翌日、石川愛との電話を終えて……また彼女に会う約束を交わしてしまった。俺はどうしてこう断るのが苦手なんだろう。忙しいから無理と伝えても、じゃあこの時間はどうかな?とちょっとしたスキを突くのが彼女は本当に上手だった。俺多分将来は保険営業のお姉さんに契約を押しかけられても断れない気がする……。「あ〜憂鬱だ。」俺が机で寝転んでると、隣の席の人が動く。「もう!うるさいなー!直樹くんは……。」「瑞希……あ、席替えされてたんだ。」「いや、今更!?昨日の夜に突然諏訪先生がくじ引きやるぞーーってなってて……直輝くんは偶然席変わらなかったみたい。」「マジか……それはそれでなんか驚きだよ。」隣にいる小柄な女の子は上原瑞希……、最近転校してきた俺の友達だ。ちなみにこいつの母親も俺と同じAV女優という共通点がある。「それで!なんか悩んでたみたいだけど大丈夫?また浮気して舞衣に振られかけてるの?」「やめて!人の傷に塩を塗らないでよ!別件だよ……。」おいおい、文化祭の時は舞衣とギクシャクしてたけどみんなにはどう伝わってるのだろうか。まあいい……こいつには話しても大丈夫だろう。「その……なんだ、俺に友達がいたんだけど……その子めちゃくちゃ圧が強くて、ちょっと振り回されてるんだよね。」「あー、あね!そうなんだ……どんな子?」「隣の女子校に通ってて身長が150位で、黒髪でなんか男子にモテる子。基本的にお淑やかで通ってるけどちょっと裏がドSなんだよね。」「……。」すると、瑞希は少し手を口に添えて考えている。ちょっとこいつには難しかったかな。まあでも……少し話すだけでも気が楽になる。彼女には感謝せねばならない。「ねえ、違ったら申し訳ないんだけど……それって石川愛って子……?」「なっ!!??なんで!?」俺は驚愕して立ち上がる。いや、なんでこいつが知ってるんだ……?「懐かしいな〜、ほら……転校前も私あの学校にいたんだけどクラス一緒でさー。」「そ……そうか、そうなんだよ……その子なんだよね。」そういえば瑞希は天然なだけで地頭はとても良かった。特徴を網羅するだけでピンポイントで当てるのは流石としか言いようがない。「そうなんだ……石川愛って、あの学校でも一軍だったよ〜。今は高身長のイケメンと付き合ってて理想のカップルやってたな〜。」「そうなのか!
Last Updated : 2026-08-26 Read more