「ただいまぁ~」 買出しを終えて家に戻るとリビングはすっかりクリスマスムード。 神経を集中させると色とりどりの飾り付けがなされているのが見える。「わぁ~キレイ……」 思わず感嘆の声が漏れると、ひよりが子犬のように飛びついてきた。「ゆきちゃ~ん!おかえり!ねね、聞いて!壁の飾り付けはぜんぶわたしがやったんだよ!キレイでしょ!」 褒めて褒めて。 ひよりに尻尾が生えているのが見える。ブンブン振ってまぁ嬉しそうだこと。「えらいえらい。うん、とってもキレイに出来てるよ」 頭を撫でてあげると満面の笑みでさらに嬉しそう。ちぎれそうなほど激しく振られた尻尾が見えるよ。「クリスマスツリーはわたしが全部やったんですよ」 かの姉からも見える褒めて褒めてオーラ。「ツリーもキレイにできてるね!イルミネーション点けるのが楽しみ」 かの姉も頭を突き出してきた。はいはい。なでなで……。「ゆき、ちゃんとケーキ取ってきた。型崩れもしてない」 あか姉はさすがに頭を出してきたりはしない。 でも目がキラキラしていて言葉以上に雄弁だ。 あか姉にも優しくなでなで。目を細めて堪能してる……かわいい。「ゆき~!重い~ちかれた~。早く片付けてゆっくりしよ~」 キッチンで荷物を置いたより姉が疲れた様子でへたり込んでる。も~仕方ないなぁ。 床に座っているより姉の前にしゃがみこんでなでなで。「だからわたしは頼んでねーだろーが」 そんなこと言いながらもやっぱり嫌がったりせずに黙って撫でられている。 ほんとうちの姉妹たちはみんなかわいいな。 明日はクリスマスイブ。 こんな素敵な人たちをみんな幸せにしてあげて欲しいなと願う。 サンタさんに願うようなことじゃないけど、わたしには……やめておこう。こんな日に考
Last Updated : 2025-12-25 Read more