ルミナスアークナイツの面々との食事会は盛り上がっていた。これまでの彼らの冒険話などは面白く、カリナも興味が湧いた。カリナのこれまで召喚体を使役するためにしてきた旅の話なども、彼らには面白い内容だったらしい。「その歳でそんな修羅場を潜ってきたなんてね。凄いよ、カリナちゃん」「そうね、どう見ても私達よりも幼いのに。世界中を旅してきたのね。私ももっと外の世界を知らないといけないわ」「そうですね、この討伐が終わったら私はエデンに行ってみたいです。カリナさんの故郷。きっと新たな発見がありそうです」「しかも可愛いしな。いやー、あと数年すればもっと美人になるだろうな」 カインだけはカリナの容姿についての感想を述べた。他の3人から「うわぁ……」という言葉が漏れる。こうやって女性達を自然に口説いてきたのかもしれない。カリナはおのれイケメンめと思った。「アンタねぇ、いくら絶世の美少女でも口に出すことじゃないでしょ。引くわー」「カイン、確かにカリナちゃんは可愛いが、そういうことは言うべきじゃないよ」「ロリコン……」 テレサのトドメの一言でカインはテーブルに突っ伏して撃沈した。「何だよー、本当のことを言っただけだろ」「こいつはいつもこうなのか?」 カリナは無自覚にイケメンムーブを撒き散らすカインに少し苦手意識を覚える。見た目は絶世の美少女アバターだが、中身は違う。そういう目で見られると寒気がする。「そうだね」「そうですね」「そうよ、爽やかな振りして女の子を振り回すから。カリナちゃん、気を付けなさいよ」 3人共同じ感想を述べた。まあ見た目もそうだが、嫌味がある訳ではない。実際モテるのだろう。「ああ、私はそういう目で見られると蕁麻疹が出る。カインには気を付けよう」「褒めたのにそりゃないぜ、カリナちゃん」 一同の笑い声が、客の入りが多くはない金砂の舞踏亭の食堂に響く。「そう言えばカリナちゃんはあの聖騎士カーズ様の妹なんだってね? 僕は彼を目標にしているんだ。どんな人物だったか教えてくれないかな?」 聖騎士クラスのカーセルにとっては、今やこの世界では伝説的な存在であるカリナのメインキャラの聖騎士カーズ。エデンでの立場などのために、一応そういうことにしているが、実際は謂わばもう一人の自分である。それについて話すのは少々抵抗がある。「あ、そうだったわね。
Last Updated : 2025-12-14 Read more