柚希は薄く微笑んでいる。 もう引き返せない? どういうことだ? 他にも何か企んでいるのだろうか?「引き返せないって、どういうことだ?」 俺の質問に柚希は微笑を崩さず「めぐが協力してくれる事になったでしょ? だから少しお願いしたんだ~」 と言って、スマホを操作しだした。 一体めぐに何をさせる気なんだ?「お兄ちゃん、これ見て」 そう言って差し出したのは先ほど操作していたスマホだった。 画面を見てみると「ん? これは……咲崎高校の共用掲示板か?」 「その通り」 スマホの画面に映し出されていたのは、咲崎高校の共用掲示板だった。 この掲示板は咲崎高校の生徒なら誰でも利用でき、1年~3年それぞれの掲示板の他に、全学年共通の掲示板がある。 今はSNSでやり取りする生徒が殆どだろう。 これを俺に見せてどうするつもりなのかと考えていると「ここに新1年生専用掲示板ってあるでしょ?」 「ああ」 よく見たら掲示板の一番上に新一年生専用の掲示板があった。 「この掲示板は4月から咲崎高校に通う生徒が入学するまでの間情報交換したりするのに活用されてるんだけど……これ見て」 促され見てみると 発言者:メグメグ 投稿 :今日は友達のお兄さんが咲崎高校の先輩なので色々話を聞いて来ました。 部活や学校行事とか色々聞いたけど、私が気になるのはやっぱり先輩かな~。 凄くカッコイイ(≧▽≦) それにお喋りも楽しいの♪ 発言者:ユイユイ 投稿 :そんなにカッコイイの~? 発言者:メグメグ 投稿 :うん! すっごくカッコイイ! 発言者:ミキティ 投稿 :なんて名前の人なの~? チョー気になる 発言者:カナデ 投稿 :ここで個人名聞くのは違反じゃなかったっけ? でも私もきになるな~。 学校始まったら教えてね~ 発言者:ユイユイ 投稿 :私も知りた~い! 発言者:メグメグ 投稿 :うん! 学校始まったら教えるね! きっと皆驚くよ~ というやり取りが掲示板内でされていた。「なんだよ……これ……」 「めぐに頼んで掲示板に書き込
Last Updated : 2026-08-06 Read more