All Chapters of 捨てたのはそちらなので、私は年下御曹司と婚約契約します: Chapter 51 - Chapter 60

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第51話 書いていないことの方が厄介です

 車を降りる時、玲央さんは小さな紙袋を差し出した。「これは?」「明日の朝食です」「……明日?」「帰宅後すぐに休めるように、朝の分も用意しました。重いものではありません。パンとスープ、果物です。不要なら無理に召し上がらなくて大丈夫です」 私は紙袋を見た。 黒い車。 夜の送迎。 温かいスープ。 そして翌朝の朝食。 ここまでくると、親切というより生活インフラである。「玲央さん。契約書に朝食の項目はありません」「ありませんね」「ありませんよね?」「はい。ですので、必要なければ次回から控えます」 違う。 そこではない。 控えるかどうかの問題にされると、こちらが朝食を要求している人みたいになる。「そういうことではなく……」「では、どういうことですか」 玲央さんは真面目な顔で聞いてくる。 困る。 こういう時の玲央さんは、こちらが言葉を探すまでちゃんと待つ。 待ってくれるのに、逃げ道は狭い。「……ありがたいです。でも、少し手厚すぎます」「手厚いですか」「はい。鷹宮基準ではわかりませんが、一般的にはかなり」 玲央さんは少し考えた。「では、次は事前に確認します」「次がある前提」「残業が二度とないなら、次はありません」「ありますね」「では、確認します」 負けた気がした。 私は紙袋を受け取る。 温かい食事と翌朝の朝食を前に、理屈だけで拒否できるほど私は強くない。「ありがとうございます」「どういたしまして。今日はもう、資料を開かないでください」「それも契約外です」「はい。お願いです」 お願い。 その言い方は反則だと思う。 命令
last updateLast Updated : 2026-07-24
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第52話 消せない名前

 株式会社ノヴァリンクの会議室で、三枝陽斗は新規事業資料に目を通していた。 画面に映っているのは地域生活支援領域の市場分析。 高齢者向けサービス。 見守り。 買い物支援。 家族向け通知。 行政や地域事業者との連携。 どれも成長余地のある分野だった。 ノヴァリンクが得意とするのは、散らばった情報を一つの画面にまとめ、利用者と事業者を効率よくつなぐことだ。 うまく設計すれば、鷹宮グループのような大手とも戦える。 いや、戦わなければならない。「小鳥遊側の資料では、生活支援系の投資枠が来期かなり増える見込みです」 担当役員が説明する。「高齢者向けの地域連携サービスは、今後どこかが一気に取りに来るでしょう。特に大手不動産系、保険系、生活サービス系は動きが早い」「鷹宮は?」 陽斗が聞くと、役員は一瞬だけ資料をめくった。「鷹宮ライフデザインが、生活支援相談連携案という小規模な試験導入を検討しているようです」 陽斗の指が止まる。「小規模?」「はい。派手なプラットフォーム型ではなく、既存事業者との連携を重視した案のようです。提携候補に結和ケアパートナーズの名前があります」「結和ケアか」 地域密着型の会社だ。 規模は大きくないが、現場との関係が深い。 単純に買収できる相手ではない。 陽斗は画面を見つめた。 鷹宮ライフデザイン。 その名前には、どうしても別の記憶がついて回る。 朝比奈琴葉。 別れた婚約者。 長く隣にいた女。 自分の事情も、仕事の忙しさも、黙って理解してくれていた女。 そう思っていた。 けれど最近、その輪郭が少しずつ崩れている。「担当者は?」 自分でも、なぜ聞いたのかわからなかった。 役員が資料の端を確認する。
last updateLast Updated : 2026-07-25
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第53話 二つの知らせ

 結和ケアへ修正版資料を送ってから、二日が経った。 返事はまだない。 急かすつもりはない。 先方に現場責任者がいる以上、社内で確認する時間は必要だ。わかっている。わかっているけれど、メールボックスを開くたびに少しだけ指先に力が入る。 金曜日の午後。 打ち合わせ用の資料を直していると、新着メールの通知が出た。 差出人は、結和ケアパートナーズ。 件名は、修正版資料について。 私は一度だけ深く息を吸ってから、メールを開いた。『資料を拝見しました。見届け担当の考え方について、現場側でも具体的に確認したいとの意見が出ております。次回、運用担当者を含めて打ち合わせの機会をいただけますでしょうか』 承諾ではない。 合意でもない。 でも、次がある。 私は画面を見つめたまま、思わず肩の力を抜いた。「来た?」 隣から朱音の声がした。「来た」「いい方?」「たぶん。次回打ち合わせしたいって」「おお。試合開始の笛、二回目?」「延長戦の入口かも」「ずっと試合してるね、琴葉の企画」 本当にそうだ。 しかも相手は一人ではない。 社内、現場、外部事業者、利用者、家族。 どこか一つだけ見ていればいいわけではない。 でも、だからこそ前より少しだけ、企画が誰に向かっているのか見えてきた気がする。 部長へメールを転送すると、すぐに呼ばれた。「結和ケアさん、前向きだね」「はい。ただ、見届け担当についてかなり具体的に聞かれると思います」「だろうね。ここからは理念より運用だ」 部長は資料をめくりながら言った。「誰が担当するのか。どこまで追うのか。責任が重くなりすぎないか。現場からはそのあたりを突かれる」「はい」「でも、ここまで来たのは大きいよ。初回で終わってもおかしくなかっ
last updateLast Updated : 2026-07-25
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第54話 広げる人、残す人

 小鳥遊ホールディングス本社の会議室は、壁一面がガラス張りだった。 眼下には街が広がり、道路もビルも、人の流れも、すべて一つの盤面のように見える。 三枝陽斗は、その景色を背にして資料を開いた。 会議室には、ノヴァリンクの役員と小鳥遊ホールディングスの事業開発担当者が並んでいる。 莉愛も同席していた。 彼女は経営会議の中心にいるわけではない。 けれど、小鳥遊家の令嬢として、その場にいるだけで一つの意味を持つ。「地域生活支援プラットフォーム構想」 陽斗が画面に資料を映す。「高齢者向けの買い物支援、見守り、家事補助、家族向け通知、決済を一つの入口にまとめます。地域事業者には負担を増やさず、利用者と家族にはわかりやすく見せる。最初から広域展開を前提に設計します」 小鳥遊側の担当者が頷いた。「鷹宮もこの領域に動いているという話があります」「把握しています」 陽斗は落ち着いた声で答えた。「鷹宮ライフデザインが、地域事業者との小規模な試験導入を検討しているようですね」「結和ケアパートナーズに接触しているとか」「可能性はあります。ただ、現時点で見えている範囲では、かなり慎重な進め方です」 見えている範囲。 あくまで外から拾える情報だけだ。 提携候補。 小規模実証。 地域事業者重視。 担当者名として、朝比奈琴葉の名前がちらついていること。 詳しい資料の中身まではわからない。 だが、方向性は読める。「慎重なのは、悪いことではありません」 陽斗は続けた。「ただ、最初から現場ごとの判断を残しすぎると、標準化できません。標準化できなければ、広がらない。広がらなければ、事業として勝てない」 ノヴァリンクの役員が頷く。「うちは逆に、入口を統一する」「はい。判断そのものをすべて奪う必要はありません。ただ、利用者がどこへ相
last updateLast Updated : 2026-07-26
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第55話 広げないための設計

 結和ケアパートナーズとの次回打ち合わせは、前回より人数が増えていた。 真島社長。 地域支援部の女性部長。 現場統括の課長。 それに加えて、実際に相談対応をしている運用担当者が二人。 こちらは、私と部長、事業推進室の担当者。 応接室の空気は、前より少しだけ柔らかい。 けれど、甘くなったわけではない。 むしろ、話が具体的になった分、視線は鋭くなっている。「では、修正版についてご説明します」 私は資料を開いた。 表紙の下には、前回と同じ言葉。 相談を迷子にしない。 ただ、その次に置いた見出しは変わっていた。 広げないための設計。 現場統括の課長が、すぐに反応した。「広げない、ですか」「はい。最初から広げることを目的にしないという意味です」 私は次のページへ進める。「今回の試験導入では、対象エリアを一つに絞ります。対象サービスも、買い物支援と見守り相談の二つまで。入口は鷹宮側で整えますが、相談後の判断は、御社の現場担当者と確認しながら進めます」 事業推進室の担当者が補足する。「鷹宮側が新しい窓口を作る場合でも、結和ケアさんを単なる外部委託先として扱う設計にはしません」 私は頷いた。「私たちがやりたいのは、利用者を一つの仕組みに押し込むことではありません。相談が途中で切れないように、誰がどこまで見届けるのかを決めることです」 地域支援部長が資料に目を落としたまま聞いた。「その見届け担当というのは、具体的に誰が担う想定ですか」「初期相談の入口が鷹宮側の場合は、一次担当を鷹宮に置きます。ただし、御社につないだ後も完全に手を離すのではなく、一定期間は状況確認を続けます」「一定期間とは?」「試験導入では、初回相談から二週間を目安にします。御社側で継続支援に入った場合は、そこで主担当を移します。ただし、利用者や家族がどちらに連絡すればいい
last updateLast Updated : 2026-07-26
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第56話 きれいごとを数字にする

 結和ケアパートナーズとの打ち合わせから戻った翌日。 私は部長と事業推進室の担当者と一緒に、社内向けの説明資料を作っていた。 結和ケア側とは試験導入の条件を詰める段階に入った。 けれど、それはまだ外の話だ。 鷹宮ライフデザインの中で、この企画を正式に進めるには、当然こちら側の承認も必要になる。 そして社内は、結和ケアより優しくないことがある。「見届け担当、か」 企画審査前の事前レビューで、管理部門の課長が資料を見ながら言った。「考え方はわかるんだけど、運用が重いね」 来た。 想定していた言葉だ。「はい。軽くはありません」「初期の試験導入で、ここまで手厚く見る必要がある?」「そこを検証するための試験導入にしたいと考えています」 私は資料を一枚進めた。 対象エリアは一つ。 対象サービスは二つ。 対象件数も、最初から増やさない。 広げるためではなく、迷子にしない流れを確認するための試験導入。 そう書いた。 管理部門の課長は腕を組む。「でも、成果指標が弱く見える。売上規模も小さいし、利用者数も限定的だ。上に出す時に、これで投資判断できるかな」 痛いところだった。 顔の見える責任。 断る人の言葉を、そのまま終わりにしない。 主役を間違えない。 どれも、私にとっては大事な言葉だ。 でも、それだけでは社内は動かない。 仕事として通すには、判断できる形にしなければいけない。「今回は初期売上だけを主指標にはしません」 私は次のページを映した。「問い合わせ後の途中離脱率、同じ説明の繰り返し回数、相談から初回支援提案までの日数、家族からの確認問い合わせ件数、現場担当者への負担偏り。このあたりを検証項目に入れます」 課長の視線が資料に落ちた。「途中離脱率?」
last updateLast Updated : 2026-07-27
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第57話 動かないための準備

 鷹宮グループ総帥府特命戦略局。 次世代事業統合・再編監理室。 会議室の大型モニターには、来期以降の事業領域別リスク一覧が映されていた。 その中に生活支援領域の項目がある。 玲央は資料の一行で目を止めた。 ノヴァリンク・小鳥遊ホールディングス共同構想。「正式発表前ですが、複数のルートで同様の情報が上がっています」 久世が説明する。「地域生活支援プラットフォーム構想。高齢者向けの買い物支援、見守り、家族向け通知、決済、地域事業者マッチングを一体化する案のようです」「かなり広いですね」「はい。最初から広域展開を前提にしていると思われます」 玲央は資料を読み進めた。 提案主体。 株式会社ノヴァリンク。 小鳥遊ホールディングス。 その名前の並びを見て、指先がわずかに止まる。 三枝陽斗。 朝比奈琴葉の元婚約者。 小鳥遊莉愛。 陽斗の隣にいる女性であり、小鳥遊ホールディングスの令嬢。 仕事に私情を持ち込むべきではない。 玲央はそれを知っている。 だが、知っていることと、胸の内側が静かに冷えることは別だった。「鷹宮ライフデザインの案件とは競合しますか」「直接同じ案件というより、領域が重なります。結和ケアパートナーズのような地域事業者にも、将来的に接触する可能性はあるでしょう」「朝比奈さんの部署には?」「通常の競合情報として、事業推進室経由で共有されるはずです」 玲央は一度、目を閉じた。 伝えるべきか。
last updateLast Updated : 2026-07-27
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第58話 比べられる企画

 企画審査の事前会議は、思っていたより空気が硬かった。 会議室には、部長、事業推進室、管理部門、そして上席の審査担当者が二人。 画面には私たちの資料と一緒に、競合情報の概要が映されている。 ノヴァリンク。 小鳥遊ホールディングス。 地域生活支援プラットフォーム構想。 その文字を見た瞬間、胸の奥が少しだけ冷えた。 けれど、顔には出さない。 これは仕事だ。 私の過去ではなく、企画の話をする場所だ。「朝比奈さん」 審査担当者が資料を見ながら言った。「競合側は、かなり広域展開を意識した構想のようですね。家族向け通知、決済、事業者マッチング。投資家や上層部に説明しやすい。それに対して、こちらは対象エリア一つ、サービス二つ、提携先も結和ケアパートナーズを軸にした小規模試験導入。正直、見劣りしませんか」 来た。 予想していた言葉なのに、実際に言われると少し痛い。 見劣り。 たしかに、資料だけ並べればそう見える。 大きな地図を描く構想と、小さな地域を見に行く企画。 どちらが派手かと聞かれれば、答えは決まっている。「見劣りはすると思います」 私は答えた。 会議室の視線がこちらへ向く。「ただ、同じ土俵に乗せるべきではないとも考えています」 審査担当者が眉を上げた。「同じ土俵ではない?」「はい。競合側の構想は、おそらく広く使える入口を作るものです。利用者や家族にとってわかりやすく、展開もしやすい。強い案だと思います」 ノヴァリンクは強い。 陽斗は優秀だ。 そこを否定しても意味がない。 軽く見れば、こちらが間違える。「ですが、私たちの試験導入は、広げる前に何を残すべきかを検証するものです」 私は資料を一枚進めた。 標準化する部分。 残す部分。 その二
last updateLast Updated : 2026-07-28
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第59話 責任の切れ目

 本審査に回すための資料修正と並行して、結和ケアパートナーズとの条件協議も始まった。 今日の議題は、試験導入時の役割分担。 入口を誰が持つのか。 利用者説明を誰がするのか。 家族からの問い合わせを誰が受けるのか。 個人情報をどこまで共有するのか。 資料にすると、表はきれいだった。 鷹宮側。 結和ケア側。 共同対応。 欄を分け、丸をつけ、備考を入れる。 でも、結和ケアの現場統括課長は、その表を見てすぐに言った。「きれいに分けすぎですね」 私はペンを持つ手を止めた。「分けすぎ、ですか」「はい。こういう表は、会議ではわかりやすい。でも現場では、この線の上で揉めます」 課長は資料の一点を指す。 家族からの問い合わせ対応。 そこには、初期相談は鷹宮側、支援開始後は結和ケア側と書いてある。「たとえば、利用者本人は支援を迷っている。ご家族は早く対応してほしい。鷹宮さんの窓口で相談を受けて、うちへ情報が来る。でも本人の同意がまだ取れていない。そういう時、ご家族から『どうなっていますか』と電話が来たら、どちらが答えますか」 私は資料を見る。 答えは書いてある。 初期相談は鷹宮側。 でも、現場判断は結和ケア側。 では、その間は。「……状況によります」 そう答えた瞬間、自分でも弱いと思った。 課長は責めるでもなく頷く。「そうです。状況によります。でも状況による場所ほど、放っておくと誰の仕事でもなくなるんです」 誰の仕事でもなくなる。 その言葉が、会議室に落ちた。 地域支援部長も静かに口を開く。「役割分担は必要です。ただ、分けた瞬間に切れ目ができます。相談を迷子にしないと言うなら、その切れ目をどう扱うかが一番大事です」 私は資料に視線を落
last updateLast Updated : 2026-07-28
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第60話 契約ではない夕食

 結和ケアパートナーズとの条件協議を終えた日の夜、私はいつもより少し遅く会社を出た。 会議そのものは前に進んだ。 責任の受け渡し。 一次受け。 共同確認。 言葉にすれば整理できているように見える。 でも実際には、ひとつ決めるたびに別の重さが見えてくる。 正しいことを言っているはずなのに、企画はどんどん重くなる。 そんな気がしていた。 ビルの外へ出ると、スマホが震えた。 玲央さんからだった。『お疲れさまです。今日は、夕食をご一緒できませんか』 私は画面の前で足を止めた。 夕食。 それ自体は珍しくない。 契約上の打ち合わせや、社交前の確認なら何度かあった。 でも続けて届いたメッセージで、私は固まった。『仕事の内容は聞きません。契約上の確認でもありません。今日は、俺が琴葉さんと食事をしたいと思いました』 夜の風が、頬に触れた。 冷たいはずなのに、妙に熱く感じる。 私はしばらく返信できなかった。 契約上ではない。 確認でもない。 俺が、そうしたいと思った。 その言葉は、どこに分類すればいいのだろう。 契約書には、たぶん欄がない。『……軽いものなら』 そう返すのが精一杯だった。 すぐに返事が来る。『ありがとうございます。近くにいます。無理に長くは引き留めません』 近くにいる。 またしても、準備がいい。 数分後、黒い車の横に玲央さんが立っているのを見つけた。「お疲れさまです」「……近くにいる、の距離が近いですね」「はい。断られたら、そのまま帰るつもりでした」「待機の規模が大きいんですよ」「車一台です」「鷹宮基準では最小単
last updateLast Updated : 2026-07-29
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