「これって…。」言葉を失う佐和子や涼禾に、「SG警備のこの手の情報って割と見やすいんですよね。」「………。」「?何か?じゃあ、いつ頃盗聴器が付けられたか、たどってみますね。う〜ん………、あっ、ここだ!うわ〜、もう1年近くになりますよ。不用心ですねぇ。でも、このタイプって相手が近くに来ないと聞けないので、ずっと聞かれてた訳じゃないと思います。」雅輝の言動に驚いて言葉も出なかった一同だったが、辛うじて気を取り直した涼禾が尋ねてみた。「盗聴器が付けられているってこと、警備会社は気付かないものなんですか?」「取り付けた時は気付いたはずですが、社内の誰かが隠したんでしょうね。若しくは取り付ける時に協力したか。SG警備の中にスパイがいますね。」あっさりと結論を言う雅輝に、周囲は益々驚いた。その中で、陽亮だけは別の意味で興奮していた。『まさきさん、すごい!ぜったいに先生になってもらう!』ようやく落ち着きを取り戻した佐和子は、取り敢えず雅輝にお茶休憩を勧めた。そしてその間に徹と颯太に事の次第を報告すると、驚いた二人はすぐに家に戻って来た。「やあ、颯太さんお久しぶりです。」呑気に挨拶する雅輝に颯太が、「雅輝君、家の事ありがとう。それで、お疲れの所悪いのだが、会社の方も見てもらえるか。」「勿論ですよ。兄からも申し遣っていますし。異常が有りそうな所の目処も付いています。お昼をゆっくり食べて午後からでもいいですか。」「ああ、助かる。」涼禾と中村さんの手料理で昼食を楽しんだ後、徹と颯太は雅輝と一緒に会社に戻って行った。「雅輝さんてすごいですね。今までのいろんな疑問がいろいろ解決した気がします。」「そうね。SG警備、ずっと信用していたのだけど。」「そうですね。警備の方と事務職の方は別なのでしょうけど、残念です。」「ねぇ、ママ、ぼく、まさきさんに先生になってほしい!」「そうだったわね。でもお忙しそうだから無理は言えないわよ。」「わかってる。でも、新しいおうちになったら家も近くなるんでしょ。」「そうね。」「たのしみ〜!」「お兄ちゃん、いいなぁ。」「かれんだって、りょうおじさんがいるじゃないか。」「そうだった。わたしもたのしみ〜。」「二人とも良かったわね。」「「うん!」」雅輝によって調査された結果、颯太と健人の電話とパソコンは簡単に盗
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