少し強引だったかなと反省している。 でも、こうでもしないと友也君は私の気持ちに気づかないだろう。 いつからだろう、私が友也君を意識し始めたのは。 あれは確か一年生の時だった。 * * * * * * * * * 私には今、気になる奴がいる。 といっても、恋愛話とかそういう訳ではない。 そいつはいつも一人でいる。 クラスが違うので移動教室の時にそいつの居るクラスを覗くといつも一人で居て、寝ているかゲームをしている。 合同体育の時は一緒に授業を受けるのだが、やっぱり一人。 男子がサッカー、女子はそれの見学の時見てみたら誰からもパスされていなかった。 というかボールに触ってたかな? こんな感じでいつも一人で居る。 私にはそれが信じられなかった。 私は皆から認めて貰える様、評価される様色々な努力をしている。 今では学校一のアイドルとまで言われる様になった。 だから何の努力もしないアイツがキライだ。 夏休みを挟み、何か変わったかな? と見てみるとやっぱり一人だった。 ここで私はある事に気づいた。 もしかして虐められてるんじゃ? そう思った私は、そいつと同じクラスの仲のいい子にそれとなく聞いてみた。「ねえ、佳奈子」「なに~?」「あの、いつも一人でいる男子いるじゃない?」「ん? ああ、佐藤の事か」「そう、佐藤君」「佐藤がどうかしたの?」「いつも一人で居るから、もしかして虐められてるのかなって」「ないない、中居がそういうの嫌いだから中居に目を付けられる様な事する奴いないと思うよ」「そうなんだ、虐められてる訳じゃないんだ」「うん、でも何故かいつも一人なんだよね~」「そっか、ありがとう佳奈子。またクレープ屋行こうね」「うん! またね~」 佳奈子は嘘を吐く様な子じゃないので虐められてる事はなさそうだ。 なら何でいつも一人でいるのだろう?
Last Updated : 2026-08-21 Read more