71. 第伍話 持っている牌は安全牌 「というわけで。先ほどの食い伸ばしなどを見極めていると接待麻雀しやすいですよね。要するに接待麻雀なら切ってはいけない部分を切ればいいわけですから」『なるほど、これができるなら自分が当たり牌を持っていない場合でも鳴かせて待ち牌を変化させて放銃ということも可能なわけだ』『まるで神業ね。チュンってそんなに高い精度で読んでたんだ?』「ミナミさんの読みだってすごいじゃないですか。ていうか私に読みを最初に教えてくれたのはミナミさんでしたよ?」『そうだったっけ?』「はい。私がまだ雀荘の新人アルバイトだった時に推理の基礎を教えてくれたのはミナミさんです」『推理の基礎? なんだろ』「ミナミさんは『麻雀は持っている牌ではアガリにくいゲームである』ということを教えてくれました。言われてみれば当たり前なんですけど、ド新人の私にはこれほど分かりやすい基礎的な考えは無かったんです。本当にあの時教わっていてずいぶん助けられました」『あーーーー。言ったかもね! うん、言った言った!』 どういうことかと言うと、麻雀にはいくつかの待ちパターンがあり、それの法則として原則的に自分の持ってないものを求めている。と言えるのだ。 単純な話。麻雀における『待ち』は以下の5つが基本。そのうち3つは持っている牌ではアガリにならないし受け入れ枚数から考えてもリャンメン待ちになるよう心がけるべきなので持っている牌ではアガリにくいとわかる。 1.リャンメン8枚待ち2.カンチャン4枚待ち3.ペンチャン4枚待ち4.シャンポン4枚待ち5.タンキ3枚待ち これは言われてみると当たり前なことなのだが、しかしそれを意識したりはしないのが普通だ。 「この基本的な考えを教えてもらったから私は『読み』が出来るよう
Last Updated : 2026-01-29 Read more