RE:CODE MODE CONTESTの正式エントリー締切まで、残り十日。 1207号室の事務所スペースで、良太はノートパソコンを見つめていた。 表示されているのは、参加予定チームの登録情報。 御堂玲奈。 八名。 真壁ミラ。 七名。 他のチームも似たようなものだった。 ヘア。 メイク。 スタイリスト。 デザイナー。 演出。 マネージャー。 アシスタント。 それぞれに名前が入っている。 良太は別の紙を見る。 チーム彩。 歌原彩。 与那嶺良太。 相沢七瀬。 高梨奏。 佐久間博之。 五人。 「……少なくない?」 向かいで資料を読んでいた七瀬が顔を上げた。 「何が?」 「人数です」 良太は画面を回した。 「玲奈さんは八人。ミラさんは七人」 奏も画面を覗き込む。 「ヘアとメイクも別ですね」 「うちは?」 「七瀬さんが両方です」 七瀬は気にした様子もなく答えた。 「できるわよ」 「できるかどうかは心配してないです」 七瀬の眉が少し上がる。 「じゃあ何?」 良太は少し考えた。 「七瀬さんしかできない状態になるのが怖いんです」 七瀬が黙った。 「本番で髪を直してる時に、メイクで何か起きたら、両方とも七瀬さんを待つことになる」 良太は他のチームの登録情報を見る。 「向こうが人数を入れてるのって、そういう時に止まらないためじゃないですか?」 少し間があった。 七瀬が口元を緩める。 「代表らしいこと言うようになったわね」 「褒めてます?」 「半分」 「半分か」 奏が小さく笑った。 良太はもう一度、五人の名前を見る。 《レイラ》 《何》 《誰か呼べない?》 レイラが良太を見る。 《誰かって?》 《お前と昔、一緒に仕事してた人》 少しだけ間があった。 《無理》 《即答?》 《遅いのよ》 レイラは画面を指した。 御堂玲奈のチーム。 そこに登録されているメイク担当。 《この人、私と何度もパリを回ってる》 別の名前を指す。 《こっちはミラのところ》 良太は画面を見渡した。 《もう声かかってるってこと?》 《当然。ノルディが見に来るのよ》 モデルだけではない。 ヘアも。 メイクも。 スタイリストも。 世界へ行きたい人間は、すでに動いている。 《じ
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