All Chapters of カンタレラ〜毒公爵の甘い愛に溺れる〜: Chapter 81 - Chapter 90

92 Chapters

81 言えてよかったけど

 とりあえずエドに見合いの事を言えてよかった。 でも心配は消えない。 屋敷に帰って明日提出予定のレポートの用意をしていると、扉を叩く音がした。 来たのはメイドで、マリアがお茶を一緒に、と言ってるらしい。 俺はレポートを持って妹の所に向かった。 一階の、いつも俺とマリアがお茶を飲む部屋。 床に座りこんで何かを書いているマリアの姿がそこにあった。 マリアは俺の姿を見ると、大きく手を振った。「あ、お兄ちゃん!」「マリアお帰り」「うん、ただいま。今お茶とケーキ、用意してくれてるからもう少し待ってね」 と言い、マリアはニコニコと笑う。 この様子だと、マリアは俺の見合い相手のこと知らねえんだろうなぁ。 だまっとこう。 俺はマリアの向かいに座り、テーブルにレポートを置いて続きを書き始めた。「お兄ちゃん、宿題?」「うん、まあそんなもん。マリアは何書いてるんだ?」 そこで初めて俺はマリアが書いている物を見る。 それはスケッチみたいだった。 人形の服かな。 ドレスの絵がいくつか書いてある。わりとうまい。「これはねー、お人形のお洋服なんだー。部活で作るんだけど、どんなデザインにしようかなって思って」 言いながらマリアは紙に絵を描き始める。「へえ、そう言うのも考えるんだ」「うん、そうだよ。芸術祭に出品するから」「芸術祭なんてあるんだ」 マリアの顔を見ると、彼女は大きく頷く。「うん。夏にあるんだー。去年は一年生だったから出してないけど今年は出すんだー」 マリアはスケッチを見つめてどうしよう、って呟く。 そんな妹の姿を見て、ちょっと安心する。とりあえず充実してるんだなぁ。 マリアにも見合いの話があったと思うんだけど、どうしたんだろう。「マリアは見合いするの?」 俺の言葉に、マリアはピタッと手を止める。 そして、うーん、と呻った後顔を上げて苦笑した。「そうねぇ。国王陛下の紹介だし断るのはちょっと……」「だよなぁ……」 やっぱりそう思うよな。俺もそう思うもん。 マリアはうんうん、と頷いて言った。「だからとりあえず会おうとは思ってて。来月にはお相手と会うことになったみたい」「来月かぁ……俺、まだ何にも言われてねえぞ」 いつ会うか、なんて話はしてない。たぶん。 するとマリアはちょっと驚いた顔になる。「あれそうなの? 
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82 マリアの見合い

 六月に入って、夏の始まりを感じるようになった。 ちょっと話せる同じゼミの子たちに聞いたら、皆見合いの話はあるらしい。中には結婚が決まっているやつもいて驚いた。 だってまだ、二十一歳だぞ? それでもう結婚なんて……いやでも、俺の父親、十八歳で駆け落ちしたんだっけ。それを思い出すとなんか変な気分だった。 よく十八で駆け落ちしたな。しかも王子なのに。世間のことなんてろくに知らなかっただろうに。 普通に仕事して俺たち育てて。すげえなほんとうに。 そして迎えたマリアの見合いの日。 なぜか俺と国王陛下が同行することになった。 着慣れないスーツを着て、ドレス姿のマリアと共に王宮の一室でその時間を待っていた。 俺の隣に座る、淡いピンク色のドレスを着たマリアは緊張しているみたいで、膝の上で両手をぎゅっと握って微動だにしない。大丈夫か、これ。 用意されたお茶に全然手をつけてねえぞ。 俺は心配になって、お茶の入ったカップを手に持ち言った。「……マリア?」 すると、マリアは大げさにびくん、と震えて驚いた表情で俺を見る。「な、な、な、何?」 すげえ上ずった声でマリアは言った。 そんな様子を見て俺は尚更心配になってくる。「大丈夫? なんか緊張してる?」 俺の問いかけに、マリアは不安の色を浮かべて大きく頷いた。「だって、お見合いだよ? 緊張するよぉ。おトイレ行きたくなったら嫌だから、飲み物飲むのも怖いし」 と言い、泣きそうな顔になる。そんなにか。 まあ俺も本番になったらたぶん緊張するだろうけどさ。 俺はちょっと悩んでカップをテーブルに置き、マリアの方を向いて震える肩に触れた。 すると大げさにまた、びくびくっと震えてじっと俺の方を見る。「大丈夫だって。会って話するだけなんだから」「でも国王陛下が一緒なんだよ? 大丈夫なわけないじゃないの」 それは確かに普通の見合いと違うなぁ。そう言われると俺、何も言い返せなくなる。「だい、じょうぶだって。うん、大丈夫。国王陛下が一緒っていったってずっと一緒にいるわけじゃねえんだし。公務だってあるんだからさ。だから大丈夫!」「でもぉ」 と、マリアは不安げに瞳を揺らす。 そんなやり取りをしていた時だった。 扉を叩く音がして、俺たちは大げさにびくついた。 中に入ってきたのは王宮の執事だった。 「お時間
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83 誕生日のお祝いに

 マリアの見合い相手はマリアを気に入ったみたいで、また会う約束をしたらしい。 マリアが何人と付き合ってるのかわかんねえけど、誰とエンディングを迎えるのか楽しみなような怖いような気がする。 つうか何人いるんだ、キャラ。 俺の見合いも近づく中、その前にイベントがある。 それは俺の誕生日だ。俺の誕生日は六月の終わりだ。見合いはその直後に予定されている。 だからその前に俺はエドと会う約束をしていた。 エドには土日、泊まるからあけるように言われただけで詳しいことは聞かされていない。 何するんだろうなぁ。どこに泊まるのかも教えてくれねえし。 そして楽しみにしていた週末がやってきた。 旅行用のカバンに服を詰めた俺は、迎えに来たエドの家の車に乗り込んだ。 エドは俺を見るなり微笑んで言った。「ルカ、おはよう」 黒地の半袖シャツを着たエドが俺に手を振る。「おはよう、エド。なあどこに行くんだ?」 車に揺られながら俺はエドに尋ねた。 彼は俺の太ももに手を置き、言った。「海辺にあるホテルに泊まろうと思って」「ホテル?」「うん。家じゃゆっくりできないし、別荘は夏に行きたいし。だから今日は海のホテルに泊まるんだ。ルカは船、大丈夫だよね?」「たぶん」 大丈夫、って言えるほど船に乗ったことがないけど。だって俺が住んでいた地域に海、なかったから。 ちょっと不安な色が浮かんだんだろう、エドが膝に置いた俺の手に自分の手をそっと重ねる。「無理はしないでね。乗れたらな、位だし。大きい船だから大丈夫だと思うけど」 そういうもんなのかな、ちょっと心配だけどでもエドと一緒だもんな。 俺は重ねられた手とエドノ顔を見比べて言った。「そうだな、うん。楽しみにしてる」 そう答えると、エドは頷き俺から手を離した。  車に揺られること一時間以上だろうか。 一回休憩をはさんだとはいえ、けっこうな距離だった。 車がついた先、それは海沿いのホテルだった。 二階建ての大きな洋館。深い海みたいな濃い青い屋根が特徴的だった。「すげえ……」 なんか高そう。っていうのが正直な印象だった。 ドアマン、っていうのかな。帽子をかぶったホテルのスタッフが荷物を運んでくれる。 受付で俺たちを出迎えた年配の男性は、にこやかに笑い言った。「カルファーニャ様お待ちしておりました」 そ
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84 砂浜

 ホテルを出て俺たちは砂浜へとおりる。 夏の始まりとあって日差しはちょっと強いけど海からの風が半端なく強い。「風やばいっ」 言いながら俺は思わず隣を歩くエドの腕を掴んだ。 辺りにはちらほらと人の姿があって、波打ち際に立ったり砂遊びをしている姿が見える。「きらきらあったー!」 そう声を上げた子供が、拾ったものを太陽にかざしているのが見える。 なんだろうあれ。きれいな、緑色をした丸い石みたいだった。宝石みたいにキラキラしてる。「なんだあれ」 宝石なんて落ちてるんかな、こんなところに。「シーグラスかな」 エドの呟きに俺は不思議に思ってエドの方を見た。 彼は俺の方を見て説明してくれる。「シーグラス。ガラスが波で削れて丸くなったものだよ。長い時間、長い距離を旅してここにたどり着いたんじゃないかな」「へえ、まじで? 知らなかった」「まあそんなにたくさん落ちてるわけじゃないけど、子供には宝物だよね」 と言い、エドは笑う。 確かにあんなキラキラしたやつ見つけたら宝石みたいに思うよな。実際あの子はめちゃくちゃうれしそうにお母さんに見せてるし。 「宝探しみたい!」「あはは、そうだね。せっかくだから探してみる?」 その提案に俺は心を弾ませて大きく頷いた。 砂浜にはちらほらと石が落ちている。でもキラキラ光る石はなかなか見えない。「あ、貝」 虹色に光る貝を見つけて、俺はその場にしゃがんでそれを手に取った。 手のひらに乗る小さな貝だ。何の貝かはわかんねえけど。「そういう貝も見つかるよね。何だっけ。潮干狩りっていうんだっけ。砂の中から貝を見つけるやつ」 言いながらエドが俺のそばにしゃがみ込んだ。「潮干狩りは知ってる!」 一回だけやったことある。それは日本人の、春野京佑としての記憶だけど。「小さい頃一度だけ連れてこられたことがあるよ」 そう言い、エドは砂を手ですくった。「へえ、俺も小さいとこに一回だけやったことあるよ、潮干狩り。それも宝探しみたいで面白かった」「そうなんだ。じゃあその時期に海、来てみようか」 「俺はエドと一緒にいれば何でも楽しいよ!」 俺は貝を握りしめて砂の中を探した。 さらさらの砂で掘っても掘っても延々と砂が穴を埋めてしまう。 「俺も、ルカと一緒にいると楽しいよ。楽しそうに砂の中探してるのも可愛らしい
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85 船とホテル

 真っ白な帆に風を受けて船が海の上をゆっくりと移動していく。 スタッフさんが言った通り、船が動き出した時はけっこう揺れた。 ギシギシ、って音がしてちょっと怖かった。陸がどんどん遠くなっていくのが見える。 陸にはさっき俺たちがシーグラスを探した砂浜やホテル、それに町が見える。 すげえ、海から町をこうやって見るの初めてかも。 どんどん遠くなる町から俺は首を動かしておきの方へと目を向けた。 どこまでも続く海と、島が点在している。「小さい島、いっぱいあるんだな」 俺が呟くとエドが言った。「うん。昔はもっと大きかったらしいけど波で削れちゃったらしいよ」「へえ」 なんだろう、この光景どこかに似てる。日本三景だっけ。それにあったような。 船はその小さな島の間を縫うようにして海を渡っていく。 そこまで来ると揺れはだいぶおさまり、俺たちは甲板を移動して船の後ろの方へと行く。 そこには小さなお店があって、飲み物やお菓子を販売していた。 メニューを見るとクッキーとかコーヒーなどの文字が見える。「お店あるんだ」「ね。何か買おうか」「うん」 せっかくだし、と思って俺たちはその店に近づいて冷たいカフェオレとドーナッツを購入した。 そして甲板にある椅子に腰かけて海を見ながらそれを食べる。 酔うんじゃないかって不安だったけど大丈夫だった。デカイ船だからかな。 頭の上を白い鳥が旋回している。なんか狙ってんのかな。って思ってると海へと飛び込んでいくのが見えた。 「おおー」 っていう、乗客の歓声が上がる。なにがあったんだろ。 するとエドがカフェオレを飲んで言った。「鳥が魚掴んで出てきたのかな」「あ、ほんとだ。あの鳥口に魚くわえてる」 俺は頭の上を飛んでいる鳥を見つめて言った。 鳥は魚を飲み込むとまた旋回して海へと飛び込んでいく。 すげえ。こんなの見たの初めてだ。「夕食で魚料理がでるよ。海沿いだし、きっとすごくおいしいよ」「あ、そっか。すっげー楽しみ!」 ここに来て山いったり海に来たりして楽しい事、多いなぁ。 約一時間近くの航海をして、陸へと戻る。 帰りにシーグラスを加工してアクセサリーを売ってる店によって、日が暮れてくる。 太陽が海の向こうに沈んでいくのが見えて、俺はじっとその様子を見つめた。 夜空に星が輝いているのが見える。
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86 お酒を飲んで

 ワインを三杯飲んで、チーズも食べて。いい感じに酔ってきた。 俺は空になったグラスをテーブルに置いて、エドにしがみ付いた。「エドー」「おっと」 エドがちょっと驚いたような声を上げたあと、俺の肩をそっと抱いてくれる。 俺はエドの顔を見上げて言った。「一緒にいてくれてありがとー」 そして俺は顔を近づけて唇を重ねた。 触れるだけのキスをして、俺は彼の胸に顔を埋める。「酔っぱらうともっと可愛いね、ルカ」 面白そうに言いながらエドは俺の頭をゆっくりと撫でた。 その手つきが気持ちよくって思わず声が漏れてしまう。「んー……」「ルカ」 うっとりとした声で俺を呼んだエドは、俺の顎をとって上向かせるとキスをしてきた。「ん……」 すぐに俺の口の中に舌が入ってきて、ぴちゃぴちゃと唾液が絡まる音がする。 ちょっとお酒の味がしておいしい。「エド……」 俺はエドの首に腕を絡めて自分からもキスを求めた。 エドの手が俺の背中に回って、服を捲り上げて背中を直に撫でまわす。「んン……あ……」 キスの合間に声を漏らすと、エドは喉の奥でくつくつと笑い唇を離して俺を見つめた。「ルカ……もしかしてしたくなってる?」「う、あ……」 エドの、絡みつくような目で見つめられてそれだけで俺の中心に熱が溜まっていくのがわかる。 やべえ……漏れ出る息はすっげー熱い気がするし、体温も上がってきているっぽい。 シたい。でもまだ風呂、入ってねえし。できればもっとこうしていちゃいちゃしていたい。 だから俺はエドの目を見て言った。「ねえ、もっと気持ちいい事したい」「うんじゃあ……ワイン、飲ませてあげる」 と言い、エドはグラスへと手を伸ばすとそれを口に含み、そのまま俺に口づけてきた。「ん……」 エドの唇の隙間から俺の口の中にワインが流れ込んできて、俺はそれをがんばって飲み込む。だけど口の端から漏れ出てしまい、それが顎へと伝っていくのがわかった。「あーあ、漏れちゃった」 面白そうに言い、エドは俺の口からも漏れたワインをぺろぺろ、と舐める。「あ……あぁ……」 ざらり、とした舌が俺の唇を、顎を舐め回し、首にまで下りていく。「え、あ……あン」 俺の声が漏れるのもお構いなしに、エドは俺の首を舐めた。「ひ、あ……あぁ」「ん……おいしいよ、ルカ」 うっとりと言い、エ
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87 重なり合う

 お風呂の中でたくさん甘い時間を過ごした後、俺たちは部屋に戻る。 ベッドに仰向けで横たわる俺に覆いかぶさったエドは、俺に口づけて熱い視線を向けた。「愛してるよ、ルカ」「エド、俺も大好き」 甘い声で答えて、俺はエドの首に腕を絡めてキスをねだった。 唇が重なって、どちらからともなく舌を出す。 びちゃり、と絡まる唾液の音に俺はもっと欲しくなってきてしまう。「エド……エド……」  キスの合間に名前を呼ぶと、エドは俺と舌を絡めながらぷっくりとぷっくりと膨らんでいる胸に触れた。 するとそこからビリビリって電気みたいな甘い痺れがひろがる。すぐに俺の身体は反応をして、ペニスが脈打っているような気がした。 あぁ、気持ちいい。「ンあ……エド……エド……」 唇が離れて、エドは俺の首に顔を埋めてそこをぺろぺろって舐めた。「ひ、あっ」 俺は力を抜いて、エドに与えられる快楽に身をゆだねる。 さっきお風呂に入る時、鏡を見たけど俺の身体、キスマークですごいことになっていた。 本当に刻印みたいで、ちょっと驚いたけど嬉しかった。俺、超エドに愛されているんだってわかって嬉しかったから。 エドはキスマークの上にさらなる痕をつけるように口づけてくれる。 チュウって音が聞こえてきて、俺は思わず腰を浮かせた。「あ……エド、もっとちょーだい?」「うん、いっぱい愛してあげる。だってルカの誕生日だもんね」 笑いを含んだ声で言って、エドは俺の身体にキスの雨を降らせた。 ぷっくりと膨らんだ乳首を摘ままれると、ビリビリと快楽がそこから全身に走っていく。「胸、きもちいい」「ここにピアス、つけられそうだよね。あぁ、いいなぁ。想像したらゾクゾクしてきた」 嬉しそうに言うエド。乳首にピアス? ピアスってこの国にもあるんだ。 想像してみたけど卑猥すぎる。乳首にピアスつけて……それ引っ張られたらどうなるんだろ。 やばい、考えてたら身体がもっと熱くなってくる。 腰を揺らすと、エドは面白そうに言った。「あれ、何を考えてるの?」「う、あ……ピアス、つけられてその……」 そこで俺は言い淀んで目をそらしてしまう。 するとエドは、俺の乳首をくにくにと指でつまんで言った。「そんなこと考えてるん? ルカはすごいエッチだね」「ひ、あ……そ、そんなことな……あぁ!」 乳首をぎゅって
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88 いっぱい穢して?

 エドのペニスがゆっくりと中に入ってくるのを感じ、俺は大きく息を吐く。「あぁ……」「久しぶりだとナカ、きついね」「ひ、あ……そこ、気持ちいい」 先端が前立腺を押しつぶすように入ってきて、奥へと到達したのがわかる。 「奥までついたよ、ルカ。わかる?」「わ……わかる、エド、奥気持ちいい!」 声を上げて俺は自分から腰を振った。 するとグチュグチュって音がして、ナカを抉られてすっげーイイ。エドが動くとそこからビリビリって快楽が生まれて背中を這い上がっていく。 腰揺れちゃう。身体動かすと、シーツで乳首が擦れてそれも気持ちいい。 エドは浅いところから奥まで一気に貫いて、俺の身体がビクン、って大きく震えた。「ルカのナカ、何回抱いてもきついよね」「ひ、あ、あ、あ」 そうなのかな、全然俺には分かんねえけど、ナカがエドのでいっぱいっていうのはわかる。 エドの動きに合わせて腰だけじゃなくってナカまで動いてるみたいだ。 もうイきたい。俺のペニス、パンパンになってて熱が中でうねってる。 それを察したのかエドが無茶なことを言い出す。「ねえルカ。出さないでイってね。ほら、練習したでしょ」「え、あ……そんな、う、あぁ!」 確かに、何回かエドにペニスをリボンで縛られて精液出さないでイく練習したけど、リボンなしじゃあシたことない。 そんなのできるのかよ? だめだ。マグマみたいに今にも精液、噴き出しそうだ。「う、あ、あ、あ」 出さないでってどうしたらいいんだよ。わかんねえよ。「もし出したらお仕置きするかも。ルカにとってはそのほうがいいかもだけど」「え、あぁ!」 お仕置きってなんだろう。そう思ったらビクビクってペニスが震えて、びゅうっと精液が飛び出してしまった。「あぁ……」 やばい、出ちゃった。一度射精が始まったら止められない。 エドは俺の腰を掴んだまま、笑いを含んだ声で言った。「もうイっちゃったの? 早すぎるよ、ルカ」「だってぇ……エドのペニス気持ち良すぎるからぁ……」 言いながら俺は腰をみだらに揺らす。 お仕置きって何かな。もっと俺、ナカ抉って気持ちよくなりたい。 エドは一度俺のナカから引き抜くと、背中をつーっと指先で撫でた。「じゃあお仕置き、しないとね」 その言葉に俺の心臓は大きな音をたてた。 エドは俺に仰向けで寝転がるよ
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89 翌朝

 そのあともエドは俺を抱いてくれて、ナカにも出してくれた。 穢されて、汚されて、嫌だって思うよりも嬉しくって俺は悦びで胸がいっぱいになっていた。 中だしされたのを感じながら、俺はうっとりと声を漏らす。「あぁ……ナカ、あっついぃ」「ナカにでたのわかるの?」「わかる、エドのでいっぱい」 俺が答えると、エドは俺の腹をゆっくりと撫でた。「そうだね、ここに俺の、まだ入ってるよ」 目を細めて笑い、エドはそこを撫でまわす。奥、こじ開けられてそこに出されたからたぶんお腹の中、タプタプになってる。 「ルカのその姿、見てるとゾクゾクしてくるよ」 そう告げてエドは繋がったまま俺に覆いかぶさり、唇を重ねてきた。 エドの好きなように口の中、蹂躙されて、舌、甘噛みされて気持ちいい。 そのあと、エドは魔法で汚れたシーツとかきれいにして、またふたりでお風呂に入って。そこでも俺たちは求めあって繋がった。 その日の夜、俺は変な夢を見た。 ゲーム画面のなか、ヒロインであるマリアが誰かに告白されている。あれ誰だろう。『やったー! マルセル殿下だー』 って妹が喜んでるのが聞こえてくる。 あれ妹? 妹はマリアだけなはずなのに。 そう思って俺はハッとする。これ、そうか夢か。妹の髪の毛が黒いし。 俺、こんな場面見た記憶ないけどな。 妹はエンディング画面見ながら嬉しそうだった。『殿下ってヒロインと従兄じゃねえの?』 そう俺が言うと、妹は強い口調で言いかえしてくる。『従兄弟でもいいの! だってかっこいいじゃない。先生もよかったけど、ちょっと年上すぎるのよね。次はエドアルド狙うんだー』 エドアルドって名前を聞いてびっくりして、そこで俺は目を覚ました。 室内はカーテンが閉じられていて薄暗い。 でも目の前にあるエドの顔はすぐにわかった。まだエドは眠っているみたいで、目を閉じて寝息を立てている。 エドアルドも攻略対象、だもんな。でも。 俺はエドにしがみ付く。 エドは俺のものだ。たとえ妹でも渡したくない。「……ルカ……?」 寝ぼけた声が聞こえたかと思うと、エドが俺の事、抱きしめてくれる。 俺もエドも裸なんだけど、すっげー温かい。「エド……大好き」 言いながら俺はエドの胸に顔を埋める。「ルカ、そんなことされたらまたしたくなる」 そう言ったかと思うと、エド
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90 プレゼント

 朝の散歩をして、俺たちはホテルに戻る。 朝ごはんはパンにソーセージ、卵料理などだ。それに魚料理もある。 どれもおいしかったな。 うきうきと部屋に戻り、俺はベッドに横たわる。「あー、すげー喰った」 そう声に出して、俺は大きく息を吐いた。 昨日の夜、エドとたくさん繋がったせいか、ちょっと身体、怠いんだよな。ナカに入っている感覚、まだあるし。 「ルカ」「おわぁ!」 うつ伏せで寝る俺に、エドが覆いかぶさってくる。正直、ちょっと重い。 俺は身をよじって言った。「ちょ……エド? あっ」 エドは俺の首に顔を埋めてそこに口づけを落としてくる。 すげーくすぐったい。しかも舐めてくるし。「エド、朝からやりすぎ……あぁ!」 首を吸われ、俺は思わず声を上げた。くすぐったいし、気持ちいい。「んー……だって、首見えたらキスしたくなっちゃって。なかなかこういう時間、作れないしね」 と言い、エドは俺の首をぺろぺろと舐めた。 確かに、お互い実家だし、俺は王宮の離れに住んでいるし。家じゃあなかなかこんな風に甘い時間、すごせねえもんな。 外でヤるわけにいかないし、学校はもってのほかだし。「だからもっとルカに触りたい。全部俺のモノだって、印つけたい」 余裕のない声で言い、エドは俺の首に口づけていった。「んン……あぁ……」 俺の声、どんどん甘くなっていく。 エドは俺を仰向けにさせると、シャツを捲って胸にも口づけを落とした。 「エド……あン」「あぁ、ルカ。すごい、昨日の痕がたくさん残ってるよ。もっと痕、つけてあげるね」 嬉しげに言って、エドは俺の肌にたくさんの口づけを落とした。 結局、ホテルをでるちょっと前まで俺たちは甘い時間を過ごし、帰る時間がやってくる。「あーあ、もう帰る時間か」 残念そうに言い、エドは息をつく。 俺は正直物足りなくなってるんだけど、さすがにいまからエドとセックスするわけにはいかねえしな。 そう自分に言い聞かせて俺は、帰りの支度をする。「ルカ」「ちょ……」 背中から抱きしめられたかと思うと、首に何かかけられる。 なんだろう。 エドは俺に抱き着いたまま、耳元で言った。「ずっとルカは俺のものだよ」 そう甘い声で告げ、エドはすっと離れていく。「エド……って、あれ?」 振り返ってエドを見ながら、俺は首に触れる
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