アシュレイもレイトも少しでも有効な魔法を見つけるべく様々な魔法を繰り出しているのだけどこれといった決め手にかけるようだ。 それ以上にゴーレム系モンスターとは思えない素早さと、空を飛べることによる攻撃レンジの広さによって、思うように魔法を発動させられないのが問題だった。 そのせいで防戦一方のソフィアが攻撃に転じられない。 ソフィアには地裂斬、岩破突という対ゴーレムに有効な武技があるのにその技を繰り出すことができずにいた。 レイトも魔法と剣戟を併せ持つトラッシュサイクロンという武技を持っているけれど、あの技は風魔法で剣を包み相手に突き込むと同時に旋風が体内で暴れるというもので、ゴーレム系のモンスターとは相性が悪い。(風魔法は有効そうなんだけどなぁ……) 確かにブラストカッターは確実にガーゴイルの体に傷をつけている。 けれど、破壊力があるという感じでもない。「バーサークラッシュ!」 戦線にヴァネッサが戻ってきた。 それも初っ端から必殺技でだ。 派手だね。 しかも後ろからの不意打ちときた。 ヴァネッサのラッシュによって羽がズタズタになり、ガーゴイルがのけぞる。 ゴーレム系のモンスターのくせに。 おかげで防戦一方だったソフィアに反撃のチャンスが訪れた。「地裂斬!」 ガーゴイルの左手首が切り落とされる。「チッ」 もっとも、ソフィアは腕を狙っていたようだがね。(なるほど!) 何かを閃いたレイトはアシュレイに顔を近づける。 なに赤くなってんの? アシュレイ。「マイクロウェーブって魔法あったよね?」「どうするつもり?」「説明すると長くなりそうだから後でするよ。使い方教えて」 そう言われたアシュレイは頬を赤らめたまま後ろからレイトの手を取る。(鎧が邪魔だなぁ……) この非常時になに邪なこと考えてんだ、おい
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