Lahat ng Kabanata ng 氷の戦乙女は人たらし公爵に溺愛される〜甘く淫らに溶かされて〜: Kabanata 171 - Kabanata 179

179 Kabanata

171話

 唇が離れ、銀色の糸がプツリと切れる。(キスって、こんなに気持ちいいんだ……) ぼんやり考えながら、潤んだ瞳でラウルを見上げる。彼は妖艶に微笑み、触れるだけのキスをひとつ、ふたつ、首筋に落とした。その度にカミリアは吐息を零し、身体を小さく跳ねさせた。「可愛いよ、カミリア」 ラウルはうっとりしながら言うと、バスローブを脱いだ、目に入るのは、三日月の焼印。カミリアは焼印にちゅっと吸い付くようなキスをする。「……っ!」「ごめんなさい、痛かった?」 息を呑むラウルを、心配そうに見上げる。目が合うとラウルは優しく微笑み、カミリアを抱きしめた。「ううん、ちっとも痛くない。ただ、驚いたんだ。この焼印ごと愛してくれてるって、自惚れてもいい?」「自惚れなんかじゃないわ。焼印があってもなくても、ラウルはラウルよ。たとえこの焼印が顔にあったとしても、私はラウルを愛してる」「ありがとう、カミリア。愛してるよ」 ラウルはやんわりとカミリアを押し倒すと、彼女の右鎖骨下にキスをする。「ねぇ、ここに僕のものだって印、つけていい? 僕とおそろいの、この場所に」「えぇ、どうぞ」 最低限の性知識しか持っていないカミリアは、よく分からないまま頷いた。ラウルと同じ痛みを分かち合うことはできないだろうが、彼と同じ場所に特別な何かを施されることで、何か見えてくる気がした。 ラウルは鎖骨の下に唇を寄せ、思い切り吸い上げる。吸い上げた皮膚に、歯を立てた。「いっ……!?」 噛まれると思っていなかったカミリアは、小さな悲鳴を上げる。「ごめんね、痛かった? けど、綺麗についたよ」 ラウルはうっとりしながら、ついたばかりの所有印を指先で撫でた。赤い花弁にも見えるソレは、カミリアの色白の肌によく目立つ。「もっとつけてもいい? 今度は歯を立てたりしないから」「えぇ……」 カミリアが静かに頷くと、ラウルは優しい手つきでバスローブをはだけさせ、首筋や胸元にいくつもの花弁を散らしていった。
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172話

「首……、誰かに見られたらどうするの」 カミリアは不満げな目をしてラウルを見上げた。ラウルは笑みを深めるだけで、反省している様子はまったくない。「大丈夫だよ、あと1週間はここにいるんだから。それまでには消えるさ。その時は、見えないところだけ、つけ直してあげるよ」 ラウルはカミリアのバスローブを完全に脱がせてしまった。カミリアは胸を両手で隠し、足を閉じて大事なところを隠す。「こーら、隠したらダメだろう? それに、1回見てるんだから」 催淫剤の件を思い出してしまい、羞恥で全身が熱くなる。あの時のことは、思い出さずにいたかった。「な、なんでそんなこと言うの……」「あの時は素直だったのにね? ねぇ、今からあの時以上のことをするんだよ。だから、手、どかして」 当時のことを意識させられると、余計に身体が強張って、手をどかすどころではない。ラウルはそんなカミリアの心情を察したのか、申し訳なさそうに眉尻を下げる。「ごめん、意地悪しすぎたね。優しくするつもりでいたのに」 ラウルはやんわりとカミリアの手をどかした。形のいい豊満な胸が、ラウルの眼下に晒される。火傷しそうなほど熱い視線に、逃げ出したくなる。「そんなに、見ないで……」「とっても綺麗だよ、カミリア」 触れるだけのキスをすると、首筋、鎖骨、胸元を辿るようにキスを落としていく。頂に到達すると、口に含んで乳首を舌先で転がした。同時に、もう片方の乳首を指先でつままれ、くにくにと転がされる。「あぁっ……! んっ、ダメ……」 甘く痺れるような感覚に、カミリアはいやいやと首を横に振る。この感覚は、催淫剤があったからこそだと思っていた。この程度で感じてしまう自分は淫らなのではないかという不安と、不慣れな快楽で怯えてしまった。「大丈夫だよ、カミリア。痛くしないから」「そうじゃなくて……」「どうしたの?」「その……はしたない、から……」 ぽつりぽつりと言うカミリアに、ラウルは吹き出す。そんなにおかしなことを言ったかと不安になると、目が合った。
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173話

「はしたないなんて思わないよ。感じてくれたほうが嬉しいし、カミリアが僕に触れられて感じてるところ、もっと見たいな」「うっ……」 はしたないと思われていないことに安堵するが、もっと乱れてほしいという要望に、つい顔を背けてしまう。「照れてるの? カミリアは本当に初心で可愛いね」 ラウルは腹や太ももにキスを落としていく。その度にカミリアの口から甘い吐息が零れ、時折身体が跳ねた。 太ももにいくつかの所有印を散らすと、ラウルはカミリアの膝裏に手を回し、軽く持ち上げて足を開かせた。大事なトコロを見られて、恥ずかしさでいっぱいになる。「カミリアのココは、綺麗な色をしているね」 ラウルはうっとりと息を吐きながら、筋をそっとなぞる。それだけで腰が浮き、悩ましげな声が出てしまう。「ちゃんと濡れてるね。ゆっくり慣らしていくから、力を抜いて」 そう言ってラウルは、カミリアのナカにゆっくりと人差し指を入れていく。「あっ、んんっ……!」 強烈な違和感に、シーツを掴む。じわりじわりと押し広げられていく感覚に、背筋が粟立つ。「大丈夫? 痛くない?」「平気……。けど、変な感じ……」「ここはどうかな?」 ラウルは腹部に向かって指を曲げる。違和感しかなかった膣内が、じんわりと熱を帯び、快楽がゆっくり込み上げて来る。「やっ!? な、何……? あぁっ!」 徐々に身体から力が抜けていくような感覚に、カミリアは戸惑う。ラウルは空いてる手で、落ち着かせるように髪を撫でた。「怖がらないで。全部僕に委ねて」 ラウルは優しく声をかけながら、じっくりとカミリアのナカを慣らしていく。カミリアも指が入っている状態に慣れてきたのか、余計な力が抜けてきている。「指、増やすよ。気が紛れることもしようか」 ラウルは指を増やすと、クリトリスを喰む。軽く吸い上げたり舌で転がしたり、時折甘噛みをしながら、指を広げて掻き回し、カミリアのナカを広げていく。「ひあああっ!? ま、待って……んあっ! つ、強すぎるからぁ! あっ、やあああぁっ!!!」 カミリアは呆気なく絶頂し、胸を上下させながら息を整える。
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174話

「大丈夫?」「待ってって、言ったのに……」 どこか楽しそうな顔で覗き込んでくるラウルを、カミリアは恨めしそうに睨みつける。だがラウルが少し指を動かすだけで、その目は潤み、大きく見開かれた。「もう少し慣らそうね。指、もう1本増やすよ」(これ以上増やされたら、どうなっちゃうの……? けど、これを受け入れないと……) 不安はあるものの、ラウルを受け入れるために必要なことだからと覚悟を決め、小さく頷く。ラウルは一度指をほとんど引き抜くと、1本増やして今までよりゆっくり侵入させていく。「んんんっ……! ふ、うぅ……」 圧迫感に、身体が強張る。ラウルの指を締めてしまい、どうにか力を抜こうとするも、うまく行かない。「指、このままにしておくから、深呼吸して」 言われたとおりに深呼吸をすると、少しずつ力が抜けていく。それでもナカの強烈な違和感はどうしようもない。「いい子いい子、上手だね」 ラウルはカミリアを頭を撫でると、再びクリトリスを口に含み、舌先で転がしながら指で徐々にナカを広げていく。「んあぁっ! そこは、や、んんっ! あっ、ダメぇ!」 強い刺激とナカをかき回される感覚から逃げようと、腰をベッドに沈める。その程度で逃げられるわけもなく、お仕置きだと言わんばかりにクリトリスを吸い上げられる。「ひあぁっ!?」 急な強い快楽に、イキそうになるも、イくことができず、熱が体内に燻ってもどかしい。頼めば絶頂させてもらえるだろうかと考えていると、熱いものが入り口に押し当てられる。「もう入れていい? これ以上我慢できそうにないんだ……」 自分を渇望するラウルの目に、胸が高鳴る。カミリアは痛みを覚悟して頷いた。「ゆっくり入れるけど、痛かったら言って」「えぇ……」 カミリアは身体に力を入れないように息を吐くが、緊張が上回ってしまい、上手く力が抜けない。そんなカミリアを、ラウルは優しく抱きしめた。
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175話

「カミリア、僕の背中に腕を回して。爪を立ててもいいからね」 言われたとおりに腕を回すと身体が密着し、安心感を覚える。再びペニスをあてがわれるが、さっきよりもリラックスできた。 熱くて太いものが、カミリアのナカに侵入していく。得体の知れない背徳感と押し広げられていく感覚に、背筋が粟立つ。「あっ、あぁ……」 思ったよりも浅い地点で止まり、ラウルを見つめる。今のところ圧迫感はあるが、痛みはない。「ちょっと痛いかもしれないけど、我慢して」 どういうことか聞く前に、一気に腰を落とされた。あまりの衝撃に、声を上げる暇さえなかった。ナカが熱で満たされているのが分かる。少し遅れて、鈍い痛みが襲ってきた。「いっ……うぅ……」「痛い?」「少し……でも、大丈夫。これくらい、なんともないわ」 カミリアは今まで幾多もの戦場を駆け抜けてきた。その時についた切り傷に比べれば、大したことはない。痛みの種類は違えども、今まで経験してきた痛みに比べれば、可愛いものだ。「少しでも痛むなら、無理しないで。ちょっとだけ、こうしてよう」 ラウルはカミリアを抱きしめ直すと、顔中にキスの雨を降らせた。それはとても心地よく、幸せな気持ちでいっぱいになる。何度か啄むようなキスをすると、ラウルはカミリアの頬を撫でた。「そろそろ動くよ」「えぇ……」 ラウルはゆっくりとペニスを引き抜く。圧迫感が消えて楽になるかと思ったが、カリが引っかかる感覚と引き攣るような痛みに、背筋が震える。「はっ、ああぁ……!」「大丈夫?」「なんとか……」 肩で息をしながら答える姿は、どう見ても大丈夫には見えない。ラウルは額にキスをすると、ゆっくり律動する。最初は痛かったが、徐々に痛みが消えていく。痛みがなくなったことを伝えようと、背中に回していた腕に力を込めた。「どうしたの?」「もう、痛くないから、大丈夫」「本当に?」 ラウルは疑いの目を向けてくる。どこまでも意地っ張りだと思われているのがおかしくて、笑ってしまう。
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176話

「私、そこまで意地っ張りじゃないわ。本当に大丈夫だから」「分かった、信じるよ」 ラウルはカミリアを強く抱きしめ直し、律動を再開させる。先程までとは比べ物にならないはやさに、目を見開く。「あぁっ! はぁ……! 激し、んあぁっ!!」 カミリアは無意識にラウルの背中に爪を立てる。痛みはないとはいえ、男を知ったばかりの身体は、内側の快楽を理解しきれていない。「愛してるよ、カミリア……」 愛を囁かれた瞬間、腹の奥からじわりと熱が込み上げて来る。熱は快楽へと変換し、カミリアをよがらせた。「わ、私も、んああっ! 好き、愛してる……」 甘い声で必死に愛を伝えるカミリアに、ラウルは悩ましげな顔をし、力強く抱きしめ直した。律動は更に激しさを増していく。「あぁ、本当に可愛い……。ずっと大事にするよ、愛しい人……」「嬉しい……も、ダメ……! あああぁっ!!!」 カミリアはラウルにしがみつき、絶頂を迎えた。少し遅れてラウルも小さく唸り、カミリアのナカで果てた。熱い白濁が流れ込み、カミリアの絶頂を長引かせる。「ひうっ、熱ぅ……あっ、ああぁ……」 身体を痙攣させながらすべてを受け入れたカミリアを労る様にキスをすると、ラウルはカミリアから自身を引き抜いた。ヴァギナから、精液が零れ落ちる。ラウルはそれを軽く拭うと、カミリアを抱きしめた。「よく頑張ったね、カミリア」「ラウル……」 カミリアの目はトロンとしており、今にも眠ってしまいそうだ。ラウルは汗で張り付いた髪をどかしてやると、額にキスを落とす。「眠いなら寝ていいよ。おやすみ、カミリア」「ん……」 カミリアはラウルの胸板に顔を埋めると、幸せに満たされながら深い眠りに落ちた。
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177話

 ハネムーンから帰ってから2ヶ月後、シャムスはお祭り騒ぎになっていた。氷の戦乙女と謳われたカミリア・ケリーと、フェガリの新国王であるラウル・マルティネスの結婚式が行われるのだ。 ふたりは教会で夫婦の契を交わすと、馬車に乗ってパレードを行った。両脇にはシャムスとフェガリ、それぞれの騎士が護衛をしてくれている。 国民は歓声を上げ、ふたりを祝福してくれた。「カミリア様! 貴女はシャムスの女性にとって英雄です!」「うちの戦乙女様をよろしく頼みましたよ、王様!」 あちこちから祝福や冷やかしの言葉が投げかけられる。ふたりはそれらに応えるように笑顔で手を振る。 彼らの顔を焼き付けようとよく見ていると、頬に焼印がある黒髪の少年がいた。彼は目をきらきら輝かせながら、両手で大きく手を振ってくれている。「カミリア様ー! どうかお幸せに!」 少年に向かって手を振ると、彼ははちきれんばかりの笑顔を見せてくれた。 折り返し地点の広場に着くと、懐かしい顔があった。自警団に入った時に絶縁した両親だ。ふたりは目にいっぱいの涙を溜めて、カミリアに手を振っている。女らしくしてほしいという両親と、剣技も勉強も頑張りたいカミリアは、いつもぶつかり合っていた。だから、このパレードも見に来てくれないと思っていた。「なんで……」「どうしたの?」 カミリアの異変に気づいたラウルは、顔を覗き込む。すぐに言葉が出てこなかったカミリアは、両親を指差した。「自警団に入団した時、縁を切った両親が来てくれたの」「なんだって? それはご挨拶しないといけないね。悪いけど、馬車を停めてくれるかい?」 ラウルが御者に声をかけると、馬車は両親を通り過ぎて少し進んだところで停まった。途端に人が押し寄せてくるが、騎士たちが守ってくれる。 ラウルは戸惑うカミリアの手を取って一緒に馬車から降りると、カミリアの両親の前へ行く。「初めまして、フェガリの新国王、ラウル・マルティネスと申します。挨拶が遅れて申し訳ありません。娘さんをいただいてもよろしいでしょうか? ダメと言われても、いただくつもりでいるのですが」 ラウルが恭しく挨拶をすると、ふたりは顔を見合わせ、はにかみながらラウルを見上げた。
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178話

「こちらこそ、うちの娘をよろしくお願いします。カミリア、今までごめんね。あなたの噂はよく聞いていたわ」「いつ戦死するか気が気じゃなかったんだぞ。こうしてお前の花嫁姿を見られてよかったよ」 ふたりは緊張しているのか、ぎこちない笑顔をカミリアに向ける。感情が高ぶり、カミリアはふたりを抱きしめた。記憶にあるふたりより小さく感じ、時の流れを実感する。「父さん、母さん、来てくれてありがとう……。私、ラウルと支え合って幸せになるから」 両親は涙を流しながら、何度も頷いた。もらい泣きしそうになるのを、ぐっと堪える。「あとで食事会でもしましょう。それでは、またいつか。ここで降りたんだし、歩こうか」「えぇ、そうね。けど、ちょっと待ってて」 カミリアは馬車に戻ると、レイピアを手にして降りた。この日のために用意された純白のソードベルトにレイピアを差すと、壇上に上がった。「皆様、本日はお集まり頂きありがとうございます。私、カミリア・ケリーはシャムスの騎士として、国民を守るために奔走してきました。これからはフェガリの新国王の妻として、護衛として、彼を支えていきます。また、シャムスでの騎士団長、副団長の経験を活かし、フェガリの騎士達と共に鍛錬に励み、日々精進していく所存でございます」 カミリアの演説に、歓声が上がる。彼らを見回していると、ハーディとラートの姿が見えた。彼らはカミリア達のすぐ近くにいて、ハーディの手には花束があった。 ふたりは壇上に上がると、ハーディはカミリアに花束を手渡し、握手を求める。カミリアはその手を力強く握った。「おめでとう、カミリア。とっても綺麗よ」「ありがとう、ハーディ。元気でね。手紙も書くし、時々遊びに行くわ」 ハーディは溢れてくる涙をあいてる手で拭いながら、小声で待ってると言った。泣かないと決めていたのに、カミリアはもらい泣きをしてしまった。
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179話

「まさかアンタがフェガリ人で、しかも貴族様だったとはな。驚いたぜ。戦乙女様を泣かせないでくれよ? 結構ファンが多いからな。もし泣かせたら、その時は覚悟しておけよ?」「ご忠告ありがとう。カミリアのことは、責任を持って幸せにするよ」 冗談めかして言うラートに、ラウルは苦笑しながら言葉を返す。ラートはラウルと握手をすると、カミリアに向き直った。「最後はこう呼ばせてください、騎士団長。結婚おめでとうございます。シャムスの騎士団は、任せてください」「ありがとう、ラート。心強いよ」 カミリアは涙を拭い、笑みを浮かべて握手を求める。ラートは一瞬驚いたような顔をするも、すぐに微笑を浮かべた。「氷の戦乙女なんて呼ばれてましたけど、いい笑顔じゃないですか。氷というより、太陽みたいだ。今度からは、太陽の戦乙女って名乗ったらどうです? 夜の国の、太陽の戦乙女。いいと思いますけどね」「何を言うんだ」 照れ笑いをすると、近くで聞いていた国民達が声を張り上げる。「皆! 今日から氷の戦乙女様は太陽の戦乙女様だ! 笑顔が眩しい、太陽の戦乙女だ!」 大声の伝言ゲームはすぐに広まった。カミリアは苦笑しながらその様子を見ることしかできない。「まったく、困った人達だ……」「いいじゃないか、太陽の戦乙女。カミリアにピッタリだと思うよ」「もう、ラウルまで……」 カミリアが照れ笑いをすると、ラウルは彼女を抱き寄せてキスをする。国民達は囃したてるが、ふたりの耳には届かない。「改めて言わせて。愛しているよ、カミリア。この先もずっと、その笑顔で僕を照らして」「私も、愛しているよ。この先何があっても、ずっと一緒にいよう」 そう言ってカミリアは、太陽の戦乙女の名に恥じない、眩しいくらいの笑顔をラウルに向けた。
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