最初はキュウが押していた。しかしXは強い。だんだんキュウが劣勢になってきた。 「がんばれっ! がんばれーっ、ウルトライダーキュウっ!!」 簡易ステージの近くに駆け寄ったライタが大声でキュウを応援した。俺も引っ張られた上に、王雅にぃも大きな声で応援してっ、と怒鳴られた。 「がんばれー」 適当に小さな声で応援していると、ライタにメチャクチャ怒られた。「王雅にぃ、声が小さいっ!! もっと大きな声でっ! キュウに聞こえないっ!!」 「ごめん」 なんでお前に怒られた上に、謝らなきゃいけねえんだよ。 「がんばれー、キュウー!」少し大きな声を出した。 「まだ小さい! もっと大きな声でっ!」 「負けるな、キュウ――っ!!」 やけくそになって叫んだ。 「王雅にぃ、いい調子っ! キュウ、がんばれ――っ!! Xに負けるな――っ!!」 「キュー! キュー! がー!!」 俺の腕の中でキューマも応援している。あまり騒いだりすることがない大人しいキューマが、珍しいな。 キューマの様子を見ながら応援の声をとめると「おー!」と袖を引っ張られてキューマに怒られる。横にいるライタにもホンキで怒られるから、必死に声援を送り続けた。 暫く続けていると、キュイーン、と音楽と照明が変わった。真っ暗に照明が落とされ、キュウにピンスポットでブルーの照明が当てられた。 「ありがとう、マサキ施設のみんな! 君たちの応援は受け取った!! 見てくれ、このパワー!!」 照明が虹色に素早く変化した。赤、黄、青、緑
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