文化祭が終わればすぐに12月。 すぐに行われるのが、生徒会選挙。次年度の会長副会長を決めるための全校集会。 だけど今年度も生徒会長には他の候補者がおらず、信任投票すら省かれた満場一致の拍手で選任されてしまった。いや、いいんだけどね。 来年からはちゃんと投票して選んでね? でもこれで3年連続、高校生活の全てを生徒会長として過ごせることになった。生徒たちのためにやりたいことだらけのわたしにはありがたい。 講堂で受けた拍手の音を落胆の声に変えてしまわないよう、来年も登校が楽しみになる学園目指して頑張ろう。 今年は意外なことがひとつだけあった。 副会長の立候補が2名で、一歩も譲らないデッドヒートを繰り広げたのだ。 意外だったのはデッドヒートではなくて、立候補した人物。 今年度の副会長である文香と争ったのは、なんとひより。 わたしと同じく2年間の役員実績を誇る文香に対し、わたしの妹というネームバリューを活かして堂々と演説をしたひより。『生徒会長というのは激務です。そんな激務を日々こなしている日々こなしているゆきちゃんを癒し、支えてあげられるのはわたししかいません!』 そんな健気な事を言われたら……。うぅ、わたしはどちらを応援すればいいんだ……。ただ全校集会でゆきちゃん呼びはやめようね。 投開票はその場で行われる。 得票数はほぼ互角で最後まで勝敗が決しなかったけど、最終的に副会長の座についたのはひよりだった。おめでとう、ひより。1年間よろしく。 惜しくも落選してしまった文香には会計として活躍してもらい、書記には前年からスライドで穂香。 庶務にはひよりの友達で1年生の|東堂早紀《とうどうさき》ちゃんを指名した。 これで来年度の生徒会の布陣が決まった。 そして選挙が終わればすぐに期末テストの期間に入る。 家では、晴れて副会長となったひよりの赤点を回避するため、つきっきりで勉強を教えてあげる日々。さすがに副会長が赤点はマズ
Last Updated : 2026-02-09 Read more