「……って所ね。解った?」 「うん。ありがとう、ママ」 お祖父ちゃん家の一室で上半身を起こした状態で私はママから説明と説教を受けていた。因みに華菜ちゃんと愛奈にはしこたま怒られた。ふみぃ~…。 少し休みなさいと行って出て行くママを見送る。 それにしても…ママから今までの一連の流れを聞いても、正直あんまり実感がない。 実は裏世界に行って、城を逃げ出した辺りから記憶がないんだよね…。毒の所為で猫化が進んでいた所為だと思うけど。 ただ…。 顔を横の布団へと向ける。 透馬が大の字で寝ている。 私が意識と元の姿を取り戻した直後、透馬が倒れたのを見て私は慌てて駆けよろうとした。だけど自分も病み上がりだって事をすっかり忘れてて、急激に動いた所為で頭がふらついてぶっ倒れちゃったんだよね、うん。 そんな私と透馬を、皆でお祖父ちゃんの家の布団まで運んでくれて寝かせてくれたみたい。 私の方が先に目が覚めて、ママからこれまで一体何があったのか、透馬がどれだけ頑張ってくれたのかを教えて貰った。 何でママが知ってるんだろうと疑問のまま問いかけたら、なんとママは私達をずっとつけていたらしいの。 裏世界にも付いて来てたんだって。でもママってラスボスじゃない?裏世界にだってママはいるはずで。じゃあ、どうやって?と首を傾げていたら、問答無用で裏世界の自分をこっちに放り投げたって言ってた。ママ、強いね…。娘は遠い目をしたくなるね…。 裏世界にいる間は、あちらの世界のママとして動かなければならなかったってのもあったけど一番の理由はいつ自分の血をあげても良い様にしておく為らしかった。だから透馬にもなるべくあちらのママとして認識させる為途中戦闘もした。一人でずっと魔物と戦い続けてたって。カッコ良かったってママは笑ってた。うんうん。総評して言えば、何してるのママは、ってとこだけど…結果オーライで良しとしよう。 私も透馬も誰も死なない道を目指して進んでいたから、元よりママの命を使うつもりはなかった。ママの立ち位置はラスボス。下手に動いたら本当に私達が戦ってどちらかが命を落としていたかもしれない。結果として、誰一人として命を落としていない訳だし。これほど幸せな結末はあるだろうか? そう思うと嬉しさで笑みが浮かぶ。 「うぅ~…」 そんな私とは逆に悪い夢でも見てるのか透馬が唸りなが
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