「学園と……敵対?」「コア監視員に姿が見えないなんて、それしか考えられないだろうが。この学園にコア監視員の目の届かない所はない。それが、監視を外し、近寄らせない能力を持ったコア生物がいるなんて、学園と敵対している創造主に決まってるだろうが」 やっと、彼方くんの言いたいことが腑に落ちた。「ナナは……僕に何かをさせるために学園に送り込まれた?」「コア生物は基本的に嘘をつけないって言うから、最初の出会いは偶然だったんだろうな。だけど今は違う。創造主に捨てられたと判断したコア生物は自分からお前の所に来た。お前と同化した。学園の中でそれを知っているのは俺たち三人だけだ」「先生に相談した方がいいと思う?」「やめとけ」 彼方くんは渡良瀬さんの恐る恐るの提案を一蹴した。「俺たちはともかく、コア監視員に認識できないそいつと同化した丸岡がどういう目に遭わされるか分からない。透明ってだけで教員共が大騒ぎしたのに、コア生物の影響で二色を同時コピー使用できるなんて知れてみろ。下手すりゃコア監視員の創造主のお出ましになる。コア研究はコアだけじゃなくコア主まで研究対象だ。創造主程の研究者がどんな実験をするか、想像したくもないぜ」「……丸岡くんとナナちゃんのことを考えると、今は黙っていた方がいいってこと?」「今はな。そのうちあっちから接触があるはずだ」 彼方くんは腕を組んだ。「研究に夢中になるタイプの教師や教員には話さない方がいい。カピパラ……長田のヤツなら、まだ相談できる可能性がある。あいつは気に入った生徒には力を貸したくなるタイプだから、気に入りの丸岡がそう言うことに巻き込まれたと知ったら協力してくれると思うが……他のヤツは厳しい。……教師を見る目を変えた方がいいな。味方になってくれるか、くれないか」 彼方くんは、予想以上に強力な味方になってくれた。 僕と渡良瀬さんだけだったら辿り着けなかった解答を解いて見せた。「彼方くん、ありがとう」「俺がお前に勝つためだ。そんな
Last Updated : 2025-11-27 Read more