『あの人』との政略結婚を無事に終え、現在地はハワイでござーいっ! 何で?って?そんなの勿論結婚式の為でーす。 式も無事に終えて、晴れて?私と彼は夫婦になりましたー(仮) 現在はホテルに泊まり、観光旅行中でございます。 …正しくはハネムーン? いや、ハネムーンでこんなに人数来ないよね。うん。 二人っきりだと色々危ないからって友達も含めて皆で観光してるんだけど。 うん、まぁ、多種多様の美人が揃ってるから相変わらず皆避けて通るよね。ありがたくはあるんだけどさ。 通り過ぎる人がみーんな一度は振り返る。罪作りな人達だわ。うんうん。 「おい、美鈴。ぼーっとしてるとぶつかるぞ。俺に」 「だったら、ワザとらしく足止めるの止めて下さい。樹先輩」 「優兎ー。龍也を入れる棺桶発注してくるからちょっと息の根止めといて」 「優兎ー。ついでに猪塚の分も頼む」 「お兄ちゃん達、優兎くんは下僕じゃないんだから。あれこれ頼んじゃ駄目だよー」 「誰か棺桶って所、突っ込み入れるとかしねぇのかよっ」 「…大丈夫ですわ。樹先輩。後の事は私とダーリンが請け負いますわ」 「殺す気満々じゃねぇか」 「ハニー。そんな物騒な事を言ってはいけないよ。だが、そんな言葉を出したい時もあるだろう。そんな時はほら。僕の広背筋でも眺めて心を落ち着かせると良い」 「ダーリンっ…そんなっ。こんな人の目がある所でっ、恥ずかしいですわっ」 「白鳥さーんっ」 「………お前ら。いい加減にしろ。周りに迷惑だ」 鴇お兄ちゃんが盛大に溜息をついた。 ん、確かに。 観光旅行をしつつ、私達は意識をすれ違う人達へと向ける。 怪しい人間がいないか、探すのだ。 もっと詳しく言うのなら、猪塚先輩の所にいたクローンが何故か三ヶ月に一度、ハワイに旅行に行くと言う事を聞き付けたので、その人を探し出して何をしているか有力な情報を掴むのだ。 なのでそのクローンが旅行に行く時に合わせて私達は結婚式を上げてハネムーンをすると言う言い分で、そのクローンを探しに来た訳である。 「聞き込みしますか?」 「うぅん。私達はあくまでハネムーン中だから。そっちは、得意な二人に任せて置こう」 「…そうですわね」 桃と二人頷き合う。 情報収集は別行動している華菜ちゃんと逢坂くんに任せるのです。適材適所。 「さて。それじゃあ私
Read more