~18話後キースside~ジャックの立ち去った方向にキースは進んでいたはずだった……が、明らかに先程の造りとは違う廊下を進んでいた思い返せば、別棟に渡ってしまったような気がしてきていた薄ぐらい廊下の奥深くに辿り着くと、かすかに人の気配がする「ここか?」キースは扉の鍵の穴から室内の様子を窺った「ソフィアちゃん‼︎ 扉から離れていて!すぐに助けるから」キースは外側に取り付けられた錠を刀の柄で叩きつけて破壊した後、扉に思いっきり体当たりをした「ソフィアちゃん!無事っすか?どうしてこんな所に?って、え⁉︎ あ、あなた様は…やばっ、す、すぐに解くっすますです」キースはソフィアと、一緒にいる男性の縄を早急に解いた「いやぁ、助かったよ、君は?」「お、俺はキースと言います!治安隊の騎士であります!」ビシッと男性に最敬礼で答えるキースは心臓が止まりそうになるほど驚いていた「治安隊……? ということは、グレッグと面識あるのかな」「はっ!俺はグレッグ先輩にはお世話になっています。あ、あの、どうしてアレクセイ様がソフィアちゃんと……?」キースは隣にいるソフィアに視線を向けるキースの視線を捉えた女性は、にこりと微笑みを浮かべる「キースさんとおっしゃるのかしら?ソフィアさんのこと、詳しく教えていただける?」キースは自分達が誘拐されたことを二人に伝えた。そして二人からも事情を伺った✳︎✳︎✳︎時を遡ること少し前カムフラージュされた貸切の荷馬車が、ノーマン邸へと向かっていた前方にアンジェリカ、後方には男達が乗っていたあの男は別行動となったフードを被り顔を隠したまま、アンジェリカは馬車の隙間から通りを眺めていた「あれは!ちょっと止めなさい!あなた達、あの女がソフィアよ!さっさとおりなさい!」腰まである長い金髪の女性と、ゆるやかに髪を束ねた黒髪の男性が腕を組むように寄り添って歩いていた「リリー、いったいどこへ向かっているの?」「たしか、もうすぐですわ、どうしてもお会いしたい人がいるの」「皆に隠れて会わないといけない人なのかい?」「アレク、隠れるだなんて人聞きが悪いですわ、それにアレクには護衛がついているのでしょう?」「あぁ。まぁ護衛がいなくても問題ない。リリーのことは私が守るから。それに、きちんと身につけてくれて嬉し
آخر تحديث : 2025-12-16 اقرأ المزيد