収集した映像は、基本はゴーレムが編集している……とアレクシスは言う。 ゴーレムの作業を見せてもらったら、なまじなAIより正確に人物を識別し、メルヴィンと攻略対象の三人が映り込んでいるところをピックアップしてくれている。 膨大な量だと思っていた映像は、それで劇的に量が減った。 ように思えたが── しかし、それだけだって相当量になる。「いや……、ホントに熱心だねぇ、この子」 映像を見ていたアレクシスが、呆れつつげんなりした顔で言った。 画面には、メルヴィンが鍛錬を終えたブラッドリーに、汗を拭くためのタオルを渡しているシーンが映っていたが。 血気盛んなブラッドリーは、人目がないところでは結構積極的にメルヴィンに接触を試みている。 特に、項辺りを嗅ぐのが大好きで、端から見れば背後から抱きついているようにしか見えない。 もっとも、メルヴィンは項を噛ませる気なんて全くないから、ふざけた素振りで「やめてよぉ〜」などと言って、そっと手をほどいてしまったりしているが。 ムッツリタイプのスチュアートの場合、図書館の本棚の影で、触れるだけのキスになるし。 ランドルフの場合は、王太子という権力を使うことが出来るからか、人目も憚らずに、指を恋人繋ぎで絡めたりしてた。 もちろん、こうして列挙すると、攻略対象たちが熱心にアプローチしているように思えるが。 アレクシスが言う通り、メルヴィンはそうなるように相手に隙を見せ、映像に映らないが場合によってはフェロモンで誘うようなことはしているだろう。「スチュアートとマシューって、そんなに仲悪いの?」「兄上は、アルファとして、次期侯爵として、厳しい教育を受けてますから。甘やかされている俺のことが、羨ましいんだと思います」「え、待って。王妃教育の過酷さ、分かって言ってる?」「五度目ですし、あんまり厳しい印象ないんじゃないですかね?」 俺がなんとなく返した答えに、アレクシスが突然吹いた。「な&helli
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