ガタァンッ!!唐突に建物が揺れて、私と樹先輩はベッドから跳ね起きた。ベッドの上で作戦会議を続け、二人して寝落ちして、今の振動と音で同時に目を覚ましたのだ。「え?何?今の音?」「俺が知る訳がないだろ。…上から音がしたな」「うん。だよね。…上、調べに行くべきかな?」「…行くべき、だろうな」「上に上がる階段、あったよね?」「あぁ」「でも、慎重に行く必要あるね」「クローンが集まっている可能性もあるからな」「お前の話だとクローンがここまで来たんだろ?だったら、ここにいても危険度は変わらない。一緒に行くぞ」「おー」拳を突き上げ意欲を示したのに、何故か樹先輩は胡乱気な視線を私に向けた。なんで?「お前、気の抜ける声を出すなよ」「ふみ?」「……解ってないならいい」「ふみみ?」樹先輩って時々解らない事言うー。あぁ、でもこれ樹先輩だけじゃないか。さってと、手に入れた色々が入ったウエストポーチを腰に巻いて…うん。準備オッケ。樹先輩は…こっちを見て頷いている。樹先輩もオッケーって事だね。この部屋に戻ってくる可能性もあるにはあるけど、なるべく持って行けるものは持って行こう。…持って行けないのはノーパソくらいだけどね。「行くぞ。美鈴」歩き出した樹先輩の後を追う。念の為にいつもの様にトイレから蠍座の(樹先輩が閉じ込められていた)部屋に行き、そこから外へと出る。樹先輩が周囲を確認して、誰もいないと判断したと同時に走りだす。真っ直ぐ階段へと向かう。「そう言えば、メダルはっ?」「双子座のメダルが残ってた筈だが…」「あ、私もそう言えば乙女座の鍵余分に、持ってるよ?交換しとく?」「鍵をそれぞれ一個残して、メダルに変えておくか」「うん。そうしようっ」階段に向かう前に自販機室へと向かう。そう言えば、樹先輩がお金をゲットしてくれたから…自販機使えるんだよね。ないかな…アレ。…女性のクローンがいるならあって良さそうな…やっぱり無いかー。しょんぼりしながらトボトボとメダル交換している樹先輩の側に寄る。「何探してたんだ?」「髪ゴムー。鬱陶しいのー。髪がー」「あぁ。確かに鬱陶しそうだもんな」「うん。いっそ切ろうかなー」「やめろ。俺が葵達に刺される」「え?じゃあ、切ろうかな」「お前、人の話聞いてたか…?」「一先ずハンカチでまとめておこー
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