All Chapters of 僕のお母さんは△▽女優: Chapter 191 - Chapter 200

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僕の役割は文化祭実行委員 13話

「天野くん?あーまーのーくん?」誰かの声が聞こえる。まだ聞き慣れてないような……俺はまだoffになりきってない身体を何とか鞭を叩き体を起こす。すると、先生が目の前にいた。化粧をしてないみたいだけど、全く気が付かないほど先生は凛とした表情で綺麗だった。「ねえ〜、てか……なんで天野くん私の家にいるんだっけ?」「……引っぱたきますよ。昨日泥酔してたから介抱ついでにおぶっていったんですから。」「え、そうなの?」どうやら、先生は昨日のことを全く覚えていないようだった。この筋肉痛の痛みと眠気を返してくれ。「冗談よ!……ほんと、助かったわ。家まで片付けてくれたみたいで……なんか、綺麗な部屋っていいわね。」「それなら良かったです。……ん?なんか、焦げ臭いですね。」「あ、わかる?いや〜、お礼に目玉焼きを作ろうと思ったんだけど……焦がしちゃったみたい。」「先生、料理はしたことあるんですか?」「んー!家庭科の授業くらい!」いけない、この人相当ズボラみたいだ。どうりで全く家事ができないのも納得いく。なんというか……令和のミサトさんだな。「まあ、無事で何よりです。そろそろ行きますね。」「え、なんでよ。一緒に行きましょうよ!」「えー。」「……いや、そんな露骨に嫌がられても先生悲しいわよ?」「いや、ここで変な噂でも経ったらどうするんですか……って言っても、もう時間も限られてますね。背に腹はかえられません。」「でしょ!もしあれならシャワー使ってもいいわよ!」俺は先生のご好意に甘えて俺はシャワーを浴びることになった。それにしても、先月ハプニングでおっぱいを触ってしまった人の家でシャワーを浴びてると考えると人生とは分からないものだ。見慣れないシャンプーも使って俺は身支度を済ませた。気分は少し眠い。だけど、気持ちを改めて残り二日の準備を確実に終わらせることにした。☆☆俺は先生と一緒に最寄りのコンビニに行ってから学校に到着をした。途中で解散して、俺は生徒会室に直行して、先生は職員室でやる事があるということで作業をすることになった。「おはよう!直輝くん!」「あ……会長……おはようございます。」「ん?なんか……少し元気ないか?」「い……いえいえ!大丈夫ですよ!」いけない、先生の家で一晩眠り泊まってたなんて伝えたらどうなるか分からない。
last updateLast Updated : 2026-08-25
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僕の役割は文化祭実行委員14話

おれは突然目が覚める。確か……さっきまで舞衣がいたような……。辺りを見渡すと彼女は居なくなっていた。少し不安になるが、少しだけ手が暖かい。さっきまで彼女が手を握ってくれていたのだ。時刻は……もう、16時である。身体はもう眠気は収まっていたけど、あまりに休みすぎて文化祭の準備が滞っていたことに若干の憂鬱な気分を感じていた。いけない……そろそろ作業に戻らないと。俺は急いで立ち上がり、学校中を見渡した。先輩や他の仲間は結構部活とか、バイトで上がる人が多いのでもう作業してる人は居ないだろう。そんな矢先……俺は生徒会室に行くと目を疑った。まだ、みんな作業をしていたのだ。それも、みんなが自主性を持って行動していて、あと2日だと言うのに作業はほとんど終わりを迎えていた。「こ……これは……一体。」「おー!天野、すまなかったな!お前ばっか負担かけて!」「今日はバイトキャンセルしたわ!後輩が頑張ってるのに俺たちがサボってる訳にも行かないからな!」普段消極的だった先輩たちも先導してくれて、進捗が厳しかったアーチの設営なども終わらしてくれていた。俺は唖然としていた。皮肉にも俺が倒れたことによって生徒会や文化祭実行委員が刺激されて士気が上がっているのだから。少しだけ、俺の仕事が減って寂しいけどそれは一致団結を意味していたのだ俺は言うことは無かった。そんな中1度も見た事ない男女2人組がこっちを見て駆け寄ってくる。あれ、この2人誰だっけ?全く面識はないはずなんだけど……。「天野くん……でいいのかな?俺は三上、副会長をやっているものだ。」「え、副会長って……あの?」つまり、隣にいる女は現議長である。生徒会の仕事を恋愛で放棄して、現在生徒会がリソース不足に追われてる原因の人たちだ。「すまなかった。下級生が生徒会の仕事で倒れたって聞いてね……前々から夜遅くまで作業してくれてるのは知っていたんだけど、倒れたと聞いた時には俺の分までやってくれてたんだなと思って……。」「……いえ、でも謝る相手は違うと思いますよ?」正直、俺に謝罪するのは違うと思った。俺はただやりたいことをしただけなのだ。「会長と……きっちり話をつけてあげてくださいよ。」「ああ……そうだったね。それが終わったら……俺達も手伝ってもいいか?せっかく名前だけでも副会長をやってるのだか
last updateLast Updated : 2026-08-25
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僕の役割は文化祭実行委員 15話

「……おきー!」「ん……。」「なーおーきー!」「んだよ……うっさいな。」「なーおーきーーーー!!遅刻するよ!」「はっ!」俺はスマホの時計を見る。時刻は7時半を過ぎていたので、いつもより1時間も寝坊していた。流石にやばいと感じたのか、母ちゃんが俺を起こしに来てくれた。「……ごめん、ありがとう母ちゃん。」「最近頑張りすぎじゃない?昨日も22時に帰ってきたし、その前なんかは帰ってこなかったし。」「昨日は先輩がやる気出ちゃってさ、急ピッチで作業が進んだんだよ。」「え?なんで急にやる気出すの?幽霊役員もいるって聞いたけど……。」いけね、墓穴を掘っちまった。倒れた……なんて口が裂けても言うまい、心配かけちまうし。「もしかして、頑張りすぎて倒れた……とか?」「いっ!?いやー!んなわけねえじゃん!俺……学生じゃん!」「そっかーそうよね!」「「アッハッハッハッハッ。」」2人の乾いた笑いが部屋を包み込む。妙に俺も顔がひきつって寒気がした。そして、母ちゃんは笑顔が少しずつ目が笑ってないことに気がついた。「で、ほんとは?」「……働きすぎて倒れました。」「もう!何やってるのよ!」母ちゃんは怒る。まあそりゃあそうだ、学生の本文は勉強だ。こんな事頑張ってもあんまり役には立たないだろう。「直輝、体をもう少し大切にしなさい。きっと、責任感感じて楽しいのも分かるけど……体を犠牲にさせて得るものは何も無いわよ!」「そうだった……ごめん。」元AV女優、尚且つ毎月25本のビデオを撮影した猛者中の猛者の母ちゃんは言うことが違う。きっと、俺のこの頑張りすぎな性格は母ちゃんが遺伝したんだろう。「どうなの?それで文化祭は間に合わなそうなの?」「いや……あとは後夜祭のシナリオを書いたら終わりだよ。」「うん!じゃああとは休むのに徹しなさい!それが私との約束よ!」「う……うす。」母ちゃんはまたいつもの笑顔になって部屋を出た。俺も急いで身支度を整えてから急いで家を出ることにした。☆☆俺は、学校始業前ギリギリに学校について、生徒会室へと直行する。すると、既に会長が作業をしていた。隣には、副会長と議長も作業をしていて部屋は活気に賑わっている。「お……おはようございます。」「おー!きたか!」「おはよう、天野くん。体調は大丈夫か?」会長を初め
last updateLast Updated : 2026-08-25
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僕の役割は文化祭実行委員16話

文化祭の準備は無事終わり俺は久しぶりに一人で帰った。本当にこの期間、色々あったと思う。生徒会に関わることが出来たし、人生でやった事ないことばかりだった。普段接しない人たちとも接することが出来たし、俺はこの1ヶ月本当に勉強になった。やる事も特に無かったので明日に備えて17時に下校できた。俺は少し伸びをする。「ふーっ!なんか……久しぶりだな。こんなに早く帰るの。」夕焼けに照らされる学校がむしろ新鮮に感じるほどだった。去年までは当たり前の帰り道だったのに妙に懐かしい。それだけ、俺の景色は変わったということだと思う。他の様子を見ると、食材の仕込みもしてるクラスもいる。明日は、インカムをつけながらだけど基本的には徘徊をするような動きになりそうだ。「さて……今日はまっすぐかえ……。」俺は足が止まった。久しぶりにみた、もうひとつ懐かしい景色だ。「やあ、直輝くん……体調よくなった?」「舞衣。」舞衣が校門の前で待っててくれた。表情も先日に比べてかなり柔らかい。「一緒に帰ってもいい……?」「ああ、もちろんだよ。」夕焼けの下り坂道。俺たちの帰路は夕日に照らされた竹林が竹の独特の香りを出しつつ、しなるように風に揺れていた。緑とオレンジのコントラスト、それが今の俺たちの戸惑いを見事に彩るようだった。「明日は文化祭だね。……どう?仕事は終わりそう?」「ああ、なんか昨日から先輩たちやる気出しちゃってさ、気がついたら今日の仕事までやっちゃったんだよ。」「そうなんだ、すごいね。」「だよなー!あはははは!」……妙に会話がぎこちない。あれ、今まで俺は彼女と同接していたんだろう。まる1ヶ月ほとんど一緒にいなかったから、何を話せば良いか分からない。二人の間に沈黙が流れる。俺は次の話題何を話そうかとばかり考えると、妙に思考がグラグラして気持ち悪くなってきた。「そ、そういえばいつものみんなで集まることも最近なかったね!龍とか元気にしてる?」「虎ノ門くん?うん、寧ろ彼が相談乗ってくれて背中押してくれたりしたんだよ。また、みんなで集まりたいね。」「そ、そうだね!またみんなで勉強会でもしよっか!」俺の乾いた笑いが住宅街を反響する。それが、妙にお互いのぎこちなさを際立たせていた。どうしよう、人前で指示や説明をするのは緊張しなかったのに、今がいち
last updateLast Updated : 2026-08-25
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僕の役割は文化祭実行委員 17話

そして、文化祭は始まった。体育館はイベント会場となっていて、全校生徒が集められていた。そして、体育館はカーテンで閉められており、普段とは違う暗黒な景色になっていた。ザワザワ……。普段と違う様子に生徒たちはスリルを感じてるのかざわついている。そして、中央にスポットライトが当たり、マイクを持った飯田と渚が照らされていた。「レディース&ジェントルマン!&……おとっつぁん&おかっつぁん!」早速謎のボケで一同が苦笑いをする。早速アドリブでいきやがった。「みんな!盛り上がってるかー!?」「いやいや、まだ始まったばかりだよ!全く、せっかちだな。」上手いこと渚がツッコミをいれる。案外、明るいこのふたりは相性がいいのかもしれない。「ではでは!早速、始めていきましょう!まずはオープニングムービーから!!刮目してみよ!」俺はスポットライトを止める指示をして、自分が作ったカウントダウンのオープニングムービーをスタートした。少し緊張する。動画なんて作ったことないからな……。内容は、全校生徒がクラスごとカウントダウンをするもので20秒カウントダウンだった。「20...19...18....」ムービーと共にクラスのカウントダウンが作られる。それに合わせ、少しだけ誰かがカウントの声をしてくれる。「17...16...15...14...」14のところで俺たちのクラスも出た。少し懐かしく思える。「13...12...11....」この辺りになると、職員室とか英語の先生も巻き込んでいた。松本先生が過労で疲れた顔でカウントもして苦笑する。おいおい、しっかりしてくれ。「10...9...8...」この辺りからは上級生達も写るようになる。文化祭は高学年になるほど思い入れも強くなるからな。ああ、本当にココ最近はいろいろあった。「7...6...5...」徐々に全体のボルテージも高くなるMCの飯田と渚もカウントをして盛り上がる。「4...3...2....」手をパチンと叩く音も重なりみんな楽しそうだ。そうか、これが……人を楽しませるってことなのかも。「1!!!」最後は……文化祭と生徒会のメンバー。俺も、満面の笑みでカウントをしていた。「文化祭……スタート!」その後は俺自作のオープニングムービーが流れた。流行りの音楽を流して、み
last updateLast Updated : 2026-08-25
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僕の役割は文化祭実行委員 18話

オープニングイベントを終えて、俺は自由行動になる。警備なども先輩方が楽しんでこい!と背中を押してくれたので、俺は楽しむことに注力することになった。さて……と、いたいた。昇降口に舞衣が待っていた。いつもの闇メイクチックなものではなく、今回は打って変わって清楚系のメイクをしていて、俺はふと見とれてしまう。「おまたせ!」「直輝くん……代表挨拶かっこよかったよ!」「いやいや、突然の無茶ぶりだったからびっくりした。即興で自分で何言ってるかわかんなかったし……さて、行こっか。」「うん!」うちの文化祭は、1日しかない代わりにかなり出し物は凝っている。例えば……、ほら……あの教室なんかもそうだ。学園祭なのにカジノをやっている。仮のベットコインが支給されて、かなり凝っている。というか、年代層30代が多いのでかなり楽しんでるみたいな。「かーっ!姉ちゃん……すごいな、ディーラー向いてるよ。」「俺もだ!何度やっても勝てねえ!くそ!」「……恐縮です。」恐ろしいことにダンボールでパチンコも作っているのだが、特に人気が高いのがポーカーだった。特にディーラーさんは髪やまつ毛の長い180センチの美女が沢山の賭博者を負けへと導いていた。「よお、なんか……凄いことやってるな。」「あなたは……諏訪湖花火の時の……。」そう、白い美女の正体は龍の彼女の御坂千秋だった。「ワンゲーム、やらせてくれないか?」「ええ……もちろん。」彼女は手札を手際よくシャッフルする。かなり本格的な動きをしていた。長身とスーツとベストが見事に噛み合っていて、海外の映画に出てきそうだった。「それにしても、日中は出られるようになったんだな。」「……ええ、先輩が私の肌を研究してくださって、肌に合う日焼けクリームを塗ったり、日傘があれば私は体のダメージを最小限に止められる事が判明したのです。」龍……最近会わなかったけど、不良なのにめちゃくちゃ面倒見が良い。それはいい……それはいいのだが……。「なあ、なんで……カジノなんだ?お前のクラス。」「……夜間クラスですと、年齢層が高いのです。高校を中退した人がはたらきながら来るケースがほとんどですので。」「そうだな、大事な役割してるよな。」「それで、意外とクラスの人って金持ってて遊ぶの好きだから韓国とかクルーズ船に乗ってカジノを行く人
last updateLast Updated : 2026-08-25
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僕の役割は文化祭実行委員 19話

再び体育館に戻るとオープニングイベントよりもたくさんの人が集まっていた。主に10~30代の若者に注目を集めているようである。うむ……再生数もミリオンはいってるのでこの人気も納得である。「きゃ〜!ゴールデンチリペッパーのライブ聴けるなんて!」「すげー人気じゃん。なんか、グッズみたいなもの待ってる人もいるよ。」「当たり前じゃん!多分聞いたらめっちゃ好きになるよ!」なになに……3曲歌う予定なんだ……。そして、激しいエレキギターのイントロが流れてきて、それに合わせて心臓を揺らすような激しいドラムが聞こえる。徐々に曲のペースが上がると中央にスポットライトが当てられる。ゴールデンチリペッパーの正体はサブカル系のガールズバンドであり、高校生なのに方に桜の刺青が入っていたりと、全く違う世界線の少女たちがいた。「く〇ないだぁーーーーーーーーーーーーー!!!」昔ちょっと聞いたことある曲を最初に持ってきた。会場は熱気とボルテージが赤い照明と共に上がっていく。ボーカルのすこしハスキーな声が力強さを出していて、俺もついリズムに乗ってしまう。曲はサビに差しかかる。前列は曲に合わせてヘドバンを決めて、まるで別世界のようだった。ロックバンドは全く分からないけど……。でも、全力で曲を引いて時には暴れるパフォーマンスに俺もついのめり込んでしまう。「すげーな……舞衣……あ。」隣では、舞衣もヘドバン決めていた。せ……せっかくセットした髪だと思ったけど、それよりもこの曲に乗る方がよいみたいだった。1曲目からまるでクライマックスのような盛り上がりで1曲目が終わる。「OK!あーりがとーう!ボーカルのウタです!みんなー!盛り上がってるかーーー!?」「「「いえーーーい!!」」」「今日は……文化祭ライブ来てくれてサンキュー!!いやー、何人来てるんですかね?1...2...3...4...。」「いや、数えんなし!」ベースの女の子が突っ込む。青髪パーカーのクール系の美少女だ。何故か片目に眼帯をつけている。「えー、本日のライブ動員数は会場で800人……さらにSNSライブで1500人が参加してくれました。」「まじ!?やば!」俺もその動員数を聞いて唖然としてしまう。すごいな……同い年なのにこんなにもカリスマ性がある。俺も頑張ってスピーチできたけど、彼女らには遠
last updateLast Updated : 2026-08-25
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僕の役割は文化祭実行委員 20話

後夜祭は限られた照明とブルーシートで座る生徒などがいて、普段の学校ではありえない少しカオスな雰囲気になっている。後夜祭……といってもやることはシンプルである。キャンプファイヤーとその周りをフォークダンスしたり、飲み食いをするといった内容である。本当は企画ももう少し練りたかったけど、昨今は教師たちの働き方改革の兼ね合いもあって時間が限られてるらしい。……まあ、残業嫌いな松本先生が22時まで働くとなると発狂しそうだし、妥当といえば妥当なのかもしれない。「どんなことがあるのかなー?ワクワクだよ!」「そうだね……今回はちょっとした演出も用意したんだ!」「演出?」「そう、多分テンション上がると思えよ……っと、噂をすれば。」突如証明は暗くなり、スポットライトが1点に集まり袴を着た女性に集まる。この女性は弓道部の主将である。彼女に火矢をつけてもらい、キャンプファイヤーを着火するようになっている。まあ、在り来りだけど王道は洗練された選択肢なので間違いはなさそうだった。「あれ?直輝くん……あれって……。」しかし、舞衣は別の人を指していた。何やら60代くらいの先生がキャンプファイヤーをするためのキャラクターのオブジェに何かをかけていた。「ああ……多分灯油じゃない?結構使うって聞いたし……。」しかし、このイベントって実は矢が刺さるだけで火矢が着くことって珍しい。油って温度がある程度高くないと引火しないので化学的に考えたら当たり前なのだ。しかし、なにやら違ったみたいだ。「今年こそは……必ずつけるんだ!」先生は何やらボソボソと呟きながら液体を大量にかけていた。すると、辺りから明らかに灯油とは違う匂いがしていた。なんというか……トリュフの瓶詰めのような匂い。いわゆる、ガソリンのような匂いがした。お……おい、大丈夫……だよな……?「舞衣……少し、離れるか。」「え?」俺達は距離をとると、飯田のアナウンスの声が聞こえる。「みんなー!文化祭楽しんでるかー?」………………。いや、めっちゃしらけてるやんけ。「みんなーー!!文化祭、楽しんでるかーー!?」「「「おおーー!」」」「OK、いい返事だ!いよいよフィナーレということで……キャンプファイヤーイベントをはじめるぞ!3.2.1のリズムで火矢を発射するから……皆さんご昭和ください!じゃあ…
last updateLast Updated : 2026-08-25
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僕の幼なじみはドS少女 1話

季節は秋になると、既に朝でもめちゃくちゃ冷え込むのを感じる。もう俺は長袖をしていて、カーディガンをつけてやっとちょうどいいくらいだった。文化祭も終わり、そろそろ中間テストが近くなる。休みの日も文化祭実行委員の仕事で立て込んでた俺は、久しぶりの休みだけどとにかく時間が浮いてるようで仕方がなかった。「今日は……なにしよっか?」一定期間頑張ってた反動で俺は完全に目標を失い燃え尽き症候群もいいところだった。今日はいつものメンバーも各々が忙しいとのこと。俺は、家にいてもネットサーフィンしそうだったので図書館で勉強をする事にした。「ううむ……この数式は……え、ちがう?なんで??」しばらく勉強を離れてると、以前できてたはずの問題も解けなくなることもあり、俺は身体が勉強に慣れるまでとにかくやり続けていた。ううむ……流石は進学校、出す科目も難しいな。肝心の師匠の龍も居ないから気軽に聞ける人もいない。どうやら情けないことに……俺は独りだと何も出来ない人間のようで自己嫌悪さえしてしまう。「この数式はね……ここを解くといいよ。」突然、俺の前に青いネイル付きの指がノートの上で式を指さす。「うわぁ!?」俺は反射的にびっくりして声を上げる。そして……辺りを見渡すと1度俺に注目が集まるがまたみんな読書やら勉強を始めていた。「もう……図書館なんだから大きな声出しちゃダメだよ?」「いや、急になんですか!」俺は指の持ち主を見ると……固まってしまった。「き……君は……。」「久しぶりだね、天野くん。また会えて嬉しいよ。」彼女は……石川愛。長く綺麗な黒髪と150cm程度の小柄な体型……それに加えて、小動物のような幼い顔立ちなのに妙に余裕を感じる表情をしていた。「い……石川……さん。」「あはは!相変わらず面白い反応だね!……ねえ、何してるの?」「き……君には関係ない!」俺は反射的に彼女に冷たい反応を取ってしまう。彼女は小中学校は同じだったのだが、実際知り合ったのは中学生の頃だった。「えー……なんでよ、私と天野くんは友達じゃん。」「友達になった覚えはないよ!?」「いや……中学の時一緒に帰ったり、学食も食べたじゃん。」「あれは……石川さんが一方的に来てただけで……!」「あはは!もう……相変わらずおもしろいね。」このように……彼女は一見、友好的に
last updateLast Updated : 2026-08-26
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僕の幼なじみはドS少女 2話

「ただいまー。」俺は石川さんと別れたあとはまっすぐ家にかえってくる。若干意識がぼやけるほど疲弊していて、これ以上は何もしたくない気持ちだった。「おかえりー……ってなんか、疲れてるわね。なんかあった?」「いや……そんな大したことじゃないんだけど……ちょっと昔の知り合いにあったくらい。」そういえば石川の存在は母ちゃんは知らなかった。飯田みたいにガンガン関わって来なかったから特に知るよしもないし誤解を産みそうなので敢えて伏せておく。「あ、そうなの!……でもそんな疲れる?」「まあ、ちょっと苦手なんだよ。」そんなことを言いながら飯を食べる。今日は麻婆茄子とカプレーゼ、おはぎというなかなかにジャンルがカオスな夕飯である。ただ、そこにツッコミを入れられるほど元気はなかった。とにかく目の前の物を口に運ぶ……それだけだった。「そういえば、母ちゃんも昔の友達の話とか聞かないよね。」隠しておいて聞くのもなんだけど、母ちゃんの過去も俺はほとんど知らない。「そうね、私の友達は二人いたわ。」「へぇ〜いたんだね。」「うん……二人いた。翔子と愛深って子がいて3人でつるむことが多かったな。あ、これみて!」すると、母ちゃんがスマホをいじりだし写真を見せる。俺と同い年位の女の子が3人映っていて……2人は年相応の派手めな女の子で、もう1人は少し表情が冷たくクールな印象だった。「え、これ母ちゃん……?今と印象全然違う!?」「でしょー!どう?JKの私可愛い?」なんというか、AVをやる前の母ちゃんはクールで清楚な日焼けが似合う少女だった。男も知らないような、そんな女の子。それが今や目の前で息子にてへぺろ顔を見せるくらいになるとは……人って変わるものだ。「母ちゃんに可愛いっていうのは息子としてはキツイ。」「何よー!私まだ32だぞー!ほら……腕だって引き締まって……。」しかし母ちゃんが見せた二の腕は若干脂肪がムチッとしていて程よく肉付きが着いてしまっていた。俺はそれを見て気まずくなったのでバカ殿の再放送に視線を逸らす。「……俺、志村けんのネタは変なおじさんが好きなんだよね。」「ちょっと!話しそらさないでよ!」「すまんすまん……、この人達は今何してるの?」すると、母ちゃんは少しテンションが下がり静かになった。少しだけ……言うのが辛そうに。「この愛深
last updateLast Updated : 2026-08-26
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