「こちらはどんなに注目を集めていても、しょせんCランクの町でしかないんだ」「SSランクの町長の要請を断るのは、命取りになりかねない」「知ったことか!」 こちとらミアスト大っ嫌いなんじゃ!「だから代理でいいだろ、ぼくはミアストと直接顔を合わせるなんてしたくない! それがどんな結果を生もうと!」「何を言っても町長だろお前は! 町の利益が第一! 個人的な意見はあと!」「町の利益なんて知ったことか! ミアストは大っ嫌いなんだ! 顔を合わせるなんてもってのほか! 話をするなんて冗談じゃない! それで正体がバレるのは死んでも嫌だー!」「拒絶反応がすごい」「気持ちが分からんでもないが……」 サージュとアパルは顔を見合わせて、肩を竦める。 もちろん、ぼくだって無茶を言っているのは分かっている。 Cランクの町長がSSランクの町長に直接会うこと自体、あり得ない。A、Sランクの町長が直接伝令鳥を送ってくるだけでも奇跡のようなもの。それがSSランク直々の手紙で届く……それは、余程こちらを併合しようとしているか、それとも……それだけの魅力を感じているか。 どちらにせよ、グランディールにはSSランクの町長に興味を持たせるほど魅力的な町。この手紙はそれを示している。 それを断るとなると、厳しい結果が待っているのが目に見える。 だからこそサージュもアパルも説得にかかってるんだろうけど……。 やっぱり、ミアストには会いたくないっっっ!「どれか一つだけでも妥協できるものはないか? ん?」 会いたくない、会いたくない、会いたくない……。 けど、会わなきゃいけないってのは決定事項に等しいので……。 ううう~~~~! 町長としての顔をして、いつもの仮面を心で被っていれば、ミアストと話すなんて地獄も何とかクリアできる。 問題は、あっちがこっちを「町から去ったクレー・マークン」だと知った時。 ミアストは絶対にぼくを町に戻るよう説得にかかる。ついでに町ごとやって来いと言い出す。ぼくがぶっちぎれて殴り合いになるのが目に見える……っ! 町長になってから、実は自分がかなり自分の町本当に大好き人間であると思うようになった。 ぼくは、自分のことはどれだけ馬鹿にされても気にならないけど、町のことを馬鹿にされると頭に来るし、言い返したくて仕方がなくなる。 デスポタとピーラーに
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