ツェットリーニ王国・オーレンブルク公爵邸―――――― 月がひと際美しく光り輝き、その形は欠けることなく全てをこの世界に露わにしている夜。 私は長年片想いしていた人の邸宅に来ていて、彼の力強い腕でベッドに縫い付けられながら体を暴かれている。 少し前までは、話せるだけで天にも昇るほど嬉しく、ただ見ているだけでもいいと思っていた。 それなのに……今ベッドでは彼の美しい指先が私の衣服を剥がしていき、舌が体を這っていく。 そのたびに私の体は女性としての悦びに跳ね上がり、得も言われぬ声を出しながら彼に応えてしまう。 こんな自分は知らない。 そう思うのに、「もっと可愛い声を聞かせて」と言われてしまうと、体が反応するかのように下腹部からは蜜が溢れ出てしまうのだった。 私の股座に美しい彼の顔が埋められ、すっかり濡れそぼった秘所に口付けられると、室内に淫靡な水音が響き渡った。 彼は音を立てながら溢れ出る蜜を全て吸い取ろうと、その舌がすっかり愛液でいっぱいの蜜口の中にぬるっと侵入してきたので、自分のものとは思えない嬌声が止まらなくなってしまう。 「だめっ、ソコは……あぁっ…………ひっ……もうッ」 どうしよう、気持ちいい。 気持ちいいしか考えられなくなっている。 「あ、おねが、ぃ……ドム……キちゃうッ……」 「あぁ……ごめんね、焦らして。ティナが可愛すぎるから、つい。いいよ、イってごらん」 「あ、いッ、あぁぁぁ…………ッ!!」 淫熱が解放された私の体は、ベッドの上で何度もビクンビクンと跳ね上がった。 彼の指、舌、息遣い、全てに反応し、頤はだらしなく開いたまま、愛しい彼の名を呼び続ける。 「ドム……ドム…………ッ」 「もっと鳴いて、ティナ」 彼の言葉が甘くて、全てを委ねてしまいたくなってしまう。 なけなしの理性を総動員するけれどそれも虚しく、初めてなのに体は彼をすんなり受け入れ、硬くなった彼の熱棒は私の最奥に口付けた。 あまりの気持ち良さにどうにかなりそうなのを彼に必死にしがみ付き、やがて私の中はすっかり愛しい人の形を覚えていくのだった。
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