Semua Bab サイコな結婚詐欺師の成り上がり: Bab 31 - Bab 40

68 Bab

31.リーザ、匂いフェチを告白する。

「母上、使用人を連れてきました」建国祭を終えると約束通り、レオが使用人を連れて邸宅にやってきた。「マナーやダンスの家庭教師も連れてきましたが、無理のない程度に活用してください。母上は頑張りすぎてしまうことがありますので」彼が1人1人を紹介してくれる。「嬉しい、マナーやダンス一度ちゃんと習いたかったの」私は笑顔で返した。マラス元子爵は公の場には必ず本命の第1夫人を連れて行った。「貴族になったのだから、ダンスやマナーを習いたい」そう彼に訴えたが、必要ないと断られてしまったのだ。これで来年はエドワード様とちゃんと踊れそうだ。「あの、早速だけどこれを貼り替えてくれる?」私はメイドに紙の束を渡した。行政部で仕事の指示を出すために、必要な仕事の内容を覚えようと思って邸宅の壁に紙に書いて貼っていたのだ。そうでもしないと、私はすぐに忘れてしまう。「今、壁に貼ってあるのはもう覚えたの」私は得意げにレオに言った。メイドたちは黙々と紙を貼り替えはじめる。「母上は本当に努力家ですね。尊敬します」レオが私を尊敬するところなんてないはずだけれど、この時の彼の言葉は信じられた。「ありがとう、それよりレオは最近は何をやっているの?」私はレオに尋ねた。建国祭で忙しいとはいえ、天才レオのことだから何かしてそうだ。「紳士服事業をする予定です、お姉様がファッション事業の一部を譲渡しているクレア嬢と組んでペアルックの販売も予定しています」デザイン画を見せてくれながら、レオが説明してくれる。「これ、レオが書いたの?建国祭のアーデン侯爵とレオもペアルックでかっこよかったよ。これ、兄弟お揃いとか親子お揃いとかも作って欲しい」私はデザイン画があまりに洗練されていて驚愕の声を上げた。「僕が描きました。皇帝陛下とお姉様を想定して書きましたが、確かに兄弟や親子のお揃いがあっても良いかもしれません。母上に見せてみてよかったです」レオがすぐに、男物の親子
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-12-01
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32.リーザ、息子に夢を語る。

「母上、頼まれていた香水を持ってきました。昨日貼った紙をもう貼り替えているのですか?」次の日レオが香水を持ってきて伯爵邸を訪れてくれた。流石レオだ、仕事が早い。「ありがとう。すごい嬉しい。そうなのよ、実は最近覚えるのが早くなってきたんだよ。忘れっぽさも減ってきた気がする」私はレオに最近の状況を報告した。仕事内容は覚えなければいけない優先事項だ。もしかしたら、他のどうでも良いことを忘れてるかもしれないけれど生きるのに必要ないことは忘れても問題ない。「これから、どんどん覚えられるようになると思いますよ」レオが笑顔で言ってくる、彼が言うなら間違いない気がする。「エスパルを出て気持ちに余裕ができたからかな、そういえばダンテが今のままだと帝国がエスパルみたいになると言ってた」私は自分で言いながら、急激に心に霧がかかっていくのが分かった。「兄上の思うエスパルと、母上の思うエスパルは違います。兄上はエスパルは人の本質が剥き出しになる面白い国だと言ってました。母上にとっては閉塞感のある国でしたよね」レオが涼やかな言葉で言ってくる。ダンテは私の前では問題児だったのに、彼の前では客観的に国を評価するようなことを言う賢さを見せていたと言うことだ。「本質って追い詰められて剥き出しになってただけだよ。みんな苦しんでたよ。レオは帝国もエスパルみたいになってくと思う?」私はダンテが色々な面を私に隠していたことに気がついて不安になって尋ねた。「母上の思うエスパルのようにはならないです。帝国が皇帝陛下による独裁国家だと感じていますよね。皇帝陛下は帝国民のための国を作ろうとしています。ヴィラン公爵は自分のための国を作ろうとしてました」レオが私を安心させるように言ってくると、心の霧が晴れていく気がした。「昨日、皇宮医の面接にコットン男爵令嬢がきました。彼女の年齢や身分から先皇陛下の時代では面接を受けることもできなかったそうです。でも非常に優秀で皇宮医として仕えるのを自分の夢だと熱く語り採用されたと聞いています。今まで、夢を見ることも語ることも許されな
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-12-02
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33.ダンテ、美女に可愛がられたい。

「ダンテ・スモアです。至急、アーデン侯爵令嬢にお会いしたいんですが」俺は結局4ヶ月かかって、東部7カ国を帝国領にした。洗脳も暗殺も経験がない俺はとにかく情報を集めてなんとか外交交渉をした。生まれて初めて必死に取り組んだが移動だけでも時間がかかり3ヶ月では終わらなかった。外交のやり方も教えず去っていったエレナ様にどうしても一言言ってやりたくて邸宅に帰る前にアーデン侯爵邸に寄ったのだ。「今日は夜遅いので明朝出直してください」メイドが頭を下げながら言ってきた。「今、俺をアーデン侯爵令嬢に会わせなかったことで、被る損失は貴方が負担すると言うことですね」俺が面倒そうに言うと、彼女は焦ったように返してきた。「今、お嬢様に確認して参りますので、お待ちください」「その一瞬を争う状況だと理解できないなら、今、俺を案内した方が良いよ」俺が冷たく言い放つと焦った彼女は俺を彼女の執務室にまで案内した。「え、レオなんで⋯⋯」俺はノックして彼女の執務室に入った後、そこにいたレオにショックを受けた。彼がここにいると言うことは、養子の話を受けたということだ。「こんな時間に、人を通すなんてメイは首ね」エレナ様が冷たい口調で言うが、俺は彼女の格好が気になってしまった。明らかに風呂上がりっぽくて寝巻き姿、その上すっぴんだ。すっぴんがいつもより幼く見えて可愛い。「エレナ、きっと急用だと思って案内したんだと思うよ。彼女を責めないであげて」レオがエレナ様に言い聞かすように言うが、彼が彼女を呼び捨てにしていないのと敬語を使っていないことに驚いてしまう。「お兄様は優しすぎます。その優しさは全部私にください。」エレナ様が甘えたようにレオに言っている。なんだか、めちゃくちゃ可愛い甘え方をしている。「兄上からの報告は僕が聞いておくから、エレナはもう休みなさい。明日も美のボランティアに忙しいだろう」レオが優しい声でエレナ様にいった。彼は生まれながらの敬語キャラではな
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-12-03
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34.ダンテ、夢をみる。

「ダンテお帰り、お疲れ様」母上が嬉しそうに出迎えてきた。「ただいま、あの壁に貼っている紙はなんなの?」俺はメイド達が剥がしている紙が気になった。「今日で行政部の仕事を全部覚えたの。これでしっかりとした指示が出せる」母上が自信あり気な顔で言ってくる。こんな母上を俺は知らない。「そうなんだ。母上、これお土産」俺はお菓子を手渡した。「やったー!みんな一緒に食べよー。ダンテは食事は済んでるの?」母上が周りのメイドを呼びはじめる。「済んでるけれど、メイドを雇ったの?」俺は人を信じない彼女がメイドを雇ったことが信じられない。「レオが連れてきてくれたの。仲良くやってるよ」母上は幸せそうに言った。確かに、周りのメイドは上下関係とよりも友達のような雰囲気で彼女を慕っている。「若い仕事のできないメイドを慰める機会が欲しかったかな」俺は若くて仕事ができないメイドが他のメイドから虐められ慰めて親密になる場面を思い浮かべながら言った。「それ、マラス元子爵から学んだことだ。やっぱり殺さなくてよかった。父親から学ぶことってあるんだね。」母上が驚いた顔をして言ってきた。確かにマラス元子爵は若いだけのメイドと浮気をした。俺は別に彼から学んでいない、若いだけ、ボインなだけといったものの価値を失うくらいエレナ様という全てが揃った美女に脳を侵されている。「リーザ様、私も旦那を殺してやりたいと思ったことがありますよ。まあ、離婚しましたけどね、慰謝料がっぽりとって」メイドの1人が母上に話しかけてきた。ちなみに母上の殺すは、文字通りの殺すだと言ってやりたかった。友達のようなその距離感に、俺はここのメイドがレオに洗脳されていると思った。そもそも貴族の邸宅の壁中に紙を貼っている状況を当たり前に受け止めているのがおかしい。レオは2歳の時、母上を敬うように周りを洗脳した。その結果、彼女は周りの人間が手のひら返ししたのだと思い遠ざけた。
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-12-04
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35.ダンテ、恋のライバルと対峙する。

「お疲れ様、君なら4ヶ月で帰ってくるって信じていたよ」朝一で申請した俺の皇帝陛下への謁見は誰よりも優先された。そして今、超絶イケメンで高身長になったアラン・レオハードが目の前にいる。俺は一瞬で敗北を確信しつつも、彼の天使のような可愛さが失われたことにがっかりした。「皇帝陛下、母上が陛下はいつも自分の欲しい言葉をくれると言っていました。俺が欲している言葉をくれませんか?」俺は彼に伝えた。3ヶ月で帰ってこようと思ったのに彼のいう通り4ヶ月かかったのだから嫌味にしか聞こえない。母上が自分の立場に立って考えて、欲しい言葉をくれると陛下について語っていた。というより、彼と関わったことがある人は皆彼のことを同じように評し親しみを持って尊敬していた。「なぜ、2児の母である彼女の立場に立てて同じ女を好きな同年齢で同性の俺の立場に立てないのでしょうか。」俺は彼を責めるような言葉を続けた。正直、前の可愛い陛下の笑顔は守りたい気持ちがあったが、目の前の美男子は美しい顔が歪むのを見てみたい加虐心を煽ってくる。陛下の言葉にいつも俺は苛立つ。俺の立場に立って話して、傷心している俺を慰めてほしい。「お疲れ様、エレナが君のことをとても優秀だから自分が付いていく必要がなくなったって誉めていたよ」陛下は少し考えた後、髪をかきあげながらセクシーに言ってきた。彼が自分がキュートからセクシーに移行したことを確信していて俺を惑わそうとしているのかもしれない。「それ嫌味ですか? エレナ様ってドSですよね。俺、初めての外交なのに俺を見捨てて行っちゃうんだから」俺は彼に言った後、もしこの言葉をエレナ様に言いつけられたら頭をもがれるかもしれないと心配になった。「君は僕の知らないエレナを知っているんだね。僕は優しい彼女しか知らないから、嫉妬しちゃうな」陛下が俺の目をじっと見つめながら言ってくる。彼は絶対に嫉妬などしていない、でも、俺が喜ぶ言葉を頑張って探してくれるのは分かる。「嫉妬、絶対にしてないですよね。俺だけが知っ
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-12-05
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36.ダンテ、母を心配する。

「明日から西部に行ってらっしゃい。陛下は2回に分けるように言ったそうだけどお好きにどうぞ。半年くらいは会えなさそうね。」皇宮でのエレナ様の執務室に行くと、彼女は開口一番冷たく言い放ってきた。これは、明らかに皇帝陛下は俺の失言をバラしていそうだ。「帰ってきて、1日しか休めないなんて俺が可哀想ではないのですか?」俺は彼女の心を動かそうと無駄に足掻こうとした。「サム国の姫に会いたいんじゃないの? どれだけ悪い芋女だったか感想お待ちしてますわ。」エレナ様がセンスで顔を少し隠しながら言ってくる。サム国の姫が芋女だという情報を持っているのだろうか。「エレナ様、俺にあなた以外の女が芋にしか見えないように洗脳しましたか?」俺は期待していたサム国の姫が芋だという濃厚な可能性への怒りを彼女にぶつけた。「ふっ、どうやってそんな洗脳するのよ。親子揃って面白いんだから。」エレナ様が顔をセンスで隠そうとしているが、笑いを堪えているのだろう手が震えている。「4ヶ月で色々なことが変わってて動揺しているんです。レオは侯爵家の人間になってるし、陛下もエンジェルから美男神っぽくなってるし。」帰ってくると別の世界のように変わっていたのだ。彼らだけではない、母上だって記憶容量が明らかに増え、一気に賢い女になっていた。「7カ国を帝国領にしてきたあなただって、多くのものを変えたわ。期待以上の働きだった。もっと沢山の変化を見せて私を驚かせて。」彼女は扇子を取り、美しい顔を見せながら俺をじっと見つめて言ってきた。彼女の宝石のように美しい瞳に俺だけが映っている。なんて狡い女なのだろう、飴と鞭の使い方も自分の美貌の使い方も俺の恋心も全部利用してくる。「イエスマイロード。行ってきます。」そんな顔で、そんな事を言われたら従うしかないじゃないか。「明日から行くの?西部に?リース子爵領に行くの?いいなー。」邸宅に帰り母上に明日からの予定を伝えると羨ましがられた。「何が羨ましいの?移動時間は長いし、本当に疲れるよ。」
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-12-06
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37.リーザ、離婚ができそうでワクドキする。

「西部は裕福な国が多いから、なかなか帝国にくだらないのですね。交渉が難しいのか。」西の国々を巡ってくる第一回外交に向かったダンテを待っていたがなかなか帰ってこなかった。というかもう2年程帰ってきていない。建国祭の度に私とエドワード様は逢瀬を重ね仲良しになった。そして、今日はエドワード様が皇帝陛下と謁見するために首都にやってきたのだ。「でも、ダンテ様はすごいですよ。リース子爵領に隣接する3カ国はすぐに帝国領にしてくれました。それゆえ地下道を通って富裕層が我が領地に訪れてくれています。」久しぶりのエドワード様が語ってくる。「会いたかったです。エレナ・アーデンの密命を受けて私に近づいてくれたのだとしたら彼女に感謝したいくらい。」私は彼を見つめて改めて好きだと感じながら言った。「それ、ダンテ様に言われてゾクゾクしました。俺がそんな密命を受けるようになったのかと。確かにあの日、行政部に近いところの土壌が良いとエレナ様に言われて土をとりに行ったんです。リーザ様と出会った経緯を聞かれて話したら、ダンテ様に皇宮の土なんてどこも同じと言われました。」エドワード様が笑いながら言ってくる。「密命を受けたエドワード様が己の任務にあがないながら、私に惹かれてしまう展開を望んでいたので少し残念です。」私はわざと拗ねた。「任務とか憧れますよね。もし俺がアーデン侯爵令嬢からリーザ様を落とすように任務を受けていたら、逆に落とされてしまって困っていたかも。」エドワード様が私のほっぺをツンツンしながら言ってきた。「その前にエドワード様は密命を受けたことが嬉しくて、実は密命を受けているんですがと暴露しながら近づいてきそうです。」彼はとても優秀で真面目だが、結構天然なところがある。「確かに、俺を諜報員ではないと感じていてもダンテ様はシロだと確定するのを慎重に迷っておられる感じがしました。思ったことをズバズバいう反面、思慮深くて流石外交を一手に任されているだけあるなと感心しました。彼が今度は母上と来ますと言っていたので、諜報員疑惑はそのままにして頂けるとありがたいです。リーザ様に
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-12-07
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38.ダンテ、芋の呪いにかかる。

「皇帝陛下にダンテ・スモアがお目にかかります。」西部の国は裕福な国が多く交渉に時間がかかったが、なんとか戻って来れた。少し休んだら、残りの西部の国を帝国領にすべく出立するつもりだ。母上を連れて、リース子爵に合わせるというミッションがあるからだ。正直、リース子爵は優秀でキレ者に見える時と天然な人参に見える時があった。というか、結構面白い男だった。密命を受けるような人間は天然な人参の時があるような人間ではダメなのだ。俺の中で、エレナ様が彼と母上を引き合わせたのは面白い人間をかけ算して楽しんでいた疑惑がある。加えて、母上が政権への違和感を忘れ、陛下の理想のためにひたすら働くようにした気がする。それでもリース子爵が実は天然さえも計算で、俺さえも欺いている可能性もゼロではない。だから、母上を連れて彼の領地を訪れて、ボロが出ないかを観察する必要がある。「お疲れ様、大変だったね。サム王国の姫はどうだった?」陛下が俺を労うように席を立って近づいてくる。俺が今から何を陛下と交渉したいかを表情から察したのか、彼が俺が期待していた姫について言及してきた。「芋でした。実は俺は病を患っています。エレナ様以外の女が芋に見えるという病です。俺は今、弟も奪われ不幸のどん底です。俺の幸せを思うなら芋に見えない女を紹介してくれませんか?」俺は芋病について彼に真剣に相談するつもりだった。そして彼が兄弟を大切にしているので弟を奪われ可哀想な俺には同情して、彼の脳のアーカイブから美女を紹介してくれると期待したのだ。実は俺とレオとエレナ様は天才だが、彼は変態だ。俺達3人はひたすら増える帝国民や領土の情報を整理し陛下にあげている。その作業は膨大だが、陛下に鍛え上げられた貴族達と天才3人によりなんとかできている。しかし、陛下はその情報を一瞥しただけで頭の中にいれ、人を評価し、街を豊かにする解決策を導き出している。彼の頭の中には広い帝国のデーターと何十億の帝国民の情報が当たり前に収納されているのだ。だから、彼の脳のアーカイブか
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-12-08
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39.ダンテ、皇帝にときめく。

「陛下、俺の言い方が悪かったみたいです。ライオット元皇子殿下は、リース子爵領で民を惨殺した人間とは同一人物と思えないほど穏やかな人だと思っただけです。」 俺は今なぜかソファーに座り、陛下に膝枕してあげながら彼を安心させる言葉を言って熱を下げている。このシチュエーションは俺がエレナ様とやりたかったのに、なぜか彼女の男とやる羽目になってしまった。 皇宮医を呼ぶと言ったが、必要ないと言われて取り敢えず横になってもらったのだ。 おそらく前にもこういったことがあって、ショック状態になると彼の異常なまでの脳が熱暴走を起こすのかもしれない。 今にも死ぬんじゃないかという程、高熱を出し倒れそうになった彼だったが気持ちが安心するにつれ熱がみるみる下がっていった。「兄上は人を殺すのは絶対嫌だと言っていたんだ。元々、穏やかで優しい人なんだよ。」 彼は俺の言葉に納得してくれたらしかった。 俺がライオット元皇子を二重人格と言ったのは、陛下が想像したように人格が別に形成されたと言うより人格を乗っ取られている感じがしたからだった。 しかし、彼にそれを伝えるのはやめることにした。 彼に倒れられてしまっては、帝国は瞬く間にたちゆかなくなるのだ。やはり、国というものは治めやすい大きさに分かれていたということだ。 彼はそれを一纏めにして統治しようとし、領主に対しても全てを委ねるのではなく完全に自分が把握し支配しようとしている。 彼は自分と同じことを差分はあれど、周りもできると勘違いしているのでそのことに気がついていない。「僕は彼の母上が殺害した時も、自分の母上の心情を優先し犯人を罰さず、兄上からエレナのことも取り上げた。君が前に言った通り、自分の私情で彼を贔屓していると思う。皇帝としては間違っていると分かっているんだ。」 彼が珍しく弱音を吐いてきた、膝枕マジックだろうか。 俺は先程彼の熱の上がり方や下がり方を見て彼はやっぱり普通の人間じゃないと思っていた。 その上、兄から手紙を一通も返してもらえないのに手紙を送り続けているというのも理解できなかった。 でも今俺の膝で弱っている彼は自分が間違っている
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-12-09
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40.リーザ、エドワードに会いに行く。

「エドワード様、会いたかった。」私はダンテと一緒にリース子爵領まで来た。「俺も会いたくて震えてました、リーザ。」エドワード様が突然私を呼び捨てしてくるので驚い彼の顔を見る。「リーザと呼ばせてください、俺のリーザ、本当に会いたかった。」彼が私をキツく抱きしめてくる、ふと横を見るとダンテが警戒した目で見つめていた。「そうだ、エドワード、皇帝陛下の許可が出たという演劇を見せてください。私たちの共同制作男のバトルよりどれだけ良いのか見てみたいわ。」私も彼を呼び捨てにすることにした。呼び捨てにしただけで顔を赤くするところがたまらなく可愛い。「説教くさい演劇ですね。教育的観点から1回はみたいと思いますが、リピーターを考えるともっといじったほうが良いと思います。」演劇は皇帝陛下とアーデン侯爵令嬢のなり初めから結婚までを描いたものだった。2人は引かれあい、伝統の愛の伝え方であるお互いの瞳の色を愛しているという告白方法で両思いになる。その後結婚して、帝国民を我が子のように愛するという内容だった。「リーザ、これで皇帝陛下の許可をとっているのでいじるのはまずいかもしれません。」エドワードが私の顔色をうかがいながら言ってくる。「言われたことしかできないのでは、今に見捨てられますよ。想像を超えてこそです。何度も見せるには人の心の奥底の欲望を突かないとなりません。それは品行方正な陛下ではできぬこと、臣下である私たちが察して俗なものにしなければ。最近は、小説でも何でも陛下とアーデン侯爵令嬢をモデルにしたものが溢れています。どれも陛下の意向が強く出てしまっていて、同じに見えるので差別化を図らないと。」陛下は温室育ちの良い子ちゃん過ぎるのだ。そして、帝国に溢れるすべての脚本や小説を自分のチェックを入れてから、世に出させている。良い子ちゃんチェックが入ったものは、全部教科書のように説教くさい。私はエドワード様に儲けさせたいので、ここは抜け駆けで冒険させて貰うことにする。「俺もいじってしまって良いと思います。」ダンテが援護射撃
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-12-10
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