「……そら、どうかしたのか?」 サナは無防備に首をかしげる。くびれ始めた細い腰から、少女特有の未発達な丸みを帯びたお尻へのラインが、なんとも言えない背徳的な色香を放っている。幼さと妖艶さが危ういバランスで同居するその立ち姿は、ただ見ているだけで理性が削られるような、不思議な魅力に満ちていた。「いや、なんでもない……。早く着替えてくれ」 俺は咄嗟に視線を逸らしたが、瞼の裏には、あの白銀の月光に映える彼女の美しい曲線が鮮烈に焼き付いて離れなかった。サナはそんな俺の動揺など露知らず、鼻歌混じりに新しいワンピースを頭から被り、ふわりと裾を整えた。 着替えを終えたサナがくるりと回った拍子に、まだ慣れないワンピースの裾がふわりと舞い上がった。そこから覗いたのは、先ほど露わになった肌と同じ、淡い桜色のパンツと太ももの瑞々しい付け根だった。 (……下の方まで、隠すことのない薄ピンク色の可愛らしいパンツだったな) 視線をどこにやるべきか迷う俺を余所に、サナは屈託のない笑顔でスカートの感触を確かめている。「普通、隠れて着替えない? サナは、女の子なんだし……」 俺が少し顔を熱くしながら苦言を呈すと、サナは不思議そうに紫色のツインテールを揺らした。「そうなのか? わたしは気にしないぞ。それに、男はこういうのを喜ぶんじゃないのか? 父上の配下たちも、よくそんなことを言っていた気がするぞ。まあ、わたしの裸は見せんがなー!」「……まあ、そうだけど。外では絶対に、そんなふうに脱がないでよ」 この無防備さは、彼女がどれだけ外界から隔絶されて育ったかを物語っていた。この美貌と体躯で外で脱がれでもしたら、それこそ暴動が起きかねない。「分かった! そらの前だけ、ということだな?」 サナは合点がいったように拳を手のひらに打ち付けた。(……いや、そういう意味じゃないんだけど……)と喉まで出かかったが、彼女
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