許されるならば、周歓はもっと時間をかけて阮棠の心のわだかまりを解きほぐしてやりたいと願っていた。しかし、無情にも時は待ってくれない。約束した三ヶ月の期限が刻一刻と迫るにつれ、周歓の心境はますます複雑に絡み合い、苦悶を深めていった。阮棠を放っておけないのは山々だが、洛陽に残してきた蕭晗のこともまた、等しく気がかりでならなかったのだ。周歓が最後の手紙を出してから、すでに三ヶ月の歳月が流れていた。それ以来、周歓も斉王も、洛陽からの消息を一切耳にしていない。蕭晗は己の手紙を受け取ってくれたのだろうか。今は健やかに過ごしているのだろうか。最近の宮中ではいかなる出来事が起きているのか――。それを知る術は、今の周歓にはなかった。兗州であれ洛陽であれ、今の彼には容易に断ち切れぬ人との絆と背負うべき事柄がある。これこそ、三ヶ月前の自分には想像だにできなかった事態であった。だが、遠方からの便りを待ちわびていたのは周歓ばかりではない。洛陽に身を置く蕭晗もまた、焦燥に身を焼き尽くさんばかりの日々を送っていた。周歓が洛陽を去って七日後、彼はすでに一通の文をしたため、人を介して密かに宮外へ持ち出させ、遥か兗州の周歓へと送っていたのである。あの日から、一日千秋の思いで待ち続けたというのに、周歓からの返信はついに届くことはなかった。多忙を極めているせいなのか、それとも何か別の理由があるというのか。蕭晗はこれ以上深く考えることを恐れた。彼にできるのは、ただひたすらに待つことだけだった。この広大で、果てしなく寂寥とした宮中において――。冴え冴えとした月光が降り注ぐ中、夏蝉の声が夜空に長く尾を引いている。永楽殿に幾重にも垂れ下がる帳の奥で、甘くもどかしい吐息が夜の空気に絡み合っていた。蕭晗が不眠の夜を過ごすのは、これが初めてではない。ただでさえ周歓が洛陽を去った寂寥に耐えかねていたというのに、返信すら届かぬ今、心の拠り所は完全に失われてしまっていた。夜な夜な独りきりの枕を抱き、空虚な身体を慰めるために、過ぎ去りし記憶の残滓に耽るよりほかに術がなかったのである。「周歓……、周歓……」側近の侍従たちはすでに下がらせており、広々とした寝宮には彼一人しかいない。孤独の闇に紛れ、蕭晗の声音は次第に濃密な熱を帯びていった。微かに開いた唇から、愛しい男の名を飽くことなく呼び続ける
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