幸い日曜日には熱も引いてくれて、月曜は問題なく学校に来ることができた。 一昨日の放送事故の結果、なぜかわたしのチャンネル登録者はさらに激増して現在450万人。 なにがきっかけでバズるか分かんないものだ。 より姉の状況はしばらくしてからそれとなくたずねてみることにしよう。 直接聞いても「なんともねー」としか言わないだろうからね、あの頑固姉は。 おまいう?うるさいよ。 クラスメート達も配信を見て心配してくれていたようで質問攻めにあったけど、体調がすっかり良くなっていたので安心してくれたようだ。 音楽の斎藤先生も倒れたことを知っていたようで安静にしておくため今日はわたしの歌はなしということに。先生も配信見てるのね。 そして昼休み。 今日は以前から放送委員の田淵義之(たぶちよしゆき)先輩に打診していたことの打ち合わせで放送室へとお邪魔している。「それじゃ、田淵先輩このまま告知しちゃいましょうか。司会進行はお任せしますよ」「うん、まかせといて」 真面目を絵に描いたような黒縁メガネのずれを直して、放送開始のスイッチをいれる。「ぴんぽんばんぽーん♪これって1回やってみたかったんだよね」「ゆき会長、もうマイク入ってるよ」「え」 ……。 わたしは椅子から立ち上がり、放送室のドアを開けてもう一度締める。そしてわざと大きな音を出して歩み寄り、田淵先輩に挨拶。「田淵先輩、遅くなりました!さぁ放送始めましょうか!あれ?もうマイク入ってるんですか?」「……」「なんか言ってくださいよ」「さすがにその誤魔化し方は無理があるんじゃないかな」 わかってるよ!でも恥ずかしいじゃん! テンション上がってるのバレバレじゃん!「なんのことでしょう?ふふ。それでは田淵先輩、告知をお願いします!」 笑顔で圧をかけてこの話題にはこれ以
Last Updated : 2026-01-10 Read more