エドの屋敷の庭を歩いて案内された先は、噂の植物園だった。 そこはドーム型の屋根がある大きな建物で、いわゆる温室になっている。透明な屋根と、透明な壁で外からも中が見えた。 扉を開けて中に入ると春先みたいな感じで温かい。 そして、通路の左右に広がるたくさんの緑たち。「うわぁ、すげえ」 俺は声を上げながら見たこともない植物たちを見回した。 まるでジャングルみたいにたくさんの木が生えていて、花壇にも草花が植えられている。 すげえ。としか言えない。 俺にわかるの、バラとユリとスズランぽいやつだけだ。でもなんか違う感じがするけど。 あれ、ユリって毒あるんだっけ。そう思って俺は前を歩くエドに声をかけた。「なあ、ここにある植物ってみんな毒あるの?」 「毒あるのもあるけど、そこまで危ないものはないよ。そういうのは別の区画の、鍵がかかった部屋の中にある」 って言って、エドは前方を指差す。 その先にあったのは、三角屋根の小さな小屋だった。そこも透明な屋根で温室になっているみたいだけど、何か異様な雰囲気を感じる。 壁は金属の網が張られているみたいで、ここの開放的な壁とは全然違う。遠目でよくわかんないけど、あれじゃ中、見えねえんじゃないかな。 俺はそれを見て思わずぶるっと震える。 その小屋から目を離さないで、俺はエドの腕を掴んで言った。「なあ、何か怖いなあれ」「あの中には毒の材料になる植物があるんだよ。トリカブトとかドクゼリとか」 その植物の名前は俺でも知ってる。やべえやつじゃね? そう思うとその小屋がすっげーやばい呪物に見えてくる。「まじかよ……」「まあ使うことなんてないだろうけど。他にも魔法薬の材料とかも育ててるんだよ。ほら、前にルカに飲ませた媚薬とか」 エドは俺の腰に手を回しながら言い、俺に笑いかけてくる。 それは夏休み、エドの別荘に行った時の話だよな。 そのことを思いだすと俺は身体の奥がジン、と熱くなるような気がした。さっき散々シたばっかだって言うのに。きれいに舌から残ってるはずのないエドの精液が、中に残ってる気がして腹が疼きだす。 目を泳がせつつ俺はエドを見つめると、彼は俺を引き寄せて唇が触れるか触れないかくらいの距離まで顔を近づける。 エドの紫色の目に俺の戸惑った顔が映ってる。 楽しそうな笑みを浮かべ、彼は言った。「
최신 업데이트 : 2026-01-25 더 보기