広場は華やかなムードである。 軽快な音楽に合わせて踊る町民たち。男女のペアが時々その場でくるくると回っている。とても賑やかだった。焼きそばを食べ終えたウミはオレンジジュースを飲みながら観賞していた。はふぅと吐息をつく。 ベルフラウとトウマはとても楽しそうにダンスをしている。幸せそうな笑顔だった。 けれど、ウミの胸には寂しさがかすめる。(私もペアが欲しいですぅ) ふと気がついてステータス画面を出した。 そういえば、アイちゃんはどこへ行ったでしょうか? この場にはいない。 フレンド項目をタップすると、アイギスの名前には緑色のランプが点灯していた。まだインしているようだ。というか、彼女はログアウトをできない。主人がログインしないせいで、アイギスはログアウトをするともう出現できないのだった。(電話をかけてみるです) アイギスへの通話をタップする。 コール音が何度も鳴った。 だけど出ない。 取り込み中なのかもしれなかった。 あうぅ。 出ないです。 あまりしつこくかけるのも悪い。 ウミが通話終了の赤いマークを押そうとした時だ。 電話がつながった。「もしもし、ウミちゃん!?」 画面からアイギスの焦ったような声が響いた。彼女は走っている最中なのか息が弾んでいる。 ウミが話しかける。「アイちゃん、すいません、何度もコールしてしまって」「助けて!」 切羽詰まった声だった。 ウミは眉を寄せて画面に顔を近づける。「助けてって、どうしましたか?」「クレナイに追われてる!」「本当ですか!? 今、どこにいるですか?」「今、広場に向かってる」「ここまで来れますですか?」「何とか」 そこで通話が切れた。 ウミは血相を変えてオレンジジュースのコップをテーブルに置いた。椅子から
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