が痛むのがわかる。信じたいと思うのに、その気持ちが揺れ動いてしまう。……私だって、棗さんのことを愛しているのに……。「棗さん……」そこで言葉を詰まらせてしまう。棗さんは、背中をトントンと叩きながら「ムリして話さなくてもいい」そう言ってくれた。 だけど私は、ちゃんと自分の口から言いたかった。 自分の気持ちを、ちゃんと伝えたいんだ。「私は、これからだってあなたの妻でいたいです。……あなたのそばで、ずっと幸せを感じていたい。あなたが幸せだと思えるように、一生懸命妻として、あなたを支えていきたい」私は棗さんのことが好き。大好きなの。それは夫として、パートナーとしての愛情なの。これからだって、彼のことを愛していきたい……。死ぬまでずっと、棗さんの妻として生きていきたい。「……聖良、ありがとう。 君の気持ち、とても嬉しいよ」「大好きです、棗さん……愛してるの……。これからもずっと、あなたを愛したいの」私は棗さんという家族がいるだけで、幸せだ。 棗さんがいれば、もう何もいらない……そう思っている。「……俺もだよ、聖良。 俺は世界で一番、君を愛している」「私も……あなたのことを愛してる。ずっとずっと、愛してる」そのためには、私はもっといい妻にならないといけない。 彼の隣に立つのに、相応しい妻にならないと……。「棗さん、すみません……。私もっといい妻になれるように、頑張りますから」「何を言ってる。聖良はいつも頑張っているだろ?……だからそれ以上、無理に頑張らなくていい。君らしく、いつも通りにやればいい」「棗……
Last Updated : 2026-01-20 Read more