All Chapters of 拝啓「愛する女」のために私を捨てた旦那様。今度は私を選ばせます。: Chapter 51 - Chapter 60

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第50話

「本当に申し訳ない」広海はもう一度謝った。(……そんな顔をしないで)申し訳なさそうな顔。そんな表情を向けられると、困る。昔みたいに、許したくなってしまう。(いいえ、ダメよ)五年前、自分が何度泣いても、広海は態度を変えなかった。お腹の子どもを諦めろと言った。離婚しろと言った。愛する女がいると言った。あのときの広海は、こんな顔などしなかった。(……関係ない)今の自分は、広海にとって赤の他人。そうでなければならない。「俺は東條広海です」広海が名乗った。「東條って、あの東條グループの?」実里は驚いたように目を見開いた。知らない人間なら、まず聞くであろうこと。それを口にしただけだ。「一応、トップですね」広海は軽く肩を竦めた。(……一応、ね)東條グループのトップという立場を、こんなふうに軽く口にする。そのくせ、仕事に関しては真面目。実里は何度も、広海が仕事をしている姿を見てきた。夜遅くまで資料を読み、休日でも連絡があれば対応していた。それでも、以前は実里との時間を大切にしてくれたのだから……。(……やめよう)思い出す必要などない。「それで、あなたの名前は?」広海が尋ねた。実里は一瞬だけ息を止めた。名前。五年前に捨てた名前ではなく、今、名乗るべき名前。「西村美晴よ」「……西村」広海が小さく繰り返す。(……お願い)ただの名前だ。それ以上は考えないでほしい。「お目にかかれて光栄です」実里は社交的な笑みを浮かべた。「先ほど、あちらの紳士たちがあなたの会社の話をしていましたよ」
last updateLast Updated : 2026-10-17
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第51話

「宗像先生」広海の声に、一人の男性が振り返った。実里は思わず息を呑んだ。宗像悟(むなかた さとる)。今夜、どうしても話をしたかった日本人医師。その人物が、目の前にいた。「おや、広海君じゃないか」広海の顔を確認した宗像医師は、嬉しそうに笑った。「久しぶりだな」「お久しぶりです。先生もお元気そうですね」「おかげさまでね。君のほうこそ、ずいぶん立派になったじゃないか」「先生にそう言っていただけると嬉しいですね」(……知り合い?)それも、ただの顔見知りではなさそうだ。宗像医師の表情には親しみがあった。広海も、普段より少し砕けた調子で話している。(どうして……?)実里は二人を見比べた。宗像医師は日本の小児心臓病の専門医。広海は東條グループの経営者。仕事で接点があったのだろうか。それとも。(昔からの知り合い……?)考えても分からない。そもそも、広海の交友関係について、実里はすべてを知っていたわけではない。それでも、夫婦だった頃に聞いた覚えのない名前だった。「ところで」宗像医師の視線が実里に向けられた。「こちらの美しい女性は?」「実は、先ほど驚かせてしまいまして」広海が申し訳なさそうな顔をした。その視線が、実里のドレスの裾へ向けられる。(……あ)忘れていた。華やかな色のドレス。そのスカートの裾に、赤ワインの染みが点々と残っている。広海に突然抱き締められたとき、グラスから零れたものだろう。(せっかくのドレスなのに……)一瞬、そんなことを考えた
last updateLast Updated : 2026-10-17
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第52話

「すまなかった」宗像医師の言葉に実里はハッとした。「下手な冗談で場を明るくしようとしてしまった。不適切だった。お嬢さん、広海君、不快な思いをさせてすまない」気にしないでほしい。そう言えばいいだけ。宗像医師も冗談だったと言っているのだから。「いえ……」蚊の鳴くような小さく掠れた声しか出なかった。さらっと受け流すべきと分かっているのに。実里の喉は何かが張りついてしまったかのように、うまく開かなかった。「お詫びに……と言うのも変だが、私にできることはしよう。それで、娘さんは何歳かな?」 実里は宗像医師へ向き直った。 隣の広海がずっと黙ったままであることは気になったが、それよりも目的を優先することにした。 「今、五歳です」 「五歳か。可愛い盛りだね」 「はい」 よく食べ、よく笑い、自分を幸せにしてくれる愛しい存在。 美空。 大切な娘。 朝起きると、寝癖のついた髪のまま抱きついてくる。 友梨と二人で何かを企んでは、実里を驚かせたりもする。 実里の口元が自然に緩んだ。 (……美空) 「娘は……最近、胸が苦しいと言って、病院に行って、小児心臓病だと診断されました」 宗像医師の表情が変わった。 「……なるほど」 先ほどまでの柔らかな笑顔が消え、真剣なものになる。 「どんな病気だと言われたのか、病名は?」 「先天性冠動脈……血管に異常がある、と」 美空の主治医からは字に書いて教えてもらったが、医師ではない実里には、日本語での正確な病名が分からない。 「詳しく検査していただいて、左冠動脈が通常とは違う場所から出ていたことが分かって……」 説明しようとして、言葉が詰まった。 (……何だったかしら) 大動脈。 肺動脈。 そ
last updateLast Updated : 2026-10-18
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第53話

「大体のことは分かりました」宗像医師の納得したような声に、実里の胸に希望が宿った。だから。「残念ですが、『いまここで娘さんの手術は私がやります』とは言えません」体が強張る。分かっていたことだ。宗像医師にも都合があって、優秀な医師なのだから手術の順番待ちもあるかもしれない。先ほど宗像医師を話していた若い医師たちを思い出す。彼らは宗像医師に何かを教えてもらっているのかもしれない。『確約はできない』。宗像医師の言葉はある意味で誠実だと実里は思った。「分かっています。貴重なお時間を……」「ちょっと待ってください。私から提案があります」「……提案?」「先ほど私が話していた医師たち、覚えていますか?」「はい」「先ほど私が話していた医師たち、覚えていますか?」「はい」「彼らは私の教え子でね。最後に話していた彼は、来年からアメリカへ留学することになっている」「そうなんですね」「小児心臓外科を専門にしたいと考えている、優秀な若者だよ」宗像医師は少しだけ笑った。「もし娘さんを私たちの病院で受け入れることになったら、彼にも治療チームの一員として関わってもらいたいと思っている」「……治療チーム?」「もちろん、彼一人に判断や手術を任せるわけではないよ。検査結果の確認も、治療方針の決定も、専門チームで行う。手術が必要だと判断され、私が担当することになれば、私が責任を持って執刀するつもりだ」「……そう、ですか」「ただ、彼には患者さんやご家族と向き合う経験を積んでもらいたい。病気だけではなく、その子がどんな生活をしていて、ご家族が何を心配しているのか。そういうことを知るのも、医師には大切だからね」実里は宗像医師を見つめた。(……なるほど)宗像医師は、美空を若手医師の練習台にしようとしているわ
last updateLast Updated : 2026-10-18
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第54話

「主人はいません。私はシングルマザーです」実里は、はっきりと答えた。隣に立つ広海が、どんな顔をしているのか。気にならないと言えば嘘になる。けれど、見なかった。今の自分は、『西村美晴』だ。「そうでしたか。それでは、日本での生活についても考えなくてはいけませんね」宗像医師がそう言ったときだった。「申し訳ありません、美晴さん」背後から聞こえた声に、実里は振り返った。(……高橋さん!)こちらに近づいてくるのは高橋誠だった。ただし、今夜の彼は『高橋誠』ではない。台湾で名の知れた実業家、顧世昌(グー・シーチャン)。高橋誠の異母兄だ。.「仕事で付き合いのある方に呼び止められてしまいまして。長いこと一人にしてしまいましたね」「いえ……」実里は声が震えそうになった。顧世昌の仕事相手と会って、話すことができたのか。正体がばれなかったのか。色々不安になったが、それ以上に実里は安堵していた。「お久しぶりです、顧さん」宗像医師が親しげに声をかけた。実里は驚かないように、冷静でいるように努めた。「こんばんは、宗像先生。今夜もお忙しそうですね」「あなたほどではありませんよ」二人は笑いながら握手を交わした。(……知り合い?)続いて高橋誠は広海へ視線を向ける。「東條広海さん、ですか?」「ええ」「日本の政財界が注目する麒麟児にお会いできて嬉しいです」「こちらこそ」高橋誠は自然な流れで手を差し出し、広海はその手を取った。握手。その様子に実里は落ち着かなくなったが、二人は自然だった。「ところで、宗像先生」高橋誠が実里へ手を向けた。「こちらの西村美晴さんですが、私が後見人のような立場で支援
last updateLast Updated : 2026-10-19
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第55話

――それなら我が社で働きませんか?(……え?)「日本での生活を考えているのでしょう? 我が社には海外で暮らしていた人材を必要としている部署があります。語学力や海外での生活経験を生かせる仕事なら、検討できるかもしれません」実里は広海を見た。「それは……」「日本で働くつもりなんですよね?」「……ええ」「これまでのお仕事は?」「今は、翻訳や事務のお手伝いを少し」実里は慎重に答えた。台湾では、高橋誠から仕事を紹介され、翻訳や事務を手伝ったことがあった。。ただし、正式な社員というわけではない。「語学は得意です。英語と中国語は仕事でも使えますし、ほかの言語もある程度は……」「なるほど」広海は小さく頷いた。「その語学力を生かせる仕事です。書類作成は?」「一般的なものならできます。ただ、専門的な書類となると、教えていただく必要があると思います」「それで十分です」広海が微笑んだ。実里は嫌な予感がした。「実は、ちょうど人を探している会社があるんですよ」「……会社?」「輸入業をしている小さな会社です。最近、取引先が増えましてね。多言語での連絡や、書類作成を手伝ってくれる人が必要なんです」「そうなんですね」「勤務についても、ほとんどリモートワークでできます。出社は本当に必要なときだけ。お嬢さんの通院を優先する形でできるでしょう」(……そんな都合のいい仕事があるの?)実里は戸惑った。給与面はまだ明確になっていないが、就業条件は魅力的だ。シングルマザーとして大変なのは、娘の都合に合わせて時間を調整しなければならないこと。出社が最低限で済むリモートワークならば子育てと両立しやすい。病院で、美空に付き添う形で仕事ができるかもしれない。しかも、語学を生かせる。日本での生活基盤を作ることができ
last updateLast Updated : 2026-10-19
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第56話

宗像医師と会った翌日、美空の主治医に事情を説明した。日本で治療を受ける可能性については、主治医も賛成してくれた。もちろん、台湾でも治療はできる。しかし、美空のような冠動脈の起始異常は、血管の走行や狭窄の状態によって治療方針が変わる。そのため、経験豊富な専門チームに検討してもらうことには意味があるという。宗像医師の所属する病院へ、検査画像や診療情報が送られた。あとは、返事を待つだけ。(……待つだけ、ね)それが、こんなにも難しいとは思わなかった。でも。「ママ!」明るい声がして、実里は顔を上げた。美空が両手で絵本を抱えて立っている。「これ、読んで!」美空が元気で、笑っている。それだけが実里の願い。「いいわよ。こっちにいらっしゃい」実里がソファの隣を叩くと、美空は嬉しそうに駆け寄ろうとした。実里の心がひゅうっと冷たくなる。「美空、走らないで」思わず声が強くなる。美空はぴたりと足を止めた。「……走ってないもん」「そうね。ごめんね」実里は笑顔を作った。最近、こんなことばかりだ。少しでも美空が急いで動くと、心臓が跳ねる。元気な美空からしてみれば窮屈なことだろう。そう分かっていても、やめられない。また胸を押さえて苦しみ始めたら。また息ができなくなったら。そんなことばかり考えてしまう。「ママ、こわい顔」「……え?」「怒ってる?」「怒ってないわよ」実里は美空を抱き寄せた。「ママは、美空が大好きなだけ」「美空もママが大好き!」柔らかな腕が首に回される。(……お願い)この温もりを。どうか、奪わないで。.返事が届いたのは、それから数日後だった。病院から連絡を受け、実里は友梨と一緒に主治医の説明を聞いた。「日本の専門チームで検討した結果、手術を含めた治療が必要だという判断になりました」実里は膝の上で両手を握り締めた。「……手術、ですか」「はい。以前にも説明しましたが、美空ちゃんの左冠動脈は通常とは異なる位置から出ていて、大動脈と肺動脈の間を通っています。さらに、血管の入口には狭窄も認められています」「……はい」「日本の専門チームでも検査画像を確認していただきました。その結果、こうした血管の形態に加えて、すでに症状が出ていることから、手術を含めた治療を検討する必要があると判断されました」実里
last updateLast Updated : 2026-10-20
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第57話

『日本での住まいは、こちらで用意するよ』日本に行くことが決まると、高橋誠は当然のことのように言った。その声には喜びがあった。実里を助けるためとはいえ、娘の友梨が日本を離れて寂しかったのだろう。仲のいい父娘であることは実里もよく分かっている。だから。『娘と、娘の友だちである実里さんの住まいを用意するだけだ。何もおかしなことではないさ』『西村美晴』というのは、架空の存在。日本でも正式に認められた身分ではあるが、西村美晴の過去はすべて作られたものだ。東條実里として生きてきた年月。積み重ねてきた経験や実績。それらは、実里にとって紛れもない自分の人生だった。五年間、西村美晴として暮らしてきた。それでも、自分が本当に西村美晴になったとは思えない。そんな状態で、自分一人で日本での生活基盤を整えるよりも、高橋誠に住まいを用意してもらうほうが安全だと実里は判断した。「よろしくお願いします」美空の日本での受診に向けて、病院との調整が進んでいる。渡航の日程はまだ確定していないものの、実里たちは帰国の準備を始めていた。『病院に通いやすくて、子どもが暮らしやすい場所を探しておく。家具も必要なものは揃えておきましょう』「お父さん、また勝手に話を進めてる」友梨が呆れた声を上げた。『だって、実里さんは遠慮しそうだから』「それは分かってる。だからって、全部決めちゃ駄目でしょう」『それならば、物件をいくつか選んでおいて、最終的には実里さんに決めてもらおう』「それがいいわね」父娘のやり取りに、実里は小さく笑った。五年前も、そうだった。行く当てのなかった実里を、二人は何も聞かずに受け入れてくれた。美空が生まれてからも、ずっと。(……感謝してもしきれない)「本当に、ありがとうございます
last updateLast Updated : 2026-10-21
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第58話

美空が眠ったあと、実里は一枚の名刺を取り出した。【東條広海】その名前を見ただけで、胸の奥がざわつく。台北のホテルで、広海が申し出た仕事。深沢貿易、父が大切にしていた会社での仕事。実里は名刺を裏返した。そこには、広海が書き添えた連絡先がある。覚えている電話番号。数字だけなのに、懐かしさを感じるほど変わらないクセ字。仕事の話を進めるなら、ここへ連絡してほしいと言われた。(……日本に戻ったら)実里はスマートフォンを手に取った。まだ連絡はしない。けれど、日本に戻ったら深沢貿易で働くと決めた。そして、いつか。(……お父さんの会社を、取り戻す)実里は名刺を引き出しにしまった。五年前、広海から逃げた。今度は、自分から近づく。そのための準備を、始めなければならない。実里は大きく深呼吸をして、スマートフォンの電話帳を開いた。番号を選び、通話ボタンを押す。コールが三回鳴ったあと。『はい』相手が出た。「高橋さん」『どうしました?』「深沢貿易について、調べていただきたいんです」『深沢貿易、ですか?』「はい。父の会社です」『それはもちろん知っています。大地さんには、あの会社を通じてずいぶん世話になりましたので』高橋誠の声に、懐かしむような響きが混じった。『東條社長からの申し出を受けることにしたのですか?』「……はい」覚悟は決めていたはずなのに、返事までに間ができた。それを高橋誠は聞き逃さなかった。『経済的な問題ならば、実里さんが働かなくても……』「経済的な理由もありますが、それだけではありません
last updateLast Updated : 2026-10-21
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第59話

「高橋さん、もうひとつお願いがあります」『何でしょう』「東條広海の……女性関係について、調べていただけませんか?」沈黙が流れた。『女性関係、ですか?』「はい」実里は膝の上で両手を握り締めた。5年前、広海は実里に「愛する女がいる」と言った。だから、お腹の子どもを諦めるように言った。だから、離婚してほしいと言った。あのとき実里は愛する女についてろくに聞かなかった。名前。いつから付き合っていたのか。どのくらいの付き合いなのか。(違う。そんなことを知っても意味はない。知るべきなのは――)自分の何がいけなかったのか。そんなことを考える必要はないと、頭では分かっている。それでも、五年前から何度も考えてしまう。実里はあのとき何も聞かなかった。だから、何も分からない。.「その女性が、今どうしているのか知りたいんです」『……なるほど』高橋誠が唸り声のような、困惑気味な声を出した。「その人は、東條広海が実里さんに話していた相手ということですね?」「はい」『それは……今も変わらずお付き合いを続けていると思いますか?』「……分かりません」実里は俯いた。広海は、あの女とは結婚していない。そもそも、東條実里は『行方不明』であって、『死亡』したわけではない。五年前に離婚を要求されたものの、離婚は成立していないのだから。そうなると、今も愛人のままなのか。あるいは。(……もう、別れている?)そう考えた瞬間、胸の奥がざわついた。もし別れていたのなら、広海は実里と美空を捨ててまで選んだ女と今は一緒にいないことになる。そんな存在に負けたと思うことは……。(……そんなの)許せない。『実里さん、どうして今になって知りたいのですか?』「……どうして?」『以前は調べようとはしなかったので』実里は唇を噛んだ。あの頃は、それどころではなかった。お腹の子どもを守ること。広海から逃げること。無事に出産すること。それだけで精いっぱいだった。そして、美空が生まれてからは。娘と過ごす毎日が、何よりも大切だった。(……でも)広海に再会してしまった。父親の会社が、今も広海の手にあることを知ってしまった。5年前のことだから。もう終わったことだから。今さらだから。そう片づけられないことを思い知らされた。なぜならば。「…
last updateLast Updated : 2026-10-23
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