ここは場所は同じ上野の不忍池という所である。蓮の葉が一面に広がっており、水には鯉が沢山いる。都会の中の少し非日常的な自然が心地よいのか、家族連れやランニングをする人もいる。都会にも、こんな憩いの場所があるのかと関心をしてしまう。「は〜、こういうところで散歩もいいね〜彩奈ちゃん。」「ね!特にこうして緑に触れることないからね。」「こうして見ると…私たちの日常で電車の中にいるとか動物的に結構ストレスなことしてるんだね。」「あはは、瑞希ちゃんのその捉え方…なんか直輝くんに似てる。」「あいつ、そういうこと死んだ目で言いそうだもんね。」直輝くんは独特な考え方を持ってるのでお互い瑞希ちゃんとの認識は同じようなイメージだった。どこか哲学チックで、天然な感じ。でもそれはお互い彼が大好きな証拠なのだ。彼も最初は孤立してるイメージだったけど、愛されるようになったと思う。「あ…みて…ここ!」「え…!」不忍池の東部に着いた時だった。私はその景色に唖然とした。それは、池の向こうにスカイツリーがあるのだ。そして、池が綺麗に移り下からもスカイツリーが伸びていて、その向こうには神社の朱色の色合いも合わさって、緑と調和した都会にどこかアクセントをつけているようだった。「綺麗だね…。」「うん!」こうして、なんとなくでも歩いてみるものである。身近な所にもこうして感動という物はあるのだから。「ね!写真撮ってもらおうよ。」「え、今は外国人しかいないけど。」「やるのよ!」私は、テンションの高いネパール人のマダム3人に話しかけてみる。まずは英語を喋れるか聞くと、もちろん喋れるとのことだった。私は、自分が撮ってもらったら私も撮るということになった。「イェーイ、アヤナ〜!」「はい、チーズ!」「ハィ、チーズ!」意外と英語はそんなにガチに言わなくても案外ノリとジェスチャーで伝わるものだ。どうやら皆家族がいて私たちと同い年くらいの娘がいるとの事だった。こうして、異文化に触れるのもなんと楽しいのだろう。ちなみに私たちは、スカイツリーを背景にしてジョジョ立ちをしてみた。2部のジョセフとシーザーのようなポーズで、私は人差し指をカメラに指し、瑞希ちゃんは両手の指先を広げ、上から見るとアルファベットのCのように弧を描くポーズだった。「Oh,cool jap
Last Updated : 2026-08-13 Read more