【玲、秀一の恋愛をかき乱した張本人?】【確証あり!玲が弘樹と綾の婚約を壊したのは事実!】【Rの素顔に疑問の声。発信する価値観と本人の言動は一致しているのか?作品にも盗作疑惑浮上】……ネット上ではわずか二時間足らずで、玲に関する話題が、これまでとは比べものにならない勢いで広がっていった。しかも目立つのは、否定的なものばかりだった。誹謗や憶測は次第にエスカレートし、玲個人への中傷にとどまらず、彼女の仕事やキャリアそのものを揺るがしかねない内容へと変わっていく。だから――雨音がこれを目にした瞬間、真っ先に動いたのも無理はなかった。友也から「今秀一と一緒にいる」と聞き出すと、彼女はほとんど反射的にその場へ駆けつけ、感情のままにスマホを秀一に投げつけた。雨音には、どうしてもそう思えてならなかったのだ――これは、秀一が招いた事態だと。秀一は今まで、佳苗のことをうまく隠していた。けれど、よりによって今、玲が正体を明かし、Rとしての評価も人気もようやく安定し始めたこの時期に、佳苗が表に出ることを許してしまい、騒ぎをここまで大きくした。玲の親友であり、仕事のパートナーでもある雨音にとって、そのやり方はどう考えても無神経――いや、悪意に近いものにしか見えなかった。正直、怒りで頭がどうにかなりそうだった。だから雨音は、玲へ電話することすらできなかった。もし今、玲が家で静かに過ごしていて、まだ何も知らないのなら、せめて、もう少しだけ時間を稼げるかもしれない。そう思ったからだ。だが――その願いは、すでに叶わないものだった。玲は、佳苗の存在も、ネットの騒ぎも知っていた。雨音の話を聞き、秀一は明らかに動揺し、その場の空気が一瞬で張りつめた。次の瞬間、彼の目に抑えきれない感情が渦を巻く。「玲は……ずっと俺を待ってたっていうのか?俺が、自分から全部話すのを……?」そして、声を低くして問い返す。「佳苗のことは、いつ知った?」「雪乃さんの秘密が明るみに出た日です」雨音は、秀一の反応に驚きながらも、視線を逸らさずに続けた。「あの日、雪乃さんはアート展で烏山さんと組んで、玲ちゃんを陥れようとしました。でも、烏山さんが直前で手を引いたみたいで、計画は失敗して、結果的に、雪乃さんが玲ちゃんのお父さんと殺したの件まで暴かれた。それ
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