コロッケスマイル ~俺様御曹司は、庶民女王と子供たちにご執心!~의 모든 챕터: 챕터 151 - 챕터 158

158 챕터

スマイル31 愛夜 01

 あれから雑務を片付け、美羽を呼びつけたホテルの部屋に到着した。  最上階の、超高級ロイヤルスウィートルーム。  ワンフロアにたったひとつしかない、ゴージャスな部屋。 この部屋、一泊100万円くらいするんだけど、エスティンの社長が、土産の和菓子の礼にと、特別に用意してくれたから支払いは不要。  さらに今日の会見では、彼が溺愛している娘との久々の食事の予定があったから、こちらは俺に任せてくれと家族の時間を大切にすることを進言した。娘をいちばんに考えて欲しい、と。俺が幼少期辛かったから、子供の気持ちになって欲しいと説得したら、彼にとても感激された。  この部屋は、その見返りってわけだ。料金タダっていうのがいいな。 俺も結構、無料というキーワードが嬉しくなってきた。美羽の影響だ。節約術も身についてきたと思う。  1泊100万円なんて、破格だよな。 俺はそんな金があるなら、寄付するか投資するか、子供たちに玩具のひとつでも買ってやりたいって思うようになってしまった。昔は平気で使ってたけど、今じゃもうできない。 矛盾しているのは解ってる。俺はこんな金額の支払いが当たり前の世界で生きてきたし、それをまだまだ儲けるビジネスとしてやっていくつもりでいる。 その裏で、大金があるなら少しでも寄付して困ってる子供たちを救いたい――そう、思うようになったんだ。 海外では日本よりも、更に貧困で苦しむ子供たちが大勢いる。  親に盗みを強要されたり、身体を売ったり、草を食って生きていたり、悲惨な暮らしを余儀なくされている。  俺が立ち上げた機関で、一人でも多く救ってやりたい。 今回ビジネスチャンスを与えた医療会社に、多くの良質なワクチンや薬を作らせた。医療もまともに受けられない子供たちに、少しでも食料や作った薬を届けたいと思う。 俺の会社で得た利益の5パーセントのうち、医薬品には1パーセントを充てる。残りの1
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スマイル32 愛夜 02

 中に入ってきた美羽は美しくドレスアップしていて、俺の心臓は激しい動悸に見舞われた。 メタリックピンク色のミディアム丈の洒落たドレス。絶対似合うと思った。 綺麗だ。   俺、ちゃんと美羽を手に入れられるのか不安になってきた。 「来いよ」  美羽が入り口付近に立ち止まり、中に入るのを躊躇っていたから、傍に来るように伝えた。彼女は無言で俺の傍にやって来て、向かい側に座ろうとするから隣に座れと言った。   美羽が隣に来た。 ヤバイ。心臓、ドキドキしてる。 冷静になれ、焦るな――そう思えば思うほど、却って動悸は上がった。 オホン、と一回咳ばらいをして、心を落ち着けようと思ったが効果は無かった。 むしろ余計動悸が上がったような気がする。 「美羽。単刀直入に聞く。保留にしてるプロポーズの返事を聞かせてくれ。イエスかハイか、どっちだよ?」  とりあえず断らせないように、選択肢を失くした。 世界最強になる予定の男(オレ)も美羽にかかったら、ダメンズになってしまう。  俺は既に2回もプロポーズ断られている身だ。今回こそはどうにか、いい返事をもらいたい。  「どっちって……その選択肢、イエスしかないじゃない。断る選択肢は無いわけ?」美羽が苦笑した。 「断るのかよ」   なんっっったることだ!!  はぁぁぁー。あんな恥ずかしい会見までやったのに、この期に及んでまだ俺のプロポーズを断るつもりか、この女は。マジでヘコむ。 一体どうすれば、イエスと言ってくれるんだ! 誰か教えてくれ。
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スマイル32 愛夜 04

 「王雅はそんな風に言ってくれるけれど、ほんとうに私で大丈夫なの!? 貴方には私なんかよりも、もっと素敵な女性だって、貴方に相応しい家柄の女性だって沢山いるでしょう? 怖いの……もし、また捨てられたり……裏切られたりしたら、私、今度こそ立ち直れない……」 「……なあ、お前にどう言ったら通用するんだ! 俺はな、自慢じゃねえけど、淋しがり屋で嫉妬深くて、それから……生まれつきエラソーで性格王様だし、楽しみなことがあったら全然眠れない、子供みたいな男なんだよ! こんな面倒な男、その辺の女が簡単に扱えるワケねえだろ! 子供扱うプロのお前じゃなきゃ、美羽。お前しか俺の手綱は取れねえんだ」「……でも」「美羽もそう思ってくれているだろ。俺を扱えるのは、自分しかないって」  俺の言葉に、美羽が俯いた。 「俺が欲しいって、言ってくれよ。俺を好きになってくれたんだろ? だったら俺が一生、誰よりもお前を愛してずっと傍で守ってやる。だからお前も俺の事を一生愛して、傍で守ってくれ」 「王雅……」 「俺は絶対、お前を裏切ったりしない。俺だってお前に捨てられたり、裏切られたらって思ったら怖いけど、美羽は絶対そんなことしない、俺だけを大切にしてくれるって、信じてる。だからお前も、俺を信じてくれ」   彼女を抱きしめ、しっかりとその瞳を見つめながら、俺は精一杯の気持ちを伝えた。     「俺と結婚してくれ。美羽、愛してる」      美羽が息を呑んだ。大きな瞳を更に大きく見開いて、震えていた。   彼女の瞳に再
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スマイル32 愛夜 05

 気が付くと、美羽が俺の腕の中で眠っていた。昨日はハッキリ言って凄かった。 とてもここじゃ言えないすごいことを、美羽にいっぱいお見舞いしてやったからな。  それより本当に、やっとこの手に入ったんだ。  嬉しくて、嬉しくて、強く抱きしめてしまった。 すると腕の中の美羽がもそもそと動きだした。起こしてしまったんだな。悪いけど逃がさねえぞ。  彼女を捕らえた。「ドコ行くんだよ」 「あ、ごめん。起こしちゃった?」 「起きてた。お前の寝顔、見てた」  更にきつく、ぎゅっと抱きしめた。「本当に、俺のモンになったんだなーって思って……嬉しくて」 「苦しいよ」 「あのな、お前をこうやって抱くこと、どれだけ我慢してきたと思ってんだ。まだまだできるけど、どうだ? お前が望むなら、もっと頑張るぞ」  俺も正直言って、こんなに自分ができると思わなかった。 美羽を見ていると欲望が際限なく立ち上がってくるから仕方ない。 「もう無理っ!」即答で断られた。 「なんだよ、いーじゃねーか」「だめ。もう身体もたないわ」  あはは、と美羽が笑った。その笑顔――本当に俺のものなんだ。 そう思うと身体が熱くなった。  やっぱり我慢できない。多分半年分くらい溜まっているから、暫くはこの調子だろうな。 覚悟しとけ。 「頼む、あと一回だけ」  両手を顔の前に合わせ、美羽に懇願した。 「あのね、王雅。私、好きな男とするのは初めてだ
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スマイル32 愛夜 06

  「えっ、今から王雅のご両親に、ご挨拶行くのっ!?」「そうだ。善は急げだ。もう約束は取り付けてあるから。準備できたらすぐ行こうぜ」  一通り着替えや準備を済ませ、俺の両親に今から挨拶に行って、美羽との結婚の許可を取るべく、自宅に向かう事を提案した。 両親へは既に大事な話があるから事前にスケジュールを空けて自宅にいるように、と手回しはしてある。忙しいからな、俺の両親。 オヤジは櫻井グループの現社長だから、あちこち飛び回っている。オフクロの方は、世界的なデザイナーとして活躍しているから、こっちも過密スケジュールなんだ。  美羽を紹介して、結婚するから、って一言伝えるつもりだ。これだけでいーだろーって思ってる。  勿論、抜かりなく昨日のドレスとはまた違う、挨拶用に明るいオレンジ系の色合いのドレスを用意してあるぞ。昨日のパーティーと同じ服装は流石にマズいだろ。 お泊りしてイチャイチャした後に、流れで挨拶来ましたー、みたいな感じに見られるからな。実際そうなんだけどさ。  それより、美羽は色白だから何でもよく似合う。昨日のメタリックピンクのドレスも良かったけど、オレンジもアリだな。明るくて元気な美羽にピッタリだ。   あぁ……なんか興奮してきた。 今すぐ乱して××××したい。  「王雅、でも私……ご挨拶なんて……。行くのが嫌とかじゃないんだけど、ただでさえ難しいと思うのに、素性の事言ったら、もう絶対、結婚に反対されて無理だと思うのよ。だからきちんと考えてから、お話をできればと思っていたんだけど……それにしても急だわ。ご挨拶品も用意してないのに……」「そうだな、反対されると思う。万が一お前を傷つけるようなことを言われても、どうか気にしないで欲しい。俺が守ってやるから。挨拶品なんかどうせ受け取らねえよ。俺の親、フツーじゃねえんだ」
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スマイル33 世界一の女 01

 自宅に到着した。美羽が「やっぱり私なんかお呼びじゃない」とか言い出しやがった。 「堂々としてろ。いつも俺様に啖呵切るあの元気の良さがあったら、問題ねえよ。しおらしいお前なんか、それこそお呼びじゃねえし」「そんなこと言われても……こんなお城みたいなお家に住む人と結婚なんて、やっぱりできない……」「ゴチャゴチャうるせえな。普段どおりしてろ」「無理よ!」  美羽が怒った。 「ホラ、できるじゃねえか。その調子だ」「もうっ、人の気も知らないでっ。知らない!」  プイ、とそっぽを向かれた。カワイイ。ここで押し倒してやりたくなる。 「怒るなよ。悪いな、ちょっとの辛抱だから。うまくできたら、さっきみたいにウンと可愛がってやるから」 「バッ、バカじゃないのっ! ご挨拶行く前なのにあんなコト――……」   さっきの出来事を思い出したのか、美羽が真っ赤になって言葉を詰まらせた。 ホテルに出る前に、すぐすませるからと言って、もう一回シたんだ。 今着用している、オレンジのドレスの美羽が可愛すぎるのがいけない。とても夜まで我慢できなかった。  今まで散々、俺様に我慢をさせてきたのが悪いんだ。これはその反動だ。 そうそう、さっきの美羽は可愛かった。寸止めしたら美羽のヤツ―― 「もうっ! 王雅っ!!」  俺を求めて乱れる美羽を思い出して笑っていたら、怒った声で呼ばれた。 「なんだよ。さっきの可愛いお前を思い出してたんだよ。邪魔すんな」「こんな時にニヤニヤしないで! 何考えてんのよっ、変態っ!!」「メンズは誰でも変態だ」「なっ……」「緊張、
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スマイル33 世界一の女 02

 無駄にだだっ広いリビングダイニングに行くと、既に両親は揃って俺達を待っていた。 「王雅。わざわざ私達を呼び出して、話ってなにかしら? 次のスケジュールがあるから、手短にしてちょうだい」  オフクロから話について聞いてきた。 相変わらず隙の無い身のこなし。俺とよく似た切れ長の目の上に引かれた、紫のアイシャドウにワインレッド色の口紅。きっちりアップにまとめた長く黒い髪は、何時見ても同じだ。 流石はデザイナーだと思うが、家でオフクロの崩れた姿を、俺は一度も見たことが無い。 久々に会うのに挨拶もなければ、お帰りも言ってもらえない。 オフクロは俺の隣にいる美羽に気づいているくせに、その女性は誰かと聞いてもこない。   やっぱり、美羽やマサキ施設とは違う。   俺がどんなに功績を残しても、どんなに仕事で大成しても、この二人から褒められたことも、ねぎらわれたことも、叱られたことさえ無い。俺には無関心を貫いている。   美羽は、未来プロジェクトのことを立派だと褒めてくれた。 いろんなことを一人で背負って頑張る王雅はすごいと言って、抱きしめてくれたんだ。   美羽がくれる言葉は、無機質で冷たい俺の心をいつも温かく包んでくれるんだ。 そんな彼女を大切にしたいと心から思う。 「俺、この女性と結婚しようと思うんだ。彼女は、真崎美羽さん。施設経営をしてる、一般の女性だけど」  オフクロが美羽を一瞥した。「そう。話はそれだけ?」  オヤジに至っては一言も無い。 「いや、話はそれだけって……俺、この人と結婚するけど、いいのか?」「貴方が自分で決めたのでしょう。好きになさい。
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