Lahat ng Kabanata ng 24時間生配信の離島軟禁オーディションで、BL演出をやってみた結果: Kabanata 61 - Kabanata 64

64 Kabanata

第61話 重なったぬくもり

 脱衣所の扉の前でイッセイは振り返り、少し照れたように笑った。「じゃあ、おやすみ」「おやすみ」 水琴も笑顔で返す。 イッセイは軽く手を振ると、そのまま扉の外へ出ていった。 扉が閉まると、水琴はようやく肩の力を抜く。 胸につかえていたものが、少しだけ軽くなった気がした。「ちゃんと話せてよかったな」 隣で颯馬が言う。「うん」 水琴は頷いた。「ちゃんと謝れてよかった」「イッセイもわかってくれたみたいだしな」 イッセイの足音が遠ざかっていく。 二人だけになった空間は、不思議なくらい静かだった。 しばらく無言で見つめ合っていると、ふいに颯馬が一歩近づいた。 その表情はどこか照れくさそうで、それでも嬉しさを隠しきれていない。「……よかった」 ぽつりとこぼれた声は、水琴に向けたというより、自分自身に言い聞かせるようだった。 次の瞬間、ふわりと体が温もりに包まれる。 颯馬が水琴を抱きしめていた。 驚くより先に、胸がいっぱいになる。 背中に回された腕は力任せではなく、壊れ物を抱えるように優しい。 水琴もゆっくりと腕を伸ばし、颯馬の背中へ回した。「心配かけて、ごめんな」 肩口へ小さくつぶやく。「マジで心配した」 そう返しながらも、責めるような響きは少しもない。「でも、もう終わった」 その一言に、水琴は目を閉じる。 少しだけ名残を惜しむように腕がほどける。 目が合うと、どちらからともなく笑ってしまう。「……行こか」「うん」 二人は並んで脱衣所を後にした。 廊下には、夜らしい静けさが広がっていた。 その時だった。 不意に右手が温かいものに包まれる。「……え?」 思わず足が
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第62話 流出

 颯馬と水琴が手を繋いで階段を上っていく様子はしっかりとライブ配信され、視聴者によるコメントはその夜も盛り上がっていた。【コメント欄】MofuCat_22:手つないだーーーーーー!!!!!腐女子Lv999:ぎゃあああああああAoi_0715:今日も供給ありがとうございますBL_is_life:颯馬から繋いだ!?!?!?sakura39:水琴めっちゃ嬉しそうfujoshi_mikan:営業でも何でもいい、尊いotaku_1988:毎日イチャイチャしてて助かるsnow_rabbit:耳元で何か言った?nekoneko_55:「営業」って言ったっぽいwww腐海の民:照れ隠しordinary_man:いや、友達同士でも手くらい繋ぐことあるだろKazu1984:いや、ねーよwsoccer_11:小さい頃ならあるhiro_777:肩組むなら分かるけど手はないかなTomo_JP:俺男だけど友達と手繋いだこと一回もないRiku_25:仲良い友達でも肩組むまでだなBL_is_life:恋人だから繋ぐんだよ(真顔)ordinary_man:営業だからろwMofuCat_22:営業って言いながら毎日距離縮まってるの最高user_8fa91c:え?ちょっと待ってKotaX_00:ヤバいRin_Rin77:X見てordinary_man:なんかあった?news_fast24:炎と颯馬のプライベート写真流出Aki_1103:は???JP_trend_bot:「緋崎炎」がトレンド1位soccer_11:え、ガチ?Yuki_sub02:颯馬との写真流出してるKazu1984:昔の写真?news_fast24:同棲時代らしいRin_Rin77:LINEスクショまで流れてるTomo_JP:嘘だろMofuCat_22:え、え、え???movie_clip_88:過去配信の切り抜きも出てるAki_1103:炎が颯馬だけ私室に呼んでるシーンまとめられてるKotaX_00:しかも2回hiro_777:今の合宿の映像じゃんordinary_man:これ出来レース疑われても仕方なくないか…JP_trend_bot:「炎プロジェクト」が急上昇2位news_fast24:『炎が元恋人をデビューさせるためのオーディション』って拡散され始
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第63話 疑惑

 誰もがテレビを見つめたまま動けずにいた。 画面には、『炎プロジェクト 出来レース疑惑!?』というテロップが映し出され、過去の特番映像まで流されている。 ゆっくりと立ち上がった颯馬に、全員の視線が集まる。 もちろん、その様子も二十四時間配信のカメラが映している。「颯馬……」 誰かが不安そうに名前を呼んだ。 隣を見ると、水琴が静かにこちらを見つめていた。いつもの余裕は消え、心配そうな表情だった。 颯馬は小さくうなずき、口を開く。「……写真もLINEも本物だ」 室内の空気が張り詰める。「昔、炎さんと付き合ってた。それも事実だよ。今は違うけど」 誰も口を挟まない。 重苦しい沈黙を破ったのは龍也だった。「じゃあ、やっぱり最初から決まってたってことか? このオーディション、颯馬をデビューさせるために」「違う」 颯馬は即座に首を振る。「炎さんが俺を合格させるなんて言ったことは一度もない。俺から頼んだこともない。デビューを約束されたこともない」「でも、視聴者はそう思わないだろ」 響が冷静な口調で言った。「審査員は視聴者だけど、その投票だって操作できると思われる。証明する方法がない」「俺だってそう思われるのは分かってる」 颯馬は拳を握り締めた。「でも違うってちゃんと伝えたい」 言い訳を並べても意味はない。 過去は消えない。 それでも、このオーディションまで否定されるのだけは違うと思った。「俺はみんなと同じ条件でここまで来た。レッスンも審査も、特別扱いなんて一度も受けてない」「でも炎さん、お前だけ何回も部屋に呼んでただろ」 葉月の声に、颯馬はうなずいた。「ああ」 否定しない。「呼ばれたことはある」 また空気が重くなる。「でも、審査の話なんかしてない。証拠がある
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第64話 疑心暗鬼

「全部、俺のスマホに入ってた写真だ。秘密だったから、誰にも送ったことないのに、なんで……」 一瞬、部屋が静まり返る。 響がゆっくりと尋ねた。「そのスマホって、今どこにある?」「合宿初日に回収されただろ」 颯馬は答える。「私物のスマホはみんなと同じでスタッフに預けたままだ」 その瞬間、リビングにいたスタッフの一人が表情を変えた。「確認します」 そう言い残すと、二人のスタッフが足早に部屋を飛び出していく。 候補生たちも思わず立ち上がり、その背中を見送った。 数分後。 スタッフたちが戻ってきた。「スマートフォンは……ありました」 安堵しかけた空気を、その続きが打ち消す。「保管場所は荒らされた形跡はありません」 颯馬は顔を上げる。「保管場所って?」「ここの一階のスタッフ専用室です」 スタッフが答える。「クローゼットの奥に全員分を保管していました」「鍵は?」 響の問いに、スタッフは言葉を詰まらせた。「……掛けていませんでした」 その場の誰もが息をのむ。「スタッフしか入れない部屋じゃなかったんですか?」 凱が低い声で尋ねる。「立ち入りは禁止していましたが……物理的に入れないようにはなっていません」 つまり、部屋に入りさえすれば、誰でもスマートフォンを取り出せたということだ。 彼方が小さくつぶやく。「じゃあ……」 その先を、誰も続けようとしなかった。 答えは、あまりにも残酷だったからだ。 この合宿所の中にいる誰かが、スタッフルームに無断で入り、颯馬のスマートフォンから写真を持ち出し、外部に流出させた。 犯人は、外にはいない。 約二十日間、寝食を共にしてきた仲間か、あるいはスタッフの中にいるということだ。 やが
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