あの後、エルミニオに無理やりベッドに押し倒され、「ルイスと離婚しろ」とまで脅される。確かにエルミニオは私が14年間も愛した人。しかし今は、全くときめかない。嫌悪感だけが募っていく。本当の愛というのは、こんな自分勝手なものじゃない。「ロジータ。お前はもう逃げられない。」「私に何かしたら、後悔しますよ。」———と言ったら、今度は泣くし。一体何なのだろう。エルミニオの情緒が壊れてるのだろうか?リーアに操られたせい?彼もまた物語に抗っているのかもしれない。「俺が間違っていたんだ。ずっと、リーアを愛していると思い込んでいた。だが、リーアはどこかおかしい。その違和感に気づいてから、俺はもうリーアを信じれなくなった。だが、ロジータ、お前は違う。お前はかつて、温もりと優しさ、そして純粋な愛を向けてくれていた。その優しさに胡座をかいていたのは俺だったんだ。失ってはじめて、お前の大事さに気づいた。」そう号泣されても困る。私にはもう、エルミニオの大事さはルイスの爪の垢ほどもない。冷たい女かもしれないけれど、先に裏切りを働いたのはあなただ。だからこそ、いつまでも、物語に。リーアに踊らされていればよかったのに。「だが、それとこれとは話が別だ。俺から逃げようとした罰だ。ルイスが貪ったこの体を味わうのは、俺のはずだった。だから今からお前を奪う!お前に俺を刻み、ルイスのことなど忘れさせてやる!」「やめて……っ、私がルイスをどれだけ愛しているか……っ、私がルイスじゃなきゃ駄目な理由がたくさんある。あなたではルイスの代わりにはなれない!一生ね!大事だと思う誰かを裏切る時点で、あなたには愛を語る資格なんてないのよ!エルミニオ・ヴィスコンティ!」———人は、大切な誰かを想うことで変わる。私はルイスを。ルイスは私を。最初から私たちが結ばれない運命だったのだとしても。『星の刻印』が変化したように———私は何度だってルイスのために奇跡を起こす。「愛してる。ロジータ。もう離さない。」エルミニオが私の首筋に勝手に顔を埋める。勝手に指を絡ませてくる。私、ルイスを愛してる!こんなことされるくらいなら死を選んだ方がましよ!「ルイス———!」力の限り彼の名を呼ぶと。バタンと扉が開いた。「兄さん……いや、エルミニオ・ヴィスコンティ!血迷った
آخر تحديث : 2026-01-25 اقرأ المزيد