All Chapters of コロッケスマイル ~俺様御曹司は、庶民女王と子供たちにご執心!~: Chapter 111 - Chapter 120

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スマイル23 キノコ兄妹はやっぱり問題児 02

 意気揚々と施設に帰ったら、子供たちや美羽に出迎えられ、俺は幸せを噛みしめた。みんなを腕いっぱい抱きしめ、ミッション終了だ。 ごはんだー、と食堂の方へかけていく子供たちと入れ違いに、エプロンを着けたキノコ妹――真凛が現れた。  「お帰りなさーい」「なっ……どーしてここに……?」   眩暈がした。真凛がいるということは、キノコ兄もいるんだろっ!? 「なにそのこの世の終わりみたいな顔しちゃって。私がいたら悪いの?」  悪くはないが、嫌なものは仕方ない。俺はキノコたちがここへ来るなんて知らなかったんだ。 「昨日、ミューちゃんのお手伝いにきて、そのまま施設に泊めてもらいました。仕事の休みが取れたから、今回の土日は私たちも施設のお手伝いするつもりだから、よろしくね」  真凛が不機嫌な顔をしている俺に追い打ちをかけてきたので、怒りのボルテージが上がった。  昨日泊まった上に、土日もいるのかよっ!! ふざけるな! さっさと山に帰れ!! 「ねえ、あなた櫻井王雅って名前なんでしょ? ミューちゃんから聞いた。私、佐伯真凛。よろしくね、王雅」「ああ」  年下のクセに、俺様のコト呼び捨てか? ま、それはどうでもいい。 「アニキは?」キノコの所在を尋ねた。 「布団を片づけてるよ。王雅の出迎えはイヤなんだって」  俺だってキノコに出迎えられたくない。でも、やっぱりいるんだな。 「あの……王雅、真秀君と仲良くしてね?」美羽が真凛の後ろからそっと俺を覗いて言ってきた。 「美羽、お前バカか?」
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スマイル23 キノコ兄妹はやっぱり問題児 03

 「じゃあ、いいじゃん。王雅のコト狙っても問題ないよね? ミューちゃんはお兄と結婚の約束もしてるし、余った王雅がカワイソウだから、私が引き受けるよ」  俺様を余りもの扱い……。 ここまでさっぱり言われると、逆に腹が立たないのが不思議だ。 「俺の意思は無視かよ! 真凛、俺は美羽が好きなんだ。だから――」「ああっ、素敵! もっと名前呼んで、王雅っ。その声、痺れちゃう!」「人の話を聞け!」  なんだコイツは! こんなわけのわかんねえ女は初めてだ。 「今日は私も御飯作ったから、王雅に食べさせてあげる♡」  腕を掴まれ、すごい力で食堂へ引っ張って行かれた。  ああ。モテる男はつらいぜ。ふっ……なんて言ってる場合じゃねえ!  これで美羽がヤキモチ焼いて真凛に嫉妬……とかいう乙女漫画的オイシイ展開になったりしないかな。 しかし現実はそう甘くないことを、10分後に思い知るのだった。   「はいっ、王雅。あーん」    食堂で朝食が始まった。横には真凛がべったりくっついていて、俺に食べさせようと必死になっているから、子供たちにヤジを飛ばされる始末。 離れてくれと言っても聞きやしない。真凛には俺の言葉が通じないんだ。聞く気ゼロ。俺以上に人の話を聞かず自分勝手な行動を取るやつも珍しい。 「自分で食えるから、離れろって何度も言ってるだろ。子供たちも見てるんだぞ」「じゃ、ふたりっきりならイイの?」「そういう問題じゃねえよ。お前とふたりきりなんか、なりたくねえし」「あっち行ってふたりで食べない? ね、そうしよう!」「行かねえ」「じゃ、お昼ご飯はふたりで食
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スマイル23 キノコ兄妹はやっぱり問題児 04

 「王雅にぃ、ヒューヒュー、真凛ねぇとラブラブー」  朝食後、食堂のテーブルの片付けをひとりでしていたら、ライタが冷やかしにやって来た。 3歳児のくせにこんなマセたこと、ドコで覚えるんだろう。 「ライタ! 俺は美羽先生が好きなんだ! 間違えるなよ」「でも、真凛ねぇ、王雅にぃと結婚するって言ってたぞー」   真凛――っ! 子供になにを吹き込んでるんだ!!  「ライタ、よく聞け」俺はライタに目線を合わせるために座って話しかけた。「真凛の言うことはデタラメだ。俺は美羽先生が一番好き――えーっと、ライタがウルトライダーQを好きなように、同じくらい美羽先生が好きなんだ。真凛はどっちでもいい存在だ。お前だって宇宙怪人Xは好きだけど、主人公のキュウの方が好きだろ? それと一緒」  本当は一緒じゃないけど、ライタみたいな子供に説明できないから、あいつの一番好きな戦隊ヒーローで例えた。 「美羽先生がキュウ? んん? なんかよくわかんない!」  ライタは首を傾げている。 「まあ真凛じゃなくて、美羽先生が一番好きってコトだよ。俺にとって美羽先生は正義の味方、ウルトライダーキュウなんだ」「そっか! わかった! 俺キュウのコト、カッコイイからメチャクチャ好き! 一番大好き!!」「そーだろ? 俺にとったら美羽先生がそんな感じだ。間違えないでくれよな」 「そっかぁー! ミュー先生、王雅にぃが来たらメチャクチャ助かるんだって。俺も王雅にぃが来たら嬉しいし、王雅にぃとミュー先生が結婚したらいいと思う!」  ライタ! お前っ、いいこと言う!! お前の誕生日、楽しみにしとけよ。お前の大好きなキュウに会わせてやるからな!! 
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スマイル23 キノコ兄妹はやっぱり問題児 05

 もうすぐ大きなプロジェクトでアメリカへ行かなきゃいけねえのに、キノコ兄を放置したままアメリカなんか行けねえよ。はあ。どうすりゃいいんだ……。  考えごとをしていると、スコップと軍手をアイリが持ってきてくれた。 「おーちゃん、おいもほり初めてでしょお? アイリが教えてあげるよぉー」  イモほりして親密度が上がるのは、どうやら美羽じゃなくてアイリのようだ。それも嬉しいが。 アイリは俺をぐいぐい引っ張って、キープした自分の場所の隣に俺を座らせ、イモほりの説明をしてくれた。 イモの蔦を傷つけないようにかきわけ、とにかくひたすら土を掘るらしい。 「おーちゃん、がんばってー!」  アイリが応援してくれてんだ。頑張らないと男がすたる。俺は必死に土を掘った。 結構手が痛くなってすぐしんどくなったが、アイリがニコニコ笑顔を湛えて俺を見つめているので、投げ出すワケにはいかなかった。男が弱音を吐いてはいけない。  やり通せ、櫻井王雅! 俺はこのイモに勝つ!!  気合で暫く掘っていると、スコップにガチっと音がして、先になにかがぶつかった。  「アイリっ、なにか当たったぞ!」「あーすごい! おーちゃん、もうひといきだよぉ。がんばれー」「よしっ」  ある程度までスコップで掘ったら、後は手で丁寧に掘り、蔦を引っ張ってイモを出すらしい。俺はアイリが教えてくれたように手で土を掘った。 「出て来たっ、アイリ、出て来たぞ! お披露目だっ!!」  紫色のイモの先端が見えたので、ますます興奮してきた。あと少しだ。頑張るぞ! 「もう少し、がんばれー」「おおっ、出たーっ!!」  巨大なサツ
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スマイル23 キノコ兄妹はやっぱり問題児 06

 「王雅、どうしたの? すごく嬉しそうよ」「アイリが色々教えてくれて、友達って言ってくれて、すごく嬉しいんだ。ここに連れてきてくれてありがとう。予定もわざわざ俺のために平日から土曜日に変えてくれたんだろ? 感謝してる」「改まってお礼なんていいのに」  美羽があんまり俺が真剣になって伝えるもんだから、少し照れながら微笑んだ。 俺は彼女の笑顔を見て、なぜか、どうしても、今すぐ自分のものにしたくなった。 アイリが傍にいたがそれよりも、熱く猛る自分のキモチを正直に、今すぐ伝えなきゃいけないと、そんな衝動にかられた。  「ありがとう。俺、美羽や子供たちが、すごく大切なんだ。どんなコトしてても、どんな時でも俺を包んでくれて、あったかくなれるから」   深呼吸した。美羽が俺を真剣に見つめてくれている。 一度瞳を閉じ、高鳴る鼓動を押さえ、再び目を開いた。  「美羽、お前が――」 「王雅ぁーっ! 一緒においも掘ろうよ――!!」   好きなんだ、俺と結婚してくれ、お前と子供たちと一緒に暮らしたい、絶対幸せにするから俺を信じて欲しい、と伝えようと思ったのに。 真凛の大声とタックルで、かき消されてしまった。 「王雅。ミューちゃんとなに喋ってんの? 私というものがありながら」「はあっ!? ちょとt放せ――」  ぐいっと乱暴に引き寄せられ、耳元で囁かれた。「私、本人に直接聞いたんだ。ミューちゃんは王雅のコト、なんとも思っちゃいないって。告白なんかしてもフラれるだけでムダだから、さっさと諦めて私と付き合おうよ」   ――王雅のコト
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スマイル24 ウルトライダーQ 01

 イモ掘りの一件で美羽との親密度が相当下がったまま、暫く月日が流れた。親密度の回復はまだできていない。俺がプロジェクトの仕事で忙しくて、施設にもなかなか行けなくて、美羽と関わることが出来なかった結果だ。 それなのに、そろそろアメリカへ発たねばならない日程が迫ってきた。 詳しい日程はまだ決まっていないが、十月末から今年いっぱいは日本に帰れないだろうと予想している。 出張は出来る限り早く終わらせるつもりだけど、プロジェクトの進行次第ではわからない。  さて。もうすぐアメリカに行かねばならぬ俺。 美羽との親密度は下がったまま。 これで、どうやって同意取ったらいいんだ? 到底取れると思えねえ。恋人昇格は、もはや絶望的だった。   俺はいつまで夜を一人寝で淋しく過ごせばいいんだ? 身体の渇きは、夏に入る前から全く解消されていない。自慢のアレも干からび寸前、瀕死の状態だ。 とにかく、潤いが足りない。肌ツヤも悪くなる一方でイケメンが台無しだ。  まあ、潤い成分については、とりあえずこの際置いておこう。考えても仕方ない。 他の女で間に合わせたりはできない。美羽が好きになった俺には不可能。 真凛なんて論外だ。間違って手なんか出してみろ? 結婚迫られて、俺はキノコと義理兄弟になっちまうかも……。   うあぁー。考えただけで悪寒が走る。   まあ、俺は手を出すつもりは毛頭ないが、逆に出される方を心配している。真凛はなかなかしたたかで強引だし、男みたいな性格だからな。 勝手に寝床とかに入ってきて、勝手に脱がされて、裸で抱き合ってる写真とか撮られて、ヤってもいないのにでっちあげ事実とか作られそうだ。あと、俺のいない間にキノコが美羽に手を出さないか心配だ。 アメリカから帰ってきたらふたりが男女関係になっていたとか、結
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スマイル24 ウルトライダーQ 02

 はー。もう、やめやめ。 今日はライタの誕生日祝いやるんだ。ウルトライダーの計画は、事前に美羽だけに話してある。 ヒーローショーみたいなものは初めてだし、きっと子供たちが喜ぶからありがとう、と言って笑ってくれたんだ。  さ。施設に帰ろう。 今日あたりアメリカへ行くことは、美羽だけにでも話さなきゃな。 どうやって切り出そうか考えながら施設に帰ると、みんなが俺を「おかえり」で出迎えてくれた。 一人一人に礼を言いながら、抱きしめた。  あぁ。もうすぐみんなと離れなきゃいけねえのか。長すぎて死んじゃうかも。 だから、この目に焼き付けておこう。身体に覚えこませておこう。 大切なみんなのために、今は頑張る時なんだって、自分を奮い立たせられるように。  いつもより時間をかけて挨拶を交わした。美羽とも抱擁したいが、さすがにそれはできないから会釈にとどめておいた。 本番が出来ないから、最近特にお前とどーこうなる夢をよく見るようになっちまった。 早く同意して、干からびそうな俺を助けてくれないかな。 エロビームで見つめても、通用しないよなぁ。ため息をつきたくなった。 「王雅、お帰りー」  この声……ため息が出た。真凛だ。 頭痛もしてきた。真凛がいるということは、キノコもいるに違いない。 「なんでお前がいるんだよ」「今日、ライタの誕生日じゃん。お祝いしようと思って。マサキ施設は誕生日にパーティーやってくれるから」  なんでまたキノコ兄妹と一緒なんだ。今日は平穏に過ごせると思ってたのに……。  「相変わらずツレないなぁ。でも、そこが素敵!」   真凛は不機嫌な俺でも良いらしい。目を輝か
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スマイル24 ウルトライダーQ 03

 えっと他には……プールだ! 美羽の水着姿を拝めたのは最高だったし、子供たちといっぱい水鉄砲で遊んだな。あれは楽しかった。 そしてお泊り保育も良かったし、商店街デートでは初めて手を繋いだんだ!  これはなかなか良かったと思う。お菓子の家では満面のコロッケスマイルで写真撮れたな。 思い出すと他にもあるぞ! いいかんじの時、沢山あった……と思う!!  それに、俺がチイのことで潰れそうな時は美羽が抱きしめてくれたし、美羽が辛い時は俺が慰めてやれたし、関わらないでおこうと思っている男に、ここまでのことはさせねえだろ。(多分)  そういうことにしよう。そうしよう。  よし。立ち直った!  想像でヘコんで、落ち込んでる場合じゃねえ。 今後はもっと俺様の都合のいいように考えよう。世界一の男は、悪い結果は考えない。  さっ。飯食ったらイベントの準備だ。今日はライタが大興奮の誕生日になるんだ。 午前中にキュウと宇宙怪人Xが、マサキ施設にショーをしに来てくれるんだ。随分前から予約しておいたからな。 遊戯室を再び封鎖し、あれこれ準備が必要だ。 この際仕方ない。真凛やキノコもいるなら手伝わせよう。人手は多い方が良い。  そんなワケで朝食をさっと済ませ、俺達は準備にかかった。既にサプライズでヒーローショーが開催されることはキノコ兄妹にも伝達済で、話は早かった。 準備を進めていると俺のスマートフォンが鳴った。来客ベルを鳴らすと子供たちが我先に押し寄せて来るから、それは鳴らさず電話をするように頼んでおいたんだ。  着替えや準備をするのは、美羽の仕事部屋を開けてもらった。大事な書類などを子供たちに散らかされたら困るという理由から、普段はカギを掛けてある。 だからここは子供たちが寄り付かないし、うってつけの準備場所なんだ。キノコに案内させて、俺は別の準備
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スマイル24 ウルトライダーQ 04

 食堂に入るとキノコが丁度絵本を子供たちに読んでいた。目が合ったので合図したら頷かれた。美羽や真凛も既に到着していた。  「はーっはっはっはーぁ! ここかぁー! うまそうな子供たちがいるという施設はぁー」   食堂に宇宙怪獣Xが現れた。 黒く棘のあるボディは大きな恐竜をモチーフにしてあり、太い腕に鋭い爪、更に大きく太いしっぽまで棘があしらわれていて、大きな腹から赤い鞭が伸びている。宇宙怪獣Xはこの鞭で相手を捕らえ、捕食する。 着ぐるみだから人間が中に入っているのはわかっているが、なかなか恐ろしい容姿だ。 さっき仕事部屋に行って準備を覗いた時、着ぐるみを見せてもらったが相当重かった。これを着て歩き回ってアクションするとか、すごい仕事だな。俺には真似できない。  今日のショーが大成功したら、報酬は弾んでやるからな。  「キャーっ! 怪獣Xだわ!!」「みんな、Xに気を付けて!」   真凛や美羽が恐怖を煽るように叫んだ。もちろん演技だ。 しかし子供たちの一部は早くも泣き出した。当然だろう。こんな恐ろしい怪獣がいきなり施設に現れたら、怖いに決まってる。自分が食べられるって思うだろうから。  「Xっ、子供たちに手出しさせるか!」  近くにいた俺が偽パンチや偽キックを喰らわせるが、当然だがXはビクともしない。 「地球人のパンチなんか、効かぬわぁー」  Xが俺の腹めがけて腕を振り下ろした。全く痛くないパンチが腹に当たった。 「ううっ……」  俺は顔を歪めて膝をついた。 
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スマイル24 ウルトライダーQ 05

 「王雅にぃ、やっぱりキューマいない」 ライタも気づいたようで、キョロキョロ見回している。「探してくる」 再び食堂の方へライタが向かおうとしたその時だった。 パッ、と遊戯室の電気が消され、辺りが暗くなってパチパチと照明のフラッシュが光った。  「キャーっ」「怖いよーっ」   子供たちが互いに身体を寄せ合って、震えている。 あんまり怖がらせちゃいけないから、暗い照明は手短に頼むという旨は伝えてある。 「王雅にぃ……どうしよう……キューマ絶対怖がってるよぉ……」  自分も怖くて震えているのに、ライタはキューマの心配をしている。 お前、最高だ。世界一カッコイイ4歳児だ。ご褒美に、後で死ぬ程キュウに抱っこしてもらえ。 キュウの一日貸し切り券、お前にプレゼントしてやる。 「大丈夫だ。ピンチになった時は、誰を呼ぶんだったっけ?」  キューマはどこかに紛れたんだろう。施設から外には出ていないだろうから、俺が探しに行こう。 「えっ。でも、マサキ施設になんかキュウは来ないって……王雅にぃ、言ったぞー」  そういやちょっと前、冗談で言ったな。きっちり覚えてたのか。迂闊なことは言えないな。 「いいからっ。Xが来たから助けてくれって言えば、キュウだってマサキ施設に来てくれんだろ」 「そっか。よし、呼ぶぞー」  ライタが単純で良かった。  「キュウ! 助けてーっ!! 友達のキューマがいなくなっちゃったーっ!! Xも来たよーっ!!」 
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