大きな叫び声を上げ、カレンはへなへなと床に座り込んでしまった。 どうやら、腰が抜けたらしい。その上、魂が抜けてしまったように上半身までも床に突っ伏して、全く動かなくなってしまった。 アルフレッドは『やり過ぎた!』と我に返る。「カレン、大丈夫か?」 アルフレッドは床に跪いた。「ごめん、そんなに驚くとは思わなかったんだ」 彼はいつものようにカレンの頭を撫でようと手を伸ばしたら……。 パシッ。 カレンから、手をはたかれてしまった。―――まるで、拒絶するように。「本当にごめん、子供のようなことをしてしまって……。許してくれ」 アルフレッドは狼狽えながら、もう一度謝った。 カレンは、ただ単にビックリしただけなので、そこまで怒っているわけではなかったのだが、反射的に彼の手をはたいてしまい、引っ込みがつかなくなってしまう。(これ、いつ起き上がったらいい? 殿下、声を聞いただけで落ち込んでいると分かるのだけど……)「カレン、ビックリしてどこか痛くなったりしていないか。大丈夫か?」 今度は床から動かないカレンを心配し出す、アルフレッド。(殿下、やさしい……。どうしよう)―――次の瞬間。 ぐううう……。 最悪なタイミングでお腹の虫が盛大に鳴り響く。二人の間に微妙な空気が流れた。「―――すみません、私です」 カレンは手を挙げて、上半身を起こす。「グフッ」「あ~、もう!! 言いたいことは分かっています。ビックリして腰を抜かした挙句、お腹の虫まで鳴らした残念な女は私!!! ああああ~、滅茶苦茶、恥ずかしい~!!」「いや、笑ってごめん。元気ならいいんだ。そうか、お腹が空く時間だよな」(殿下、フォローする声が震えていますよ。もう!!)「殿下、色々と取り乱して
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