穴を華麗に落ちて、ほい着地っ。 さて、お姉様方はっと。 視線を巡らせて、あ、いた。 私はゆっくりと歩いて座りこんで泣いているお姉様方に近寄った。 『やっぱり無理なのよ』 『私達にはこんなこと』 『お姉さん達。落ち込んでいる所悪いんだけど、ここにいると危ないよ?』 と注意しつつ私は唯一言葉が通じていないスペイン人のお姉さんの手を取ってその場を離れた。 多分意味は理解していないけど、残り三人のお姉さんも私と同じ方向に逃げて来た。 途端に天井から黄色と赤の球体がくっ付いて落ちてくる。 ずもんっ。 …ゲームの時の音はもう少し軽い音だった気がするんだけどなぁ。 やっぱり質量の都合上こうなるのかー。 『な、なんでっ…』 『なんでって、何が?』 『私達がこんな目に…』 『……うん。今そんな事言ってる余裕はないんじゃない?』 私はお姉様達を自分の背に庇い、次に落ちて来た緑と黄色の球体を蹴り飛ばし、黄色の球体と黄色の球体をくっつけた。 これは、もしかしなくても結構きつい奴だぞー? でも猪塚先輩だって頑張ってるんだから。 私が音を上げる訳にはいかないよね。 次に落ちて来たのは黄色と赤の球体。 黄色を少し角度を変えて蹴り飛ばして、最初に落ちて来た黄色と赤の球体が同時にくっつくようにする。 すると黄色の球体が消えて、赤と赤の球体がくっつく。 そして、私達がいる所の反対から。 『うわぁっ!?』 猪塚先輩の驚く声が聞こえた。 やっぱりね。対戦モードになってるんだ。 一体どんな変化が出たんだろう? 通常あの有名パズルゲームならば、お邪魔なぷよっとした物が落ちてくるんだけど。 もしそれが落ちて来たならば、上手い事回避してそれを踏み台にして、あの観戦場所まで退避出来るかなって思ってたんだけど。 …違う可能性もある。 ……猪塚先輩が一つ消すのを待ってみるか。 私は落ちてくる球体を2つまでくっつけて3つにならないように調整しつつ、猪塚先輩が球体を消すのを待った。 数分その状態で待機を続けていると、唐突に落ちてくる球体が四角いブロック状態に変化して落下して来た。 ズドンッ。 床凹むんじゃない?とまじまじと見たくなるくらいの音だった。 近寄って触って見る。固い。完全に石だ、これ。触っても熱くも冷たくもない。 叩くとコンコンと音もす
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