All Chapters of 僕のお母さんは△▽女優: Chapter 41 - Chapter 50

310 Chapters

クラスの不良は優等生 3話

「な……なんの事かな〜?ほら、普通の母ちゃんだよ〜。」「橘遥香……うん、確か名前はそうだった。天野遥香……そうか、下の名前は本名だったんだな。」なんてことだろう、1番バレたくない人にバレてしまった。このままだと……クラス全員にAV女優の子どもとして広まってしまうことに……。「気にするな……お前も色々あるんだな。」「え?」「いや、人の家庭をネタにするほど俺も腐ってねえからよ、素敵な母ちゃんがいて羨ましいよ。」意外と……龍君は大人の対応だった。てっきり、やーい!お前AV女優の息子〜!とかいじられるかとビクビクしていたのに。今日1日彼と一緒にいてわかったが、彼は立ち振る舞いが狂気的なだけで意外と話がわかる人間なのだ。頭が良い分機転も利くし俺よりも理性的と言ってもいい。とはいえ……これでAV女優の母親という事実を知る人間が3人になってしまった。これ以上はまずい……。その後も俺たちは淡々と勉強を続け……9時になって言った。それにしても龍君の教え方は本当にわかりやすい。化学の分子構造もなぜこうなっているのか?など具体的に教えてくれるので今日彼の指導で苦手な理数系の科目が少し得意になってしまったほどだった。「いや〜、龍君がこんなにも教え方が上手とは思えなかったよ。分かりやすいし、適度に休憩を与えるけど時間配分も絶妙だよ。」「そうだな!いや、虎ノ門すげえよ!また教えてくれ!」「むう〜、悔しいけど教え方上手だから悔しいわ……もっと直輝君とそばにいれて私だけの時間で居られるはずだったのに。」あれ、なんか一人だけ不穏な感想述べてるけどまあいいや。「まあいいや、帰り道はどうするか……。」「じゃあ佐倉は俺と飯田で送ってけばいいや……。」「あれ?そしたら川崎さんは?」「んー、なおっち送ってくれるか?比較的近いみたいだし。」「え?川崎さんを俺が?」普通は彼女をおくって川崎さんを2人が送って行く方が自然だと思うけど……、帰り道は舞衣と龍君と飯田は全く同じ道だったので合理的と言えば合理的だった。「まあいいや、もし不安なら家の近くまで送るよ!」「うん……お願いします。」前の罵倒をする川崎さんとは違ってどこか大人しい雰囲気だった。あの時は舞衣に嫉妬してあんな雰囲気だったけど……普段の彼女はこんな感じなのかもしれない。「じゃあ、決まりだな!」☆
last updateLast Updated : 2026-08-07
Read more

クラスの不良は優等生 4話

チュンチュン……鳥のさえずりで何となく目が覚める。どこか肩が重く目がしょぼしょぼするのは少し疲れた証拠なのだろう。昨日はゲームしたり、勉強したり……女の子と歩いて彼女に軽く詰められたりとなんか色々カオスな日だった。しかし、今まで1人でいることが多かった学生生活としてはとても大きな進歩だと思う。母ちゃんがAVやっていた事から……少しずつ色んなことが動き出した気がする。勉強も前向きにできたし、7月の期末試験が楽しみだ。「おはよー!直輝ー!」「おはよう、母ちゃん。」「なんか、最近明るいね!」「まあ……うん。」母ちゃんがいつもの通り美味しい朝ごはんを作ってくれた。昔はこれが当たり前だったんだけど家出を2回もすると、この母親のやってくれることって当たり前じゃないんだなとしみじみ思う。「また、友達呼んでもいいからね!いい子たちじゃない!」「いや、母ちゃん龍君に初対面で口説かれてなかった?」「あんなのまだ可愛いもんよ!母ちゃんアフリカの原住民にだって……。」「ごめん、悪かった。その話はまた今度にしよう。」朝から母親がAVの撮影でアフリカの原住民と撮影に励んでいたエピソードは重すぎる。朝に生クリームだけ食べさせられるくらいきつい。「冗談よ!」「そうでいてくれると助かる。」「それはそうと、そろそろ飯田くんがむかえにくるんじゃない?」「しまった!もう7時半か!そろそろ身支度しなきゃじゃん!」こうして、いつもの朝は少しだけ慌ただしい朝を迎えた。☆☆「なあ、飯田?」「なんだい、直輝よ。」「母ちゃん……アフリカ……原住民……。」「直輝、親友だからはっきり言わしてもらうけど自分の母親の外国人ものに興味を持つのは将来的に心配だと思うぞ。」「ちゃうわい!朝母ちゃんにその話を小出しにされて事実か気になったんだよ!」こいつの頭はどういう風に変換されたのだろう。いや、俺の聞き方も悪かったのかもしれない。「あ〜そういうことか、あれは凄かったよ。アフリカの巨大なネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲をばったばったと遥香さんが蹂躙するんだよ。体力おばけで最後原住民の方くたばってたな。」「いや!母ちゃん蹂躙するんかい!される方じゃないのかよ!」なんてことだろう、ますます知れば知るほど母ちゃんが分からない。まあ、生涯みることは
last updateLast Updated : 2026-08-07
Read more

クラスの不良は優等生 5話

ここは、上野である。正確に言えば……知る人ぞ知る上野動物園という都内でも屈指の人気がある動物園である。中に列車があったり、パンダが飼育されていたり、可愛らしいデザインのプレートランチがあったりとカップルでは専ら人気のスポットである。さて、舞衣はどんな感じで来るのだろうか。それにしても、動物が好きなのも意外だった。「お待たせー!」いつもの聞きなれた声が聞こえる。また前の江ノ島の時と同じように、俺が30分前で舞衣は15分前に到着をした。「相変わらず早いね。」「直輝くんこそ、きちんとしてて偉い!」「まあ、一応彼氏なので。」すると、不意に舞衣は思いっきり右手を握りだして、俺はフリーズしてしまう。「あの……これは?」「この前の浮気罰として今日はずっと私の手を握ってもらいます。」「いや……まあ、いいけど。」確かに名実ともに彼氏なのでむしろ握らない方が不自然である。もう少し距離を考えてもいいのかもしれない。それにしても、人混みがもっとあるイメージだったけど……案外歩きやすいな。コロナのせいで落ち着いちゃったのかな。てか、どんな事でも理由付けできちゃうコロナって怖い。「あはは……なんか、直輝くん少し手汗がするね。」「あ、ごめん!拭くよ!」「だーめ!今日はずっと握ってなきゃ行けないです!」なんか、恥ずかしい……女子に自分の汗をずっと付けるとか……なんかいやらしい。しかし、そんな羞恥は直ぐに動物園のクオリティが忘れさせてくれた。「すごい!パンダだ!」「……ちゃんと見るのはじめてかも。」最初に見えたのはパンダだった。可愛らしいものの象徴かとおもったけど……意外と熊の仲間だから力強さとかを感じるからおもったよりワイルドに感じる。カバもいた。カバは3~4mくらいあってスイカを齧る所とか、もはや化け物である。本当に目の前にこんな生き物がいるのかと……オフラインのリアルさというのを実感させてくれた。動物を凝視して感心していると、舞衣は一点を見つめて目を鋭くしていた。「……なにしてるの?」「これ、なんの動物のモノマネでしょうか!」「んー、なんだろ。」動かない……鋭い目……。「ハシビロコウ?」「正確!やっぱ直輝くん博識だよね!」「いや……その……なんかすごい似てたから。」「あー!なんかちょっといじった?」「ちょっと!痛い
last updateLast Updated : 2026-08-07
Read more

クラスの不良は優等生 6話

ここは山梨県にある、四尾連湖という湖である。現在、富士山を囲む湖を富士五湖と海外商業として表現しているが……もともとお坊さんの修行として富士八湖と表現している中にあった比較的小さな湖である。高い位置にある湖で、水は比較的綺麗なのが特徴で例のゆるいキャンプの聖地として知られるキャンプ場である。俺たち5人は……そのキャンプ場にきていた。☆☆遡ること……1週間前。「なおっち!LINEみたか?」「げ……龍君……。」「げってなんだげって。」朝、突然龍君が俺に突撃をしてきた。昨日舞衣と動物園に行ってる時にLINEが来てたのは気づいたのだが、怖くて何返せばいいのか分からなかったのでそのままでいたのだ。「んだよ〜、あんだけ遊んだのにまだビビってんのかよ。」「龍君……もう少し自分を客観的に見てみてもいいかもよ?」「んだよ、言うようになったな。客観的に俺は会話の通じない暴君で何考えてるか分からないけど頭が良いヤバいやつとかそんなもんだろ。」いや、その通りなんですけど。彼はわかってその振る舞いなのだ、尚更タチが悪い。「勉強しないとな〜やっぱこの季節が勝負じゃないの?」「バカかてめえはよ!ずっと座ってばかりの方が効率悪いぜ。それよりも今しか出来ない経験もやって見た方が良いぞ。」確かに一理ある。俺はこの先多分ゲームか勉強か母ちゃんとの思い出しかない。そういえば去年のクリスマスは母ちゃんと盛り上がってただけだったな。いかん、そう言われると確かに危機感を感じてきた。「いいけど……どこに行くの?」「四尾連湖行こーぜ!」「四尾連湖?山梨じゃん。どうやって行くの?」「親父が車だしてくれるんだよ。それにさ……この前のメンツで行こうぜ!」行動力がすごい。というか……龍君年齢詐称してパチンコする仲間とかいるイメージなんだけど案外人を選ぶのかもしれない。「この前のメンツなんだね、なんかもっと別の友達とかいそうなんだけど。」「あ〜、普段つるんでるヤツらはな、なんというか……話は合わせられるんだけどなんというかつまらねえんだよな。」「つまらない?どういうこと?」「なんというか、俺はな?本質的な話とかを深堀したり、音楽とかも黒人音楽のルーツの音調を使ってる……とかそういう話が好きなんだけど、どうにも服の話題とか女の話題ばっかするからさ……なんか違うんだ
last updateLast Updated : 2026-08-07
Read more

クラスの不良は優等生 7話

四尾連湖に着くと、まずは荷物を荷車に載せなきゃ行けなかった。実は昔ながらの作りをそのまま採用してるので道が整備されておらず車で向こう側にはいけないのだ。ちなみにもう1つ方法がある。「おお!なおっち〜!ボートめっちゃ楽しいぜー!」有料だけどボートを使うという方法もある。龍君はめちゃくちゃはしゃぎながら漕いでいた。ほんと…精神年齢分からない人だな。あとのみんなは荷車をつかって向こう岸をめざしていく。「まさか…この俺がみんなと出かける日が来るとはね。」「えー!どうしたのよ、直輝君!もっとたのしも!」彩奈さんがそんなふうに言ってくれる。そうか、彼女はあのゆるーくきゃんぷをするあのアニメのファンだからめちゃくちゃ気合いが入っているのか。それにしても、小柄だけど少しグラマーな舞衣に対して彩奈はすらっとしていて背も僕と変わらないくらいだから少しモデルチックだ。それがアクティブな服装とマッチしていて結構意識してしまっていた。…いかんいかん!そんな分析してたらまた舞衣に殺されてしまう。「でもさ、こういう日はいい思い出になると思うんだ。」「おっしゃる通りで。」「何故に尊敬語?」自制心が彩奈を意識しては行けないと言っている。そのせいで日本語が少しバグってしまう。あれ、ちょっと待って…男女で集まってキャンプ?なんか…めっちゃ陽キャじゃないか?すごい!いつの間にか俺の青春はこんなに華やかになっていたのか!ちょっと感動した!そんなことを思っていたらキャンプサイトに到着をしてしまった。湖に面している湖畔サイト、そして林の中にある林間サイトなどがあった。んー、どちらにしようかな。「「「「「湖畔サイトかな。」」」」」「いや、めっちゃハモったな」「あはは…まあそうなっちゃうよね!」どうやら、みんな意見は合致していたようだった。あの漫画でも確か湖畔にテント立ててたっけ。今日用意したのは男女で別れるためにポールテントと普通のスリーブ式のテントの計2点のテントが用意されていた。そして、雰囲気を出すためにヘキサタープという六角形のタープを用意する。俺たちは最初にタープを立てて天井を作るのだけれど…。「なかなか立たない…。」そう、結構物理演算ができないと難しい。ポール2本と紐の張りで支えるので少しでもミスがあると立つことが出来たなかったの
last updateLast Updated : 2026-08-07
Read more

クラスの不良は優等生 8話

すっかり日もくれて、湖は夕焼けに反射して燃え上がる太陽を湖に写すかのようなそんな光景が拡がっていた。俺たちは暫く女性陣たちが戻るまでは釣りをしたりしていたのだが、もどってきたのでみんなでカレーを作ることになった。「飯田〜、飯ごうで米炊いといて。」「どうやるんだ?直輝よ。」「あ〜、1度沸騰したらとろ火に変えて15分から20分ほどグツグツさせるんだよ。それが終わったら蓋をそのままにして蒸しといて。」「お前!詳しいな〜!料理とか普段やるのか?なおっち!」「母ちゃんがよくやるからねぇ、1度炊飯器が壊れた時鍋で作ったことあるんだ。それを聞かされてたから思い出しながらやってる。」「へぇー!カレーはどうすりゃ上手くなるんだ?」「カレーは人参、玉ねぎ、じゃがいもをしっかり火を入れるとミルポワっていう出汁になるからその味を引き出してルウは水っぽくならない程度に入れるといいよ。」ふたりと作業をしていると、自分が料理がそこそこ詳しいことに気がつく。母ちゃんが普段凝った料理を作るのだけれど…案外頭に入ってるものだと感心する。「なんというか…、直輝って頼りになるよな〜なんだかんだ。」「いや、そこはストレートに頼りになるって言ってくれよ。」そんな雑談をしているうちにカレーが完成した。とても香ばしくスパイシーなカレーになっている。「これが…直輝君の手料理!」舞衣は別の意味で感嘆をしていた。いつもは食べさせてもらう側だったからな〜どうなんだろう。「なんか…負けた気分。でも嬉しい…ん、複雑。」なにやらなんとも言えない顔をしていた。料理がそこそこ出来るのは女性にとってはハードルが高いのだろうか?たしかに料理は女性がやるイメージが強いけど。俺たちとは裏腹に彩奈はみんなとの風景を写真にとっていた。「美味しい?彩奈!」「うん!とっても…!思い出になりそうだから写真撮っちゃった!」「あはは!そうだよね!本当は焼肉とかジャンバラヤとかも食べたかったな!」「まあでも人生初キャンプなんだしここまで出来れば十分よ!」言われてみればそうだ。キャンプとは目の前のものに集中するのもいいが空間と時間を楽しむものだ。そう考えると…少し不格好なこのカレーも絶品料理に感じる。その後も俺たちはUNOをしたり、雑談をしていると…時刻は22時になっていた。☆☆「お休みー!」
last updateLast Updated : 2026-08-07
Read more

クラスの不良は優等生 9話

俺は夢を見ていた。過去の夢だった。俺の名は虎ノ門龍。学校では浮いている存在だ。「申し訳ございませんでした!」「全く!いつも息子さんには困らせられますよ。」中学の記憶だ。そういえばいつもこんな感じで呼び出されてたな。そして、母ちゃんは必死に謝って…俺はなんで怒られてるのかすら理解してなくて、そんな事ばかりだった。「母ちゃん…俺には怒らねえの?」「大丈夫よ!少しでも何か分かればいいのだから。」「そっか…でもすまん、なんかバカにされたから殴っちまった。」「そう…龍は手が出やすいから少し抑えたほうがいいわよ。だって手が出たら負けになるんだから。」「なんで?だってアイツら殴ったら泣いて謝ってきたよ。そしたら俺の勝ちじゃね?」「もう〜龍……まあいいわ、今日は晩御飯にしましょ。」馬鹿だった…本当にあの頃の俺はどうかしていた。こんなことばかりして…母ちゃんを困らせてばかりだった。「龍?将来の夢とかある?」「将来だァ〜?んー、今が良ければいいんだよな。まあ…ホストでもやるかな。」「なんでやりたいの?」こんな生産性もないバカな話をしても、母ちゃんは俺の奥を見据えてるようでいつも真剣に話してくれた。俺は心底ウザってえとおもっていた。ある論文では幼少であれば親と一緒にいると認知能力が上がりやすいと聞くが、中高生になると自主性を重んじるため親と一緒にいるメリットは少ない、いわゆる反抗期だということをこのウザったい感情が教えてくれた。「うるせえな、つか…中学なんてやりたい事なんか無いのが普通なんだよ!いいかクソアマ…未成年は方向性を夢見るもんだ…覚えとけ!」「クソアマは言い過ぎよ…でも心のどこかでは前を向いてるようで何よりだわ。」「うっせえよ!」俺の母ちゃんは本当にうるさかった。だけど、俺が最初から頭が良かったのは母ちゃんの教育が良かったんだなとしみじみ思う。だが、俺はそんな環境が窮屈でなかった。「ちょっと!どこいくの?」「あ?散歩。」「もう21時じゃないの…。」「まあ、朝には帰るよ。」俺は夜一人で出歩くと基本は喧嘩をする。もしくはなんぱもしていた。「よお、姉ちゃん!何してんの?」「え、いや担当とアフター行くから待ってんの。」「どれくらい待ってんの?」「1時間半。」「かぁ〜!失礼な男だなぁまじで。」「ちょっと!担当
last updateLast Updated : 2026-08-07
Read more

クラスの不良は優等生 10話

キャンプは終わり、俺たちはいつも5人で集まることが習慣になっていた。不思議と…最初はバラバラなみんなだったとは思えないくらいみんなでいる空間が楽しかったのだ。季節は7月になる。もう夏の季節になっていて、俺たちは半袖で学校に行くことが普通だった。というか…むちゃくちゃ暑い。夏に差しかかる東京は気温が30度をとうに超えており逃げ場の無いサウナにいるような苦しさだった。「おはよう、飯田、龍。」「おー今日も暑いな直輝。」「そろそろ期末試験もすぐだな〜。」俺たち学生は期末試験が差し掛かっており授業も多少ピリついていたので少々くたびれていた。なぜ学校というのはクーラーではなく扇風機を置いてあるのだろうかと今の日本経済を憂いてしまう。「増税した金はどこいったんだ。」「んなもん、政治家のキャバクラ代に決まってるだろうが。」「怒られるぞ〜龍。」「号泣会見待ったナシだな。ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛〜この日本…おんおん…あ変えたい!!あなたには分からないでしょうね!」「それはもっと怒られるぞ飯田!」そういえば10年前に兵庫県の某議員が号泣会見してたけどあれめっちゃ流行ったよね。確かにホモビやネットミームが好きな飯田なら知らない方がおかしい。「てか、なおっち勉強はどうだ?」「んー、正直停滞してるところ。」「あ?んだよお前自分に言い訳してねえでとにかく勉強しろよ。光合成してんのかよ。」「いや、龍にだけは言われたくないよ!」いや、龍自体はめっちゃ勉強してるんだけど…相変わらずこの男は問題を起こしている。「俺知ってるよ〜この前もずっと女の子と遊んでたって。」「あ?エリカか?なんだ見てたなら声掛けてくれよ。」「彼女なの?」「あ〜中学生の頃からナンパして、そっからずっと一緒だな。」龍はどうやら昔からこの調子らしい。しかし、他の女性に手を出してる様子は無いので案外一途なのかもしれない。「じゃあこれから毎日合宿だな。」「まあ…それしかないか。」実際、合宿は効率が良かった。勉強は基本はインプットをする効率の悪い作業なのだが、こうして集まって勉強をするとそれぞれが得意な科目を教えあっている。いわゆる…アウトプットが理想的に行われているのだ。適度にゲームというご褒美があるから集中力付きやすい。みんな得意な科目は違った。龍は数学が圧倒的に高く。
last updateLast Updated : 2026-08-07
Read more

クラスの不良は優等生 11話

「今日……泊まってもいいかな?」俺は、正直喉の奥が詰まりそうだった。舞衣と付き合った日以来こんなこと初めてだった。しかし、ここは真摯に対応すべきだろう。そう、彼女は帰り道が無くなっただけ、そして僕と彩奈はただの友達。何もやましいことは無いはずだ。「わかったよ。ちょっと服とか用意しとくね。」「ありがとう!」こうして見ると、彩奈は舞衣と比べると綺麗系の可愛さを持っている。なんというか……舞衣はイエベの可愛い系。彩奈はブルベのスレンダー系と言った感じだ。「あ、服どうしよっか……母ちゃんのか俺のやつしかないけど。」そう、泊まるとなると制服では居心地も悪い。シャワーも浴びると考えると……そこも聞いた方が良さそうだ。「じゃあ……直輝君の服にしようかな。」「おっけー!了解!」そうか、母ちゃんの服はさすがに嫌か。まあまあ……確かに中年の服を着させられるのも嫌に決まってる。俺はあまり使わないパーカーとスウェットを彩奈に差し出した。まあ、これなら女子でも不潔に感じないものだから大丈夫だろう。「ありがとう、直輝くん……。そしたら、次はシャワー借りてもいいかな?」「湯船に浸からなくて大丈夫?疲れ取れるよ。」「あ、じゃあお願いしようかな。」「おっけー。」俺は淡々と風呂の掃除を済ませ、15分くらいかけてお湯を沸かすことにした。夕食は置いてあったカップ麺だった。「ごめん、こんなのしかなくて。」「ううん、全然!だって泊めてもらって側だし。」「そうだよね!それなら良かった!」なんとなく……会話がぎこちないように感じるのはおそらく俺も彩奈も一緒だった。そして、彼女にお風呂に入ってもらうとしばらく1人になる。……………………。やばいやばい!何も考えられない!やっぱりこれあんまり良くないんじゃないかと焦り出す。こういう時は……瞑想しよう。心頭滅却すれば火もまた涼し……、俺はソファーの上で座禅を組んで瞑想を始めた。そう、確か瞑想は何も考えずに呼吸に集中するのだ。余計なことは考えず……とにかくリラックスに持っていく。こういう時は家族の異性を思い出すとドキドキも落ち着くのだ。母ちゃん……そう、母ちゃんならやましいことも……って違う!あの人も元セクシー女優だった。こんな、不毛な葛藤を繰り返していると足音が聞こえてきた。「お風呂出た
last updateLast Updated : 2026-08-07
Read more

クラスの不良は優等生 12話

キーンコーンカーンコーン……チャイムが流れる。遂に試験の日前日になった。「みんな、2年生初の期末試験だと思うがしっかりとやるようにな。」「はーい!」「ちなみに今回は下位の2割は赤点とみなし追試をするからよろしく。」諏訪先生がそう説明をする。俺の学校は地味に偏差値が高く進学校になるためこうして追試も一定層は受けなきゃ行けないという特殊なルールを作られている。さて……、ここ1ヶ月は頑張った。みんなで試験課題の問題なども解いていった。キャンプもしたり家に集まったりしたけど、1番はこの試験を受けることだ。俺は前回500満点中185点という下位成績をとってきた。だけど今回は仲間と勉強の習慣をつけるようになった。あとはやることは一つだ、寝る前に試験範囲をある程度おさらいをしてみて……睡眠をしっかり取ることだ。そうすれば、何とかやって行けるはずだ。よし!完璧だ。ピロリロリーンそんな思いとは別に後ろから着信音が聞こえる。「あ?もしもし、エリカ?え、今日デートだっけ?んだよめんどくせえなー了解。」「ホームルーム中だぞ、虎ノ門。」「さーせん。」ぬぅぅ……天才め。龍はどうやら歳上の彼女が3年ほどいるらしく、時折このようにデートがあったら優先するのだ。ひ……人は人、自分は自分……、ストイックに頑張るんだ。「じゃあ、ホームルームを終わる。」「ありがとうございました。」ザワザワ……。みんなが下校の準備をして、試験について話したりしている。「お前勉強してる?」「おれ?してないな〜?」こんなテンプレのような会話が沢山流れてくる。ちなみに龍は既に飛び出していった。「あれ?飯田今日は一人で帰るの?」「ああ、試験前に水泳でもしようかと思ってな。」「いや、怖すぎるわ。勉強に集中したら?」「ああ、泳ぐとさ……頭がスッキリして勉強捗るんだよ。」どうやら飯田も飯田で特殊な過ごし方をするらしい……結局、あとのメンバーも試験に集中するかと思いきや舞衣は配信をしなきゃ行けなかったり、彩奈も夏のコミケに向けてのコスプレと化粧品選びをするということで試験前とは思えない自由っぷりだった。なんか、こうして見ると僕の友人は尖ってるけど優れた人物が多くて劣等感に襲われてしまう。何も無いな……俺って。敢えて言うなら、母ちゃんが、AV女優としか特徴がな
last updateLast Updated : 2026-08-07
Read more
PREV
1
...
34567
...
31
SCAN CODE TO READ ON APP
DMCA.com Protection Status