All Chapters of 僕のお母さんは△▽女優: Chapter 51 - Chapter 60

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クラスの不良は優等生 13話

試験当日だった。試験は3日に分けて行う。大体3科目をやるという感じで、教科を注力出来た。席は試験用に学籍番号順に並び変えられる。そして、試験に望むのだ。最初は……英語から始まった。「それでは、試験を始めます。」英語の問題をやる、最初はリスニングだ。案外、彩奈のネイティブ英語は聞きづらかったのでむしろ試験用のCDのほうが単語が聞き分け安かった。atmosphere……雰囲気か!まさかなんとなくの会話で出てきたものが試験に出るとはラッキーだ。その後も単語力が上がったので日本語訳はある程度解けたし、空欄の問題に単語を埋めるのは造作もなかった。基礎って本当に大事なんだな。数学の試験があった。数学はとにかく数式を覚えることだった。じっくりでいい……本質を失わないことと時間配分に気をつける。つまり、ケアレスミスとの戦いにもなる。そんな感じでみんなの教えが確実に俺の体に浸透をしており、試験にかなり手応えを感じることが出来る数日だった。俺たちはその間は……喋ることは無かった。☆☆無事……試験が終わった。みんなから緊張の糸が解けるのを感じる。そう、ここは進学校。学力が物を言う学校なのだ。俺は……小さくだが成長をできた。「みんな、お疲れ様。テストの採点を渡すから呼ばれたら来るように。」「はい!」「天野!」「はい!」そういえば俺の苗字あ行だから呼ばれるの早かった。渡された答案と点数を見る。天野直輝現代文 76点数学 80点地理 86点生物 70点英語 80点総合392点……え?あれ、俺……185点だった男よな?すごい!確実に成長をしている!なんてことだろう、200点取れればまあいいかなと思ってたけど大幅に成長をしていた。これは大きな成功じゃないだろうか!俺が、人生で初めて勉強に達成感を取れた瞬間だった。「和田」「はい!」「……と、これで全員だな。みんな、今回はよく頑張った。クラス平均が前回の期末に比べて大幅に上がっている生徒が多々居て先生はとても嬉しいと思う。しかし、そこで天狗にならず、前にどうか向き続けて欲しい。ホームルームは以上だ。」「はーい。」このようにして、試験が終わった。ここからは夏休みだった。「お疲れ様!なおっち!」「あ、龍!お疲れ様!なんか試験の間喋らなかったから久しぶりな感
last updateLast Updated : 2026-08-07
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隣のグビ姉は小説家 1話

俺は飯田蓮。普通の高校生にして、AV女優の母親を持つ天野直輝とは親友である。普段は水泳部の練習に勤しんでおり、バイト、仲間とのカラオケなど多種多様なコミュニティに属している男である。最近は俺である直輝もあの学校一の不良の虎ノ門龍や色んな仲間たちと楽しそうなので俺は1歩引いて友人の成長を心穏やかに眺めている。とても嬉しいことだ、今まで1人だったやつがこうして仲間ができているのだ。俺があいつに接してきた事はこれを伝えるためのきっかけになればいいかなと思ったからいい方向に進んでいる。俺はテストが終わり、夏休みに向けてプランを練っていた。なんて嬉しいのだろうか、夏休みなんて遊びたい放題じゃないか!カラオケとかは飽きたし……部活の練習をしようかなど悩む時間を楽しみながら俺は帰宅した。「ただいまー!」ちなみに俺は一人暮らしである。両親が離婚をしてから親と疎遠になり……俺は一人暮らしをしている。とはいえ、お金が少し貯蓄があるのでボロアパートに住んでるくらいだ。一人暮らしでも、ただいまっていうと少し心がほっとするよな。「おかえりー!れんれん!」ガクッと肩の力が落ちる。そう、聞こえちゃいけない声が聞こえてきた。「笛吹さん……なんで俺の家にいるんすか。」「あはは〜なんでだろ……鬼ころし飲んでたらなんか蓮くんの家にいた〜。」このだらしないお姉さんは笛吹さやかさん。年齢は25歳で仕事は何をしてるのか分からないけど……ニートでは無いのは確かである。酒とタバコが大好きで、家は年中散らかっている。しかも、家の家具は偏りまくっていて……ウォーターサーバーはある癖に洗濯機も冷蔵庫もないのだ。そのため、たまーに洗濯機を借りに家に来たことはあるのだが……今日は家にいた。「(スっ)もしもし警察ですか?不法侵入です。」「あ〜!待って待って!わかった、家賃身体で払うから。」「未成年に淫売行為の強要と不法侵入が」「ストーップ!……あ、お世話になっております、申し訳ございません……中学生のイタズラですはい……はい……申し訳ございませんでした。」ナチュラルに携帯を取られて対応をされてしまった。シラフの時ないくせに……こういう時は対処が冷静なのがより怖かった。「もー!警察の人に迷惑でしょ〜!」「いや!目の前に!迷惑そのものが!」「何言ってのよ〜私たちは運命
last updateLast Updated : 2026-08-09
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隣のグビ姉は小説家 2話

チュンチュン……俺は朝大体5時に起きる。何となく気持ちがいいからだ。そして、朝20分はランニングをしていたりする。これがなんととも気持ちがいい、直輝にも教えたいくらいだ。俺はランニングを終えて、自分の部屋にもどる。「ぐがぁ〜ぐがぁ〜。」そんな日常は笛吹さんにぶっ壊されかけていた。「す……すげぇ寝相っぷりだよ。」女の子ってこんなに野太いイビキかくのかと思ったけどそういえばこの人いつも酒を飲みながら小説書いてるんだった。「笛吹さん!起きてください!」「ふぇ〜……?蓮くんもう起きてるの?」笛吹さんは布団から起きる。すると、服がはだけて見えちゃいけないものまで見えそうだった。「ちょ……服くらいちゃんと来てください!」「あはは……私ね〜なんかズボンとか履くの嫌いでさ〜なんというか……普段あんまり服着ないんだよね。」「もしもし、警察ですか?痴女がいま……。」「ストーップ!ストップだよ少年!」すると、笛吹さんが急に抱きしめて俺の通報を止める。「ダメだ!あなたが更生するところはここじゃあない!独房だよバカヤロウ!」「いや〜、お願い……何でもするからァ!〇〇でも××でもするからぁ!」「朝から何言ってるんだあんたは!?」この人に羞恥心とかあるのだろうか?ああ……遥香さんみて癒されたくなってきた。「とにかく!朝ごはんはベーコンエッグと味噌汁でいいですか?」「うん〜、二日酔いだから味噌汁嬉しい〜。」にへへと笑う笛吹さん。いかん、まだシラフかどうかなのも怪しい。俺と笛吹さんは朝ごはんを食べ終えると、俺は直ぐに外に出る支度をした。「またどっか行くの〜?」「ちょっと……お出かけに。」「私も行く〜。」「え。」何故か笛吹さんが俺に同行することになった。すごい……なんというか、年上のお姉さんというか……人懐っこい猫だなこれは。そして、俺たちは街中をゆっくりと歩いていく。途中で本屋さんがあった。「あ!これ!」笛吹さんがある本に向かっててとてとと歩いていく。なんというか、歩いてる姿でも酒に酔ってるのか千鳥足で特徴的なのよな。「見て〜!これ誰の本だ!」「この本は……翼の折れた天使?」見ると、本屋さんの人気ランキングにも入ってるという小説だった。もうすぐ映画化!とか書いてあるけど……。「え、まさかこの本って……。」「え
last updateLast Updated : 2026-08-09
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隣のグビ姉は小説家 3話

鳴らし慣れたインターホンを押す。ここは天野家、俺のサードプレイスと言っても過言ではない場所だ。中学から仲良くなった天野直輝の家である。俺はこの家が好きだ。直輝はすげ〜良い奴である。なんというか、大人びていて他の奴と比べて俺の本質を見ているところがなんとも面白い。そして・・・「遥香さーん!お久しぶりです!」俺にとっての女神である天野遥香さんがいる。彼女は健康的な褐色肌と豊満なボディをしており、巷でも評判の美人である。正直、直輝が羨ましいほど綺麗な方である。そして、この人は過去にめっちゃ売れっ子のAV女優の過去がある。「あら!飯田くんじゃない!」「…あれ、直輝は?」「直輝ね〜、舞衣ちゃんに埋め合わせデートだとかいってさっき出ちゃったわよ。」「あ、そうなんすね…。」そういえば直輝と舞衣は付き合ってるんだった。そして、直輝は彩奈にも好かれているため誤解されてまた舞衣に怒られたりでもしたのだろう。「良かったらお茶してく?」「え?いいんですか?」「たまには飯田君とも話してみたいもの!」なんと!遥香さんと2人っきりになれるとはなんと幸運なのだろう。昨日は笛吹さんに振り回されてたから、なおご褒美な気がする。しばらくすると、遥香さんはシフォンケーキを出した。アールグレイの紅茶の香りがするシフォンケーキである。生クリームも甘すぎない程度の仕上がりになっており柔らかいケーキと相まってとても美味しかった。「うま!こんなの毎日食える直輝って贅沢ですね!」「そう言ってくれると嬉しいわ!直輝はいつも…うん、まあまあとかいうのよ。」「なんてやつだ!今度叱っておきます!」「そーして!うふふ。」し…幸せだ…。こんな時間がずっと続けばいいのに。「ねぇ…飯田くん?」「はい?」「クリーム…着いてるよ?」すると、遥香さんは俺の口に指を当ててクリームを取り、そのまま舐めとってしまった。なんだこれ…AVの撮影?やめろ!こんなことしちまったら興奮していつの間に俺が直輝のパパになっちまう!「もう!お茶目ね!」「…はい。」「にしても…飯田くんちょっと疲れてる?」「な!」流石は遥香さんと言うべきなのだろうか。彼女は本当に鋭い、直輝も手を焼くほどと聞いていたが人目で俺の状況を悟ることが出来るのだ。「…実は最近居候が出来たんですよ。」「
last updateLast Updated : 2026-08-09
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隣のグビ姉は小説家 4話

これは、私こと……笛吹さやかの物語。私はシラフの時はネガティブでどこか道化のように自分を作る性格だった。私は人より大きく劣っていた。何より私は……両親の存在を知らない。わたしは生まれてからずっと……施設育ちだ。「さやちゃんは、何か食べたいものある?」「シスター!私は……いつもの鮭で十分に幸せです。」別に食べて幸せではなかった。とにかく私には食べ物に味覚を感じなかった。なんというか、サンドイッチはスポンジを食ってるようだし、肉は生臭く美味しいとも思わないのにそれを1度本音で言ったら周りをドン引きさせてしまったのだ。そして、わたしは常に孤立をしていた。施設の子たちの話が分からなかったのだ。例えば……みんなはテレビの女優やジャニーズの話をしているのだが、私にとっては戯言だ。私はアドラー心理学や量子力学の本などが好きだった。ただ……一つだけ心が揺らいだ瞬間がある。それは、施設の子達の里親が見つかり、お別れする時だ。「さやちゃん!またね……!」「うん、ともちゃんこそ元気で。」施設の子達が去る姿をみて、幸せそうに手を繋ぐ姿を見てわたしは幼少から要らない存在だと認識してしまったのだ。やがて、わたしは文学に励むことになる。私はからっきし勉強はダメだった。例えば国語は他の人より深読みをしすぎで先生に意図が違いすぎると思った。理解が出来なかった、作者自身の本質を見抜いただけだったのにこの教師は表面上の決められた理解でしか正解を設けない無能だと思った。やがて、わたしは文章を書き続けてなんとなく……出版社に顔を出すことになった。「ちょっと君……この作品難しすぎるんだよ。人に伝わらなきゃこんなもの……売れないんだよ!」また否定だ。しかし、分かりきっている。私は人とは違う。私にとって人間とは顔がだいたい同じの将棋の駒のようにしか思えなかった。きっと能力とかを勝手にフィルターしてしまったのだろう。しかし、この日は違った。「どうしたんだ?」「あ、編集長!この女子高生が原稿を見せに来たのですがどうにもちんぷんかんぷんで……。」「どれどれ……。」「私は……何がおかしいのでしょうか?」「ほう、2040のシンギュラリティとナマズに関する脳のブラックホールの論文を元に書いた小説の物語か……これを元に暴走をするAIに立ち向かうおっさんの物
last updateLast Updated : 2026-08-09
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隣のグビ姉は小説家 5話

今日は帰り道だった。遥香さんと話せてよかった。正直、あんなに素敵な母親を持つ直輝が羨ましいなと思う。優しくて、芯があって覚悟がある……あんなに素敵な女性はいないと思う。そんな中、俺の孤独の帰路は笛吹さんによって少し賑やかになったので……そうだ、今日はゆっくり湯船に浸かってもらおう!入浴剤を購入して、彼女と向き合う事にしよう。そんな、ポジディブな感情は一瞬で崩壊するのだった。「うえええ〜!」「なんだ……この部屋。」いつもは片付いている俺の部屋は、一日でゴミ屋敷になり、俺の布団で笛吹さんは泣き崩れていた。「笛吹……さん?どうしたんですか?」「れんれん!帰ってたのか!実はさ〜やっと携帯の支払いができて携帯繋がったら編集長に怒鳴られたのよ〜、連絡しろ!って……。」「至極真っ当なお叱りだと思うんですけど。」「しかもさ〜新作出せ〜新作出せ〜ってうるさいんだよ〜、1年間ボツ出しまくったくせに売れたら、わたしはお前の成長を見越したからチャンスを上げたんだとかさ〜舐めてるよ〜!」「普通に恩人じゃないですか!デビューの為に笛吹さんに下積み期間を設けて育ててませんか?」なんというか……この人はたくさんの人に支えられて今があるのだと改めて実感をする。しかも、彼女は酒に溺れて小説をサボってるからこれは書かせるべきだろう。愛しい一人暮らし復活のために。「んだよ〜れんれんも編集長の肩をもつのかよ〜。」「それより……なんなんすかこの部屋。散らかってるし……あれ、俺の布団にティッシュがクシャクシャであるんですけど……あれって。」「あはは〜お酒飲んだり、イライラするとさ〜……ね?わかるじゃん?」「わからねえよ!生々しいよ!」やめて欲しい、人の布団で致すとか衛生的に嫌すぎる。なんてことをしてくれるんだろう……今日はこの布団で寝られないじゃないか。「……じゃあ、お姉さんの欲求はれんれんで発散しようかな〜なんて。」「……やめてください、俺の童貞は大事な時のために取っておくんで。」「え〜脱げよ〜。」「通報しますよ!?」まずい、この人貞操概念もめちゃくちゃである。この人にだけは童貞は奪われたくない。ファーストキスはタバコと酒の味ってのもなんか嫌だ。「んだよ〜絶世の美女といやらしい事とか千載一遇のチャンスだぞ?」「はいはい……それより、小説は書くんで
last updateLast Updated : 2026-08-09
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隣のグビ姉は小説家 6話

「海だーーーー!あははは!」ここは静岡県の伊豆半島、やや北西に位置する大瀬崎。ここは万年マリンスポーツの聖地として人気であるスポットである。現在はダイビングの人たちで賑わっており、大学生も沢山居た。そして、普段家から出ない笛吹さんは海で大はしゃぎしていた!凄い……もうアラサーになるのに大学生に混じるどころかテンション超えてきてるよ。「おおー!以下にも青春真っ只中の男女!ヤリサーかよ!てめえらの乱れた性生活取材させてくれ〜!」ザワザワ……「すみません、ほんと……すみません。」そして、俺はそんな揚々としている輪を乱す笛吹さんの謝罪に回っていた。「ちょっと!笛吹さん!!恥ずかしい真似やめてください!マジで通報されますよ。」「すみません……。」「てか、ここに着いてからどんだけ飲んでるんですか!まったく!」「アサヒスーパードライを4缶ほど……。」「ちょ、マジでなにしに来てるんすか!?」道理で初っ端から支離滅裂な発言が目立つのか。早く別のところに避難しないと……。あれ、ここまだ道が続いてるんだな。「どうしたの?れんれん!」「なんか、あの岬に池があるみたいですよ!」「え!まじで、いこいこ!」「はいはい……。」伊豆はもともと離島だったのだが火山活動で長い年月をかけている。そのため、岬に池があったり、溶岩で作られた洞窟があったりといわゆるジオスポットというのが至る所にある。そう、とにかく今回の目的はジオスポットの取材である。暫くすると、ここは神社でもあるみたいで珍しい木々に囲まれていて、真ん中には神池という池があったり。「すげーー!コイじゃん!でか……!」そして、池にはおびただしい数の大きなコイがいて、俺は面食らっていた。「落ちないでくださいね〜!結構お酒飲んでるんですから……。」「コイのアライは……日本酒の真澄と合わせれば……。」「別の意味でやばい方向にいやがる!」なんという事だろう、行動に予測が全く出来なかった。「笛吹さんって……なんかいつも行動が読めないです。俺には難しいですよ。」「ん……きっとね、れんれんは私と違うものって色眼鏡でみてるから大きく違うように見えるんだよ。」「そんなもんなんですかね?」「うん!私だってさ!れんれんと同じところはあるよ!」「え、どんな……。」「えへへ〜秘密〜!」どことなく
last updateLast Updated : 2026-08-09
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隣のグビ姉は小説家 7話

俺は少し嫌な気持ちが吐き気を催し、気がつくと俺の意識は無くなっていたみたいだった。しかし、なにか今は心地が良い。子守唄、そして人の体温を感じる…なんだろう、遥香さんでも…あの浮気をして俺を捨てて行った忌まわしい母親でもない、不思議な感じだ。「こーやーんせーこーやんせー。」「…笛吹さんでしたか。」「おー、起きた起きた〜!」いつもならあばれてその場から離れるのだが、どうにも身体が動きそうにない。いつもそうだ、家族のことを思い出すと…発作のように力が抜けてしまう。「もう少し休む?」「ええ…もう少し。」そう、発作の原因はあの小説だ。どうにも…偶然と言うには出来すぎていた。そうか、彼女の小説はこのように人に劇物に近い側面もあるのか。まるで、アルコールが高すぎると薬品へと概念が変わるスピリタスのように。「俺、笛吹さんに過去とか話してましたっけ?」「ううん!でもね…部屋とか、れんれんをみてるとそんな人生だったのかなって感じただけ。」「あはは…さすがは天才小説家ですね。」ここまでいくと探偵でもいい気がしなくもないけど。「むー!なんか心から言ってない!」「すみません、ですが…これもひとつの感動なのかもしれません。感情が動くと書いて。」少し考える、あれはどう見ても俺だ。彼女はあのおじさんを書きたいのではなかったのか?色んな疑問も思う。彼女は天才が故に善悪の概念がない、恐らく嫌がらせでは無いと言うくらいはわかる。じゃあなぜ?すると、彼女は俺の頭を撫でてまた歌い出した。…あんまり歌は上手くないのだけれど。「笛吹さん、なんというか…独特な音程してますね。」「むー!れんれんも私の事音痴っていいたいのか!」「なんでしょう、抑揚とか音程とかで表現するもんだと思うんですけど、笛吹さんの表現はまた違った表現だと思います。」「そなの?まあいいや!…私はね〜今はれんれんのことを知りたいんだ〜!」「どうしてです?」「れんれんは〜たまに寂しそうなの顔をするんだけど、あくまで俺は傍観者…ってスタイル過ぎると思うんだよね!自分の意見を言わなすぎるというか、常識に囚われすぎてるってゆーか〜!」当たりだ。俺にとって主人公は直輝で十分である。俺は傍観者、友達Aとして彼と遥香さんたちと過ごす日常がとても好きだ。別に俺の家族愛による欲求なんて、既に必
last updateLast Updated : 2026-08-09
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隣のグビ姉は小説家 8話

チュンチュン…朝に雀の鳴き声が聞こえる。過去に朝チュンと言う造語があったのだが、意味深に表現するこの言葉の意味をたった今理解した。俺の横には笛吹さんがいる。そして、あまりにも無防備に眠っていた。「んー…んー。」普段寝てるところは見てるのだがこんなに近くで見るのは初めてである。そして、妙に体温の低い笛吹さんの温度が妙に心地よく感じた。あれかな、酒とタバコで血管でも詰まってるんじゃね?というツッコミも今は無粋である。表情をみると無防備な子どもそのものだった。よく見ると本当に可愛い。黙っていればきっと男はほっとくことは無いのだろう。不意に、ぷるんとした唇を見て少しドキッとしてしまった。彼女はこの油断のある感じが妙に心を引きつけるから普段のドライな自分の対応に驚いてしまう。考えれば考えるほど心拍数が上がるのを感じた…おちつけ、落ち着くんだ俺。「…れんれん、おはよ。」「うおっ!?」びっくりした。彼女は起きていたのだ。辞めてくれ、本当に心臓に悪いから。「れんれん…すごくドキドキしてるね。」「…笛吹さんのせいですよ。」「でもね…、幸せな時間だったよ!」「そ…それは。」確かに俺も幸せじゃなかったかと言うと嘘である。人との接触は心を安心させると聞くがそういったものもあるのかもしれない。「へー……勃った?」「やめてください!!」起きると、彼女は相変わらずだった。俺も変わらずである。多分、距離感が分からなくなった俺に対しての彼女なりの気遣いなのだろう。「昨晩は、お楽しみでしたね!」「やめてください、起きますよ。コーヒー沸かしますから。」俺は急いで離れてコーヒーを二人分淹れる。とにかく、今はカフェインでも入れて状況の把握がマストである。今日どこに行くか、とかね。「笛吹さーん!コーヒー飲みます?」「あ〜れんれん〜大丈夫〜!私にはこれがあるから〜。」彼女は紙パックのお酒を飲んで朝イチから酔っ払ってしまった。「あ!おいおい…早いですよ。」「えへへ〜迎え酒〜、それからのiQOSを吸うと…あーー!ほんっと幸せ〜えへへ〜。」昨晩の腕の中の少女はあっという間に酒タバコのジャンキーへと変貌していった。おかげで俺の息子もいつも通りに落ち着いてくれた。「もう…スイッチ入りすぎですよ。アルコール抜けてる日なんてあるんですか?」
last updateLast Updated : 2026-08-09
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隣のグビ姉は小説家 9話

ここは堂ヶ島。伊豆の有名なスポット……三四郎島と島があり、たまに潮の満ち干きにより、島と陸が繋がるトンボロという現象が有名な島である。俺たちは、事前にその潮が引くところを待って、食堂で海鮮を堪能していた。「うめええええーーー!」そして、ガツガツと食べる笛吹さんは刺身を味わって喜んでいた。笛吹さんは普段は食料に飢えているので本当に美味しそうに食べている。子どもみたいで可愛らしいと言えば可愛らしいのだが……。「ふ……笛吹さん、そんなにガツガツ食べなくても……まわりが……みてます。」「んう?ふぁいほうふふぁいほうふ(大丈夫大丈夫!)」「喋るか食べるかのどっちかにしなさい!」笛吹さんはお行儀が悪い。しかも箸の持ち方も歪なのでなにかと周りから注目されてる感じがしてとても恥ずかしかった。そして、彼女は片手にまたお酒をもっている。「ほんっと…お酒好きなんですね。いつから飲んでるんですか?」「ん?小説書いて……デビューするちょっと前!」「ってことは……酒飲んでから売れたんですか?」「なんかね〜シラフだと文章が難し過ぎるんだって!編集長にしか理解されなかったけど、それでもやめた方がいいって言われた!」「よし、こんど48時間かけて酒抜きしましょう。」「殺す気かよ〜、れんれんって結構Sだよね。」Sかどうかは置いておいてシラフの笛吹さんがどうなのか見てみたい。え、みてみたいよね??「それにしても、何でトンボロなんて表現なんでしょうね?どっかの国の言葉なんですかね?」「なんだ!れんれんそんなのも知らないのか?かぁ〜!これだから若者は!」「いや、7個しか離れてないですって。」あれ?でも7個ってことは俺が小一の頃に笛吹さん中二位の年齢と考えると……そこそこ離れてるのか。彼女は続ける。「トンボロはね〜イタリアの言葉なんだよ!」「そうなの!?」「そうだよ〜ググってみそ〜。」「マジだ!すげえ、笛吹さんって無駄に博識ですよね。」「無駄ってなによ!無駄って!」「今のところ知的なところ見たことないんですよね〜。」「それって!あなたの感想ですよね!」笛吹さんが突然ふざけ始める。それ、どこのニコ○コ動画の創業者の論破王ですかね?すると突然、周りの人達が席を離れた。トンボロ現象が始まりかけていた。先程まで海だったところが徐々に浅くなって
last updateLast Updated : 2026-08-09
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