翌日、我が家に小さな来訪者が来ていた。 なぜかディエゴが料理を提供していて、美味しそうにもぐもぐと食べる姿は、普通の幼女にしか見えない。 「ディエゴ、いつから我が邸のホールは勝手に他人が入り込めるようになったのだ?」 「も、申し訳ございません、旦那様!変な力を使われて体が勝手に……!」 ディエゴに魔力を使って料理を作らせていたとは……私は溜息をつきながら、ティナとオブシダン様との様子を見守る事にした。 ティナは始祖の白の魔女ではないにしても、記憶があるせいもあって、2人の間には私では踏み込めない空気感というものがある。 その事自体は微笑ましくもあるのだが、時折ティナがとても遠い存在のように思えて少し不安を覚える時もあった。 オブシダン様は我々の話に耳を傾けながら、奇妙な事を言い始める。 「クリス。最初にお主に会った時に気付き、聞こうと思っておったのだが、お主の魔力、まだ封印されているのは何か術でもかけられたのか?」 私とティナは確かに結ばれ、彼女の記憶も力も全て解放されたものだとばかり思っていたのに。 そこでティナは今までの経緯を全てオブシダン様に説明し始めた。 始祖の白の魔女が殺された経緯も含めて――――話を聞いていく内にどんどんオブシダン様の表情が曇っていく。 彼女の中で始祖の白の魔女は、子供を生み、力が受け継がれた後に寿命で亡くなったと思っていたのかもしれない。 「しかし、まぁ……愚かな人間どもめ、魔女の血に不老不死の効果だと?バカげた噂を流しおって……」 ――――ゴゴゴゴゴゴゴッ―――― 突然邸が揺れ、地鳴りのような音が響き渡る。 怒りだ。 これは始祖の白の魔女が殺されてしまった事への……どちらかと言うと黒の魔女は人の欲につけ込む印象が
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