真壁の身体は、火照っているのに、どこか震えていた。 半脱ぎのフライトスーツを脱がそうとすると、さすがになにをするのか分かったらしく、俺のフライトスーツのジッパーに手を掛ける。「真壁、本当に良いのか?」 今更だが、問うた。「指導をお願いしたのは、僕です」 ホントに分かってんのか? と小一時間問い正したい真っ直ぐな目で、真壁が答えた。 息が詰まるほど、愛しい。 俺がキスをすると、真壁はやっぱりたどたどしく返してきた。 舌が絡み、肌の熱が上がるような気がする。 真壁の肌に触れると、ビクリと小さな反応が返ってきた。「くすぐったいか?」「……あったかいなって、思っただけです」 その言葉と共に、真壁はそっと目を伏せた。 肌が重なり、息遣いが絡む。 まだ触れてもいない部分まで、熱が伝染していくようだった。 やがて──。 俺たちはお互いに何も纏わなくなっていた。 肌が触れ合う音がする。 体温が、音を立てるように重なっていく。 触れるたび、探るたび、真壁は新しい反応を返してくる。 息を吸い、震え、時に声にならない吐息を漏らす。 俺が肩口に手を這わせれば、彼の腰が小さく跳ねる。 背中を撫でれば、まるで〝もっと〟とでも言いたげに、擦り寄ってくる。「ふふ……、かわいいな……」「か……かわいいだなんて、やめてください。恥ずかしいです」 赤くなって顔を逸らしているのに、体は初めて知った快感を欲しがって、素直な反応を示す。「あ……っ、あぁ……っ! 若桐さんっ!」 今まで〝教官〟だったのが、そこで名を呼ぶとは、本当に分からないでやってるのか?「真壁……ホント、かわいいな……」
Zuletzt aktualisiert : 2026-02-11 Mehr lesen