「そうですね、お互いわだかまりがあってはこの先王都までの旅も落ち着いてできないかも知れません」 沈黙は気にしていなかっただろうクリスティーンだが、思うところがあったのだろう。 こっちは存外というべきかさすがはお姫様と言うべきなのか、なかなか気遣いのできるレディである。「なるほど、では改めて私から。ファンタジア王国騎士団第十七番隊隊長クリス・パークだ。邪悪なウィザードにさらわれたクリスティーン姫救出を任された我が隊だったが、残念ながら……しかし、お前たちの協力で無事に姫を助け出すことができた。感謝する」「じゃあ、右回りとして次は俺が自己紹介しよう。プリーストのライアンだ。そっちの三人は知っての通り、元はそのウィザードの部下としてダンジョンの第三階層の管理を任されていたんだが……王女様の仲間になった方が得かと思って寝返らせてもらった」 寝返ったと聞いて、クリスはあからさまに軽蔑の態度を示す。(融通の効かないやつだな) と、レイトなんかは思うのだけど。「じゃあ次はあたしかい? あたしはアマゾネスヴァネッサ。そいつがいい男だったのと、ちょうど退屈していたんでついてきたのさ。おかげで退屈しないよ」「ファンタジア王国現国王エドワード・ハッセイ8世の末子クリスティーン・ハッセイです。みなさまに助けていただいて、本当に感謝しています」 と、なぜかそこだけ四頭身のクリスティーンがペコリと頭を下げる仕草が入る。 カワイイなこのヤロー。「ええと……世良玲太です。なんて言えばいいかな? 家でゲームをしていたらこの世界に飛ばされて……」「待て待て待て。え? 今、なんて言った?」 と、やっぱり慌てて聞き返すライアンに「家でゲームをしていたらこの世界に飛ばされて」 と、律儀に繰り返すレイトはやっぱり育ちがいいのか?「この世界ってどう言うことだ? 何か? この世界以外に別の世界があるって
ปรับปรุงล่าสุด : 2026-01-26 อ่านเพิ่มเติม