《コロッケスマイル ~俺様御曹司は、庶民女王と子供たちにご執心!~》全部章節:第 171 章 - 第 172 章

172 章節

ラストスマイル 世界一の男 08

 そうそう。真秀と真凛の結婚式も、今度施設で挙げるんだ。 とりあえず先に俺と美羽を祝福してからだって。 海外で挙式させてやりたかったんだけど、パスポートの関係で子供たちを連れて行くのが無理だからどうしようかと思っていたら、真秀や真凛も、俺等と同じく施設での結婚式をやりたいって言ったんだ。  花井の件がカタついてから、用意していた礼に出生調査票渡してやったら、泣いて喜んでたことを昨日のように思い出す。   俺の予想通り、真秀と真凛は本当の兄妹じゃなかったんだ。 病院で取り違えがあったらしい。同じ日に産まれた、双子の兄妹。 そんな偶然ってあるんだな。 まあ、アイツ等が別に本当に血がつながっていても、二人きりしかいないんだし、誰に迷惑をかけるわけじゃないし、別にそのまま愛し合ってもいいとは思うけど。  でも、この世の中では、それはやっぱり道徳的に無理なんだ。だからふたりとも苦しんでいた。  真凛だって真秀との子供を産みたいだろうし、本当の兄妹なら近親相姦になってしまうから、子供は諦めただろう。だから本当の兄妹じゃなくて良かったなと思う。変な話だけど。  それに今日は、真凛が美羽のメイクを担当してくれたんだ。 髪の毛も綺麗に整えてくれるって言ってたな。 彼女の夢は、メイクアップアーティストなんだってさ。でも、その日暮らしの生活が精一杯の自分には、そんなチャンスはなかなかないし、勉強できる機会も無いから、諦めていたんだと聞いた。  だから自分の化粧も派手で濃かったんだな、と納得した。 真凛の夢は、俺が手伝ってやるつもりだ。 センスはあるんだ。機転も利く女だし、頑張る夢は応援してやりたい。  そうだ!  今度サヨ・サクライのカタログに写真撮影する時、メイクとして同行させ、真凛を売り込んでやろう。 後は彼
last update最後更新 : 2026-06-07
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ラストスマイル 世界一の男 ファイナル

  「みなさま、お待たせしました! 今から、ミュー先生、あ、違った。新婦の登場です!」   どっ、と遊戯室に笑いが起きた。ガックンが司会を進めてくれるようだが、勿論プロじゃないから間違えてしまった。でも笑いがあって、楽しい。 遊戯室の入り口に、オフクロが美羽のために作ってくれたという、純白のドレスに身を包んだ花嫁が現れた。   『生きる意味 探してた あなたに逢うまでは 鮮やかな夢 心繋ぐ 深い絆...…』   美しいピアノの調べに、女性ヴォーカルの透き通る声が遊戯室に響いた。   ゆっくりと、恭一郎にエスコートされた美羽が、俺の方へ向かって歩いてくる。 オフショルのドレスなのに、シンプルで上品で、とても洗礼されている。  流石、サヨ・サクライのドレス。  彼女の美しさが、このドレスによってより一層引き立っている。真凛も腕がいい。メイクも完璧だ。美羽は、本当に綺麗だった。世界一の花嫁だ。   『傷つくことで 初めて知った』    美羽ちゃん綺麗だなぁー、と早速、横山と平岡が揃って泣き出した。 案の定号泣している。美羽の親父代わりだっただろうから、無理もない。   『あなたの深い 愛で包まれてた事を』    美羽と出逢って、俺はこんなにも幸せに包まれて、変わったんだ。 いつも美羽が、俺を深い愛情で包
last update最後更新 : 2026-06-08
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