Tous les chapitres de : Chapitre 21 - Chapitre 30

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21・案外可愛いダリア

 そしてその脇に座り込んでじっと痙攣して喘ぎ声を上げる私を見つめてくる。「な、に?」 息も絶え絶えに問いかけると、オズワルドはさらに私を見つめてぽつりと言う。「お前、よくよく見ると案外可愛らしいんだな」「なに、急に……やっ、止めて! 今ときめいたらまたイッちゃう! ああっ!」「凄いな。ずっと痙攣してるが、今挿れたら気持ちよさそうだ」「い、挿れていいよ。んっ」「こんな状態で挿れられるか。……本当に呆れた性欲だな」 苦笑いを浮かべたオズワルドは何を思ったのか、突然私の下腹部に触れた。その微かな振動が最奥に伝わり、とうとう私は大きな波に飲まれる。そして次の瞬間。「やっ、あっ、ああぁぁぁ!」「!」 自分でも驚くほど勢いよく潮を吹き、ようやく身体の痙攣が治まった。それを見たオズワルドは驚いたように目を丸くして心配そうに私を覗き込んでくる。「おい、本当に大丈夫か?」「ん……ちょっと治まってきた……オズ、抱っこ」「は? 何を甘えた事を」 言いながらもオズワルドは私を抱き起こすと、簡単に身体を流して湯船に運んでくれた。 オズワルドは湯船の中で私を膝の上に乗せて抱きかかえ、ついでに私の頭の上に顎を置いて話し出す。「風呂より温いな」「ここのお風呂、温度低いよね」「ああ。冬は地獄だぞ」「じゃ、冬は遠慮するね。はぁ~……ヤバ気持ちよかった……でも失神まではいかないんだよなぁ……もっとヤッてたら失神できたと思う?」 私が上を向くと、オズワルドもじっと私を見下ろしている。「どうだろうな。次はもっと続けてみるか」「うん!」「冗談だ。この色魔が。本当に死んだらどうするんだ」「えー! そう言えばオズワルド」
last updateDernière mise à jour : 2026-07-01
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22・感化されるオズワルド

 慰み者生活が始まって早一ヶ月。私は大きく伸びをして久しぶりに昼過ぎまで寝ていた。やっぱり何だかんだ言っても身体は疲れていたようだ。 けれどこんな事は珍しい。この戦場にやってきて一ヶ月。休みでも無い日に誰にも呼び出されなかったのはあの体調を崩した日以来だ。 表に出ると、そこら中のテントから喘ぎ声が聞こえてくる。私は起きた事を告げる為にいつも相手を采配してくれる人の所へ行くと、彼女は私を見て言った。「今日はあなたはお休みよ。リスト見て驚いたわよ! あなたここへ来てからほとんど休んでないじゃないの!」「えっと、それは——」 正直に言うべきかどうしようか迷ったが、彼女の顔は般若のように恐ろしい。「前の人が酷い事していたのは知ってるわ。私、そういうの許せないの。慰み者は奴隷とは違う。ちゃんとお給料も出る立派な仕事よ。だからこそ、きちんと休みも取ってちょうだい! いいわね!?」「は、はい!」 前の人とは違って今回の人は真面目だ。むしろ凄く良い人だけれど、私にとっては抱かれているのが至福なのだ。 私は仕方なくテントから出ると、フラフラとその辺を彷徨った。「誰か相手してくれないかな~」 一人でするのも良いが、やっぱり最終的には太くて大きいモノを突っ込まれたい。しばらくうろついていると、すっかり顔なじみになったオズワルドの天幕を守っている兵士と会った。「お~い!」「ん? ああ、あんたか。珍しいな、こんな時間に」「うん。今日はお休みなんだ~。ところでさ、あなた彼女か奥さんいる?」 居ないと言ったらこのままテントに連れ込んでやろうと思っていたが、彼は突然の私の質問に照れながらコクリと頷いた。「ああ! めちゃくちゃ可愛い妻が居る。この間子どもが産まれたばかりなんだ!」「そうなんだ! おめでとう!」 そうか……残念だ。心とは裏腹に彼の幸せを分けて貰おうと惚気話を聞いていると、突然後ろから聞き慣れた声が聞こえてきた。 
last updateDernière mise à jour : 2026-07-02
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23・デート

「こんな所で何してるんだ? 二人共」 すっかり聞き慣れた声に顔を上げると、そこにはオズワルドが怪訝な顔をしてこちらを見下ろしている。「オズワルド!」「王! おまっ! 王を呼び捨てに——!」 いつもの調子で返事をしてしまった私を見て兵士が慌てたように言うが、オズワルドはさほど気にした様子もない。「別に構わない。もう慣れた。で、こんな人気の無い所でお前たちは何をしているんだ?」 オズワルドは林の入口の木の下で話していた私達の方につかつかと歩み寄ってくると、今しがた二人して覗き込んでいた物を見て首を傾げる。そこにあるのは一枚の幸せな家族の絵姿だ。「今ね、兵士さんの奥さんとおチビちゃんの話し聞いてたんだよ。オズワルドも聞く?」「妻と子どもの話?」 そう言ってオズワルドはおもむろに腕を伸ばしてきたかと思うと、私のおでこに手を当ててさらに首を傾げる。「なに?」「いや、熱は無いなと思ってな。えらく健全な話をしてるじゃないか。どうした?」「失礼ね! 私は他人の惚気話も大好物なの!」「へえ?」 全然信用していない顔をするオズワルドに思わず私は苦笑いを浮かべてしまう。まぁ、こんな顔をされても仕方ない事は自分でもよく分かっている。「ところでオズワルドはどっか行くの?」「ああ。街まで買い物にな」「買い物? 一人で? そういうのって側近の人とかがやるんじゃないんだ」「買い物ぐらい子どもじゃないんだから一人で行ける。それに側近に任せるといらない物まで買ってくるからな」「自分が行きましょうか?」「いや、いい。お前は今日は休みだろ。しっかり休め。で、お前は今日はどうしたんだ?」「私はね、無理やり休暇を取らされたの。ここへ来てから全然休んでないじゃないの! って叱られちゃった」「ああ、なるほど。それは結構な事だ。たまにはゆっくり休め。それじゃあな」 そう言ってオズワルドはゆっくりと歩き出した。
last updateDernière mise à jour : 2026-07-03
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24・ダリア、襲われる

「オズワルドさ、デート下手すぎない?」「デート? これはデートなのか?」「男女で歩いてりゃ何でもデートでしょ!? それでこのまま夜になったら……ねえ!?」「ねえ? と言われても。お前のメインはどうせそっちだろ? なるほど、これはデートだったのか。それは失礼したな」「いいよ。……ねぇ今さ、内心厚かましい女だなって思ってない?」「思ってる」 あまりにもはっきり言い切ったオズワルドの言葉に思わず私は笑ってしまった。そんな私に釣られたかのようにオズワルドも小さく笑う。「お前の事は最初からとんでもない女だと思ってる。それはずっと変わらないな」「でもそのとんでも女のおかげで色々出せたでしょ?」「そうだな。あとやっぱりお前は気安すぎないか?」「そうでもないよ。記憶失ったら皆こんなもんだよ」「……そうか?」 話しながら歩いていると、目の前に街が見えてきた。 オズワルドが冷酷王だと呼ばれているという事はもう知っているが、実際どれほど評判が悪いのかと思っていたら——。「……ねぇ、行き交う人が皆、縦に割れていくんだけど」「言っただろ? 俺は冷酷王って呼ばれてるんだよ」 街に入った途端、行き交う人達が皆、私達に道を譲ってくれる。それほどにオズワルドは恐れられているようだ。 何だか人々のこんな反応が新鮮で私がキョロキョロしていると、気がつけばオズワルドは遥か前方を歩いていた。「こっちだ。はぐれるなよ」 オズワルドの声に私は駆け出したが、人に阻まれてなかなか前に進めない。そうこうしている間にすっかりオズワルドとはぐれてしまった。 「あ、あれ?」 どこかの店に入ってしまったのか、目立つあの銀髪を探すがオズワルドはどこにも居ない。 その時だ。突然誰かに腕を掴まれた。 オズワルドかと思って振り向くと
last updateDernière mise à jour : 2026-07-04
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25・ありがとう

※ はぐれるなよ、と忠告をして通りを曲がり、さらに直ぐ側の通りを曲がって振り返ると、いつの間にか後ろを歩いていたダリアが居ない。「あいつ、どこへ消えた?」 どこかの店に入ってしまったのか、それとも何かを見つけたか。気がつけば俺はダリアとすっかりはぐれてしまっていたのだ。 しばらく元来た道を見て周ったが、その間もずっと周囲から何とも言えない視線が飛んでくる。誰かに訪ねれば早いのかもしれないが、まさかこんな所で迷子になったとは言えず黙々と歩いていると、ふとこんな声が聞こえてきた。「おい、あいつらまた女の子を裏路地に引きずり込んでたぞ!」「またかよ。誰か警邏隊呼んだか?」「いや、まだみたいだ。どっかで電話借りるか」 その声に俺は確信した。ダリアだ。間違いない。 俺はその話をしていた二人連れに近寄ると、声をかけた。「お前たちに聞きたいことがある」 低い声で言うと、二人は振り返って俺を見るなり青ざめている。「お、オズワルド王!?」 二人は素っ頓狂な声を上げながら後ずさるが、俺はそんな二人にさらに近寄って尋ねた。「その裏路地とやらはどこだ?」「へ?」「連れ込まれたのは俺の連れだ。どこの路地だ?」 出来るだけ丁寧に、かつ怯えさせないように尋ねたが、それでも二人は怯えた様子で一本の路地を指さした。「すまなかったな。ありがとう」 それだけ言ってそそくさとその場を立ち去ると、二人の言った路地に入ろうとしてふと足を止めた。このまま路地にむやみに突っ込み、挟み撃ちにでもされたら敵わない。ダリアを狙ったのがただの暴漢であれば良いが、俺と歩いていたから狙われたという可能性もあるのだ。 そこまで考えて俺は足元に落ちていた大きめの石をいくつか拾うと、路地の側にある階段を登った。 ここらへんの地形は全ての店が連なっていて、一階と二階ではそれぞれ違う店が入っていた。そのために道は階層が分かれている。 小走りで路地に沿ってダリアを探していると、突き当り
last updateDernière mise à jour : 2026-07-05
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26・冷酷王

 しばらく私達は無言で歩いていたけれど、やがてオズワルドが一軒の店の前で立ち止まった。店を見上げると、そこには雑貨屋の看板がかかっている。「ここ?」「ああ。行くぞ」 少しだけオズワルドの手に力がこもった。何故か少しだけ緊張しているようだ。その理由はその後、すぐに分かった。「い、いらっしゃいませ、王」「ああ」「今日はどのようなご要件で……いえ! 失礼しました!」「そんなに緊張しなくて良い。別に視察に来た訳じゃない。歯ブラシを見に来ただけだ」「さ、さようでございますか……」 そう言ってお店の人がビクビクしながらオズワルドから距離を取っていく。こういう態度を取られるから、オズワルドも少し緊張していたようだ。「ね、ね、日用品はあっちみたいだよ!」 何だかそんなオズワルドが可哀想で私が手を引っ張ると、オズワルドもお店の人もホッとしたような顔をしている。「ああ」「あったあった! 何色が良い?」「別に何色でも構わないが」「じゃ、青ね。あなたの目の色! 私はピーンク! 一番可愛いから!」 プラスチックではない、恐らく豚か何かの毛が木に刺さっただけのかったい歯ブラシを二本取ると、それをオズワルドに手渡した。「……お前のもか?」「うん。お財布持ってきてないもん。後で返すよ」「いや、それは別に構わないが」 それだけ言ってオズワルドは歯ブラシを二本持って店の奥に向かっていく。その間私は店内をウロつきながら面白そうな物がないか見ていたのだが、やがて戻ってきたオズワルドにまた手を掴まれて店の外に出た。「ありがと!」「いや、それはこちらの台詞だな。俺が緊張しているとよく分かったな」「うん。手がね、こうキュッて。イク時みたいに——痛い!」「往来だぞ。口を慎め」 頬をオズワルドに抓られて思わず頬
last updateDernière mise à jour : 2026-07-06
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27・狙われるダリア

 呆れたような顔をしてこちらを見下ろすオズワルドに私が頷くと、オズワルドは淡々と言う。「25だ」「若い!」「お前のほうが若いだろ。いくつなんだ?」「分かんない。数年前からお客さん取ってたらしいけど、多分20代前半かなって」「なるほど。その歳でこんな色魔に育つなんてな。俺が親なら卒倒するな」「人のこと言えないでしょ? それに以前の私がどんなかだったかは分からないよ。だって、記憶ないんだもん」「ああ、そうだったか。前世を覚えているのも大概だが、記憶が無くて困らない物なのか?」「どうだろ。気づいたら私はこの世界に居たし、翌日には慰み者として馬車に詰め込まれてたからあんまり考えた事ないかも。文字も読めるし言葉も話せるし、お金も計算出来るから大丈夫でしょ」「そうか。まぁ、今更記憶が戻ったらお前が俺にした数々の無礼に慄くだろうから、戻らない方がいいかもな」「それはそうかも」 オズワルドの言葉に思わず笑うと、沈む夕日を見つつ買ったチキンカツを食べながら拠点に戻ったのだった。 拠点の入口でオズワルドと別れて自分のテントに戻ると、私は悲鳴を飲み込んだ。「な、なによこれ!?」 テントに鍵などない。だから当然と言えば当然なのだが、私が留守にしている間に私のテントの中は酷く荒らされていた。そして金目の物がごっそり無くなっている。「嘘、でしょ……全財産が……」 至る所に隠しておいた全財産(とは言っても大した額ではない)が、全て根こそぎ盗まれている。 私がペタリとその場に座り込んでしばらく放心していると、突然テントが開いた。「おい、忘れも——どうした?」「オズ……」 テントを開けたのはオズだ。手には今日買った歯ブラシが握りしめられている。「一体何事だ、この有り様は」「泥棒に入られたみたい……全財産盗られちゃっ
last updateDernière mise à jour : 2026-07-07
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28・保護されるダリア

「あいつだけは本当に……」「精力的で助かってはいますが、ここまで来ると少し心配になってきますね……昨日は無理やり休ませましたが」「ああ、知っている。すまないな、気を揉ませて。だがそれも今日までだ。ダリアを明日から俺専属にしてくれ」 俺の言葉に管理者は驚いたように目を丸くして俺を見上げてきた。「一応誤解の無いように言っておくが、昨夜、ダリアの部屋が何者かに荒らされた。そしてどうやらあいつは誰かに命を狙われている」「ええ!?」「そういう訳で、ダリアの今後の日程は全て俺にしておいてくれ。慰み者が何者かに殺されたなどと悪評が立っては次回からの遠征に響く」「か、畏まりました!」 管理者はそう言って急いでリストを書き換えると、青ざめながらテントから出る俺を見送ってくれた。 ナイフを持って天幕に戻ると、ダリアとグレイが仲良く談笑している。その光景が何だか無性に腹立たしかった。※  何だか息苦しくてナイトドレスの前を確認すると、相変わらずボタンが一番上まできっちりと止まっている。 寝苦しくなるからいつも二番目のボタンまでしか止めないのに、どうしてもオズワルドは私のナイトドレスのボタンを一番上まで止めたいようだ。 とりあえず着替えて天幕から顔を出すと、そこには今日もあの兵士が立っている。「おはよ」「ん? ああ、あんたか。おはよう。王が——」「出すな、でしょ?」 思わず私が言うと、兵士は笑って頷く。どうやら昨日惚気を聞いたおかげで大分仲良くなれたらしい。「今度は何があったんだ? 王が早朝に怒り狂って出てきたが」「怒り狂って? なんでだろ。夜は普通だったよ?」「本当に? それじゃあ、あんたの寝相が悪くて王をベッドから蹴り出したとかか?」「私は寝相悪くないよ! でもどうしたんだろ」「さあ……ただ、本当に怖い顔だったぞ
last updateDernière mise à jour : 2026-07-08
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29・オズワルド専用

  オズワルドの専用慰み者になって早二ヶ月。戦況は思ったよりも長引いていた。おまけに私のテントを襲った犯人もまだ捕まっていない。 そして私はほぼ毎晩オズワルドに抱かれている。 この日も朝食を食べた後、寝室に戻るとオズワルドが着替えだしたのを見て私は思わず問いかけた。「今日も出陣?」「ああ。言っておくがまた勝手に抜け出して見に来たりするなよ?」「分かってる。命狙われてるかもしれないのにそんな事しないよ。私よりもオズワルドの方が気をつけてね」 オズワルドは最近は休みもなくずっと前線で戦っていた。 軍服に着替えているオズワルドのボタンを止めながら私が言うと、オズワルドはそんな私を見下ろして頷く。「ああ。……なぁ、自分で着られるが」「知ってる。でもちょっと新婚さんごっこしてみたかったの」 言いながら曲がった勲章を整えて胸を軽く叩くと、オズワルドは少しだけ目の下を赤くして言った。「そうか。では行ってくる」「うん、いってらっしゃい」 オズワルドを見送った私は、奥の天幕に引きこもってベッドに転がった。 この二ヶ月は大体こんな日が続いていた。 ※ ダリアの見送りを背中に聞きながら戦場に向かうと、そのまま指揮官が集まるテントに向かった。そこには既にアーノルドとセルクが居る。 他所の国ではもっと沢山の指揮官を立てるようだが、俺達は違う。大体この3人で指揮を取る。「少し遅れたか」 テントに入って尋ねると、戦況図を眺めていた二人が顔を上げた。「いや、大丈夫だよ。今あっちの戦況が届いたとこ」「そうか」 それだけ言って座ると、そんな俺をセルクがまじまじと見つめてくる。「なんだ」「お前、また女抱きだしたって?」「それ僕も聞いた。ずっと禁欲生活してたのに急にどうしたの」「別に禁欲生活をしていた訳でもないんだがな」 
last updateDernière mise à jour : 2026-07-09
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30・途中で待て

「んっ、あ、はぁ……」 十分に濡れた事を確認した私は、指を挿れてまずは中を掻き回す。すかさずGスポットを責めると、それだけで蜜壺はキュっと何かを期待するように締まる。「んっ……気持ちいい……」 指でするのも良いが、やはりもっと奥まで欲しい。最奥をズンズンついて、頭が真っ白になるまで……。 そんな事を考えながら一人静かに悶えていると、突然天幕が開いた。 あ! と思った時には既に遅く、入り口には呆れたような顔をしたオズワルドが立っている。「えーっと……こ、これは……その、ね?」「どうして俺の手袋をお前がはめてるんだ?」「それはえっと、こうしてるとオズワルドに触られてるみたいだなぁってね、思って」「お前はただの半日も待てが出来ないのか? もしかしてこの二ヶ月、お前は毎日こんな事をしてたのか?」「してないよ! 今日が初めてだもん!」「では何故今日は我慢出来なかったんだ」「だって、暇だったんだもん!」「暇だからって自慰に耽るな。もう少し待て」 そう言ってオズワルドはつかつかと歩み寄ってくると、おもむろに私の口を塞いだ。「んんっ! んっ……ふぁ……」 舌がねじ込まれてゾクゾクする私とは裏腹に、オズワルドはまだ冷たい顔をしている。そんなに怒ったのだろうか? もしかして手袋は物凄く大切な物だったとか? そんな事を考えていると、オズワルドはようやく唇を離して早口で言った。「15分だ。15分待ってろ。風呂に入ってくる」「う、うん」「いいか、イクなよ? 続きもするな」「わ、分かった」 待てを言いつけられた私が大人しく待っていると、15分も経たずにオズワルドは戻ってきた。 そして何故か私の手から手袋を剥
last updateDernière mise à jour : 2026-07-10
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