この階では前の階から引き続き現れるのはトロールだけで、あとは強力になった新種のモンスターばかりだった。 ゴーレムは単一ではなく土、石、鉄と三種に分かれ、デーモンは下位種ではなくなっている。 クレイゴーレムは水魔法にアイアンゴーレムは雷魔法に弱いようだ。 デーモンは目の色によって違う系統の、レッサーより上位の魔法を使ってきて時折スクロールを落としてくれる。 それによってレイトは野球ボール大だったファイヤーボールより大きく、複数の敵にダメージを与えられるドッヂボール大のファイヤーボール2。 水の玉を散弾のように放つウォーターショット。 たくさんの針ではなく一本の槍として飛んでいくアイススピアを使えるようになった。 地上に近くなったためかダンジョン内の所々に湿地・水たまりがあり、リザードマンが出現する。 そのリザードマンは僧侶系の魔法が使えるようで、ドロップ品からクリスティーンもホーリーライト、ブレッシングを使えるようになった。 もう一つ、キュアシリアスという魔法もドロップしたのだけれど、正式な僧侶ではないクリスティーンにはそもそも適性がないのか、単にレベルが足りないのか判らなかったが習得できず、ライアンが覚えることになった。 他にウィル・オー・ウィスプが出てきたが、最初こそ苦戦したもののウォーターショットを覚えたレイトの敵ではなかった。 視覚的には戦闘シーンにアニメーションがついた。 敵の攻撃モーション、味方の攻撃エフェクトなど、これまでの単調だった戦闘が嘘みたいにエンターテインメントになっている。 ついでにSEもサンプリング音源化されたようなリアルなものになっていた。 ダンジョン探索は順調に進み、例によって不必要なまでにこれ見よがしな禍々しい、いかにもボスの部屋という扉の前にたどり着いた。 例によってちょっとしたイベントムービー的に冒険仲間三人がレイトに話しかけてくる。 彼は、アイテムの残量を確認すると、試しに状態を確認するため一人ひとりに声をかけてみた。
Terakhir Diperbarui : 2026-01-12 Baca selengkapnya