All Chapters of 僕のお母さんは△▽女優: Chapter 81 - Chapter 90

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瑞希と彩奈のオタ活サマー 1話

チュンチュン……朝のご鳥のさえずりが私の部屋に聞こえて、陽光がさしてくる。私はその中でゆっくりと目が覚める。パソコンの電源はつけっぱなしで、スマホもLINE画面が開いたままだった。「めっちゃ寝落ちしてた。」私は川崎彩奈、17歳のごく普通の女の子である。私はVTuberという活動をしていて、昨日はゲーム実況をした後にアニメを見て寝落ちをしていた。部屋には専用のマイクなどの機材や、お気に入りの漫画が至る所にある。「おお、スパチャが10万円もある。」私はココ最近で一番のお小遣いを手に入れた。これで夏休みを楽しむのも一興かもしれない。そういえば私には新しく友達ができた。上原瑞希ちゃん、ちっこくて可愛い小動物のような女の子である。帰りにジョジョの奇妙な冒険について意気投合したのだ。彼女とは、チーズアフターヌーンティーを行こうと約束をしていたので今日はそれをやるべきなのかもしれない。電話をかけてみよう。ピロピロリン……「も……もしもし!?」電話をし慣れてないせいか、瑞希ちゃんは少しぎこちがない喋り方だった。「おはよ!今日瑞希ちゃんどんな予定?」「んー、夏期講習も終わっちゃったし……予定ない。」瑞希ちゃんは予定がないとの事なので私のテンションが上がる。なんて幸運なのだろう!「ほんと!?今日良かったらチーズ食べいこーよ!」「チーズ!?」この子は本当にチーズが好きである。チーズという単語を聞くだけでもすごくテンションが上がるので、まるで子犬のような性格をしていて可愛い。「じゃあ、渋谷で集合しよ!ハチ公前で!」「は……ハチ公……渋谷……。」少し言葉がしどろもどろになる。……大丈夫かしら?「あんまり渋谷は慣れてない感じ?」「……うん。でも頑張ってみる。」彼女はなんて健気なのだろう。私のボルテージは急上昇する。「じゃあ、11時くらいでまたあお!」「うん!」こうして、私の夏休みの物語は始まっていく。☆☆私はメイクに時間をかけるタイプである。配信の時はすっぴんでいいけど……私は化粧の有無で結構見た目が変わるタイプなのでしっかりと化粧をする。まずは……カラコン……と!私は最近は青いカラコンをこのピンクの髪に合わせるのが気に入っている。そして、ファンデーションで肌を白くする。「……むー、またニキビできた。」
last updateLast Updated : 2026-08-13
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瑞希と彩奈のオタ活サマー 2話

まずは、髪型からである。私の行きつけの美容院である「e-Da」に行ってみた。「あわわ……。」「あれ、もしかして瑞希ちゃん美容院あんまり行かないの?」明らかに彼女は挙動不審である。「普段……1000円カットで済ましてるから。」「あーね!そりゃあ慣れないよ〜。そしたら、今日は私に任せて!」「あら〜あやにゃん!お友達?めっちゃ可愛いね〜!」「のぞみん、おひさ〜!お友達の瑞希ちゃんって言うの〜!」行きつけの美容師さんと盛り上がる私を見て明らかに青ざめた瑞希ちゃんがいる。ボソッと「これがスクールカーストの最上位の世界か……。」なんて呟いていて少し負のオーラを感じる。「まあまあ、今回臨時収入もあったしドンと私に任せなさい。」「あわわ……。」こうして、瑞希ちゃんは美容室の席に座ることになった。☆☆なんてことでしょう。私は上原瑞希。今私は渋谷でも人気の美容室である「e-Da」というオシャレなお店にいます。どうやら先代のオーナーがこの人気店を築きあげたそうで、当時の従業員がここの経営に乗り出したとのことでした。その人物こそ、今私の髪を切っているのぞみんさんとの事だったのです。「あはは……美容院行かないと緊張するよね。」どうやらのぞみんさんは私に気を利かしてガツガツ話すと言うよりは寄り添ったコミュニケーションを取ってくれます。とても、綺麗な方でした。年齢が不詳な見た目をしているのでパッと見何歳か分かりません。しかし、髪を切る手さばきは見事の一言に尽きます。繊細で……私の乱れた髪を綺麗にまとめあげてくれています。「すみません、それにしても……ここのお店内装とかも綺麗で……美容院と言うよりも高級バーみたいですね。」「先代のオーナー、飯田さんの意向ね。とてもイケメンでストイックでかっこいい人だったのよ〜。働きすぎでぽっくり逝ったんだけどね。」「飯田?」すごく聞いたことのある苗字です。もしかしたら、あの飯田くんと関係があったりするのかもしれません。「私は、その時にはもうスタイリストにはなれてたんだけどね〜、めちゃくちゃプレッシャーあったけど飯田さんの残したこの店を守りたいなって思って思い切って継いでみることになったの!最初はめちゃくちゃ怒られてたりしてたな〜。」「へぇ〜。」のぞみんさんはオーナースタイリストにしては、そこまで
last updateLast Updated : 2026-08-13
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瑞希と彩奈のオタ活サマー 3話

のぞみんにお願いしたところ、瑞希は髪型が少し大人びた感じで綺麗になっていた。雰囲気が綺麗なので、あとはこのあどけない顔立ちと服装を直してあげたい。メイクはパパっとやってあげることにした。今はカラオケ店でメイクをしてあげている。「じゃあ、ちょっと眉毛整えるから目を閉じて?」「ん…。」すると、何故か瑞希ちゃんは目を閉じると口をすぼめてチューするような感じになっていた。え、なにこれかわいい。チューしちゃうかもしれない。そんな衝動を抑えて、まずは眉毛をキリッとしたものにする。意外と眉毛ひとつでも印象が大きく違う。例えば角度がつり上がってると怒ってるように見えるし、下がってると悲しそうに見える。「眉毛全剃りは嫌だからね?」「だ…大丈夫よ。瑞希はかわいいからナチュラルに仕上げてみせるわ!」「ほんと?」もしかしたら私は化粧のために結構大事なものも捨ててるのかもしれない。だけど…私は毎日眉毛をゼロから書いてるので治すことは造作もなかった。次に…メイクである。世の中イエローベースとブルーベースという肌の血色などによって合わせる色があるのだが、瑞希はほんのりと健康的な明るい肌をしてるのでイエベに入るのであろう。すると、化粧は少し明るめな感じになる。しかし、今回は瑞希は髪型は洗練されてるのでメイクもナチュラルかつ、オトナチックで清楚に仕上げたいな。私は、きれいな肌にファンデを塗り、血色はややいい感じになるようにチークをほんのりとつけてみた。そして、顔立ちをくっきりさせるためハイライトをしてみる。目は少しタレ目なのでそこを活かすようにほんのりとアイラインを引いてみる。カラコンは…辞めておこう。彼女は黒目が大きいので素材を活かしていかないと。そんな感じで思考を重ねてみた。服はもう買ってある。白いブラウスにタイトスカートと赤いネクタイでOLチックに仕上げてみた。私は目を疑った。「ど…どうかな…似合う?」「か…かわいい!というか、尊い!」やはり化粧をすると女は変わるものである。彼女は案外本当にオフィスカジュアルな雰囲気が似合うかもしれない。できるOLみたいだもの。「ねね!一緒に写真撮らない?初めての変身記念に!」「うん!」私は瑞希と自撮りをした。私はいつも決めているポーズにして、この口角…そしてこの角度が1番盛れるので同じ
last updateLast Updated : 2026-08-13
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瑞希と彩奈のオタ活サマー 4話

「次はー上野ー、上野ー。」私たちは電車で渋谷から上野に向かいます。実は私は外出はあまりしないので東京住みのくせに初めて上野に来ました。そして、電車では座れる席はまばらだったので私と彩奈ちゃんは別の席に座っています。彩奈ちゃんは距離感の作り方が本当に絶妙です。ずっとコミュニケーションをとる訳でなく私はのんびりとTikTokを見ることが出来ました。「えっほえっほ…伝えなきゃ。」妙に頭に残る動画を見てしまいました。フクロウが二足歩行で走ってるのです。それでなんかどうでもいい事を伝える健気さを表現する音声が入っていて、とても癒されてます。私はふと前を向くと彩奈ちゃんは私の顔を見てにんまりとしてました。そして、上野に着いたことに気がついたので急いで電車をおります。………。やばい、独り言聞かれてたよね。「私もその動画好きー!なんか口ずさんじゃうよね!」「そうなの!ネットってこういうのばっか流行るよね〜。」彩奈ちゃん可愛いから、独り言とか言わなそうです。こういう時に私の奇行を受容してくれるから彩奈ちゃんは安心します。「私なんかさー、アニメのジョジョ見てからいっつも独り言言うよ〜。…螺旋階段…カブトムシ…廃墟の街…イチジクのタルト!…カブトムシ。ってね。」思ったよりもニッチなセリフで吹き出しました。確か…6部のラスボスのプッチ神父という人物が中盤で呟いていた14の言葉です。妙にカブトムシを4回くらい言うところが特徴なんです。「おお、いい反応!やっぱジョジョラーは最高だね!あとで一緒にジョジョ立ちする?」「は…恥ずかしいから大丈夫。」多分彩奈ちゃんは私の50倍くらいはジョジョが好きなのかもしれません。わたしは意外とセリフを鮮明に覚えられるほど頭は良くないのです。気がつくと、上野にはふたつの長蛇の列が出来てました。1つが美術館に向かうための列であり、2つ目は上野動物園への列です。そうか、ここに並ぶのかな?そんなことを思っていましたが違ったみたいです。「よーし!まずは上野東照宮でも行きましょ!」「ふえ?」「旅に出る時はお参りはしていくもんよ!行くってだけでもいい事ありそうだし。」私は言われるがまま歩いていきます。すると、金箔のある宮殿が目の前にありました。「すごい。」語彙力の欠けらも無い感想ですが、わたしは誰かとど
last updateLast Updated : 2026-08-13
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瑞希と彩奈のオタ活サマー 5話

ここは場所は同じ上野の不忍池という所である。蓮の葉が一面に広がっており、水には鯉が沢山いる。都会の中の少し非日常的な自然が心地よいのか、家族連れやランニングをする人もいる。都会にも、こんな憩いの場所があるのかと関心をしてしまう。「は〜、こういうところで散歩もいいね〜彩奈ちゃん。」「ね!特にこうして緑に触れることないからね。」「こうして見ると…私たちの日常で電車の中にいるとか動物的に結構ストレスなことしてるんだね。」「あはは、瑞希ちゃんのその捉え方…なんか直輝くんに似てる。」「あいつ、そういうこと死んだ目で言いそうだもんね。」直輝くんは独特な考え方を持ってるのでお互い瑞希ちゃんとの認識は同じようなイメージだった。どこか哲学チックで、天然な感じ。でもそれはお互い彼が大好きな証拠なのだ。彼も最初は孤立してるイメージだったけど、愛されるようになったと思う。「あ…みて…ここ!」「え…!」不忍池の東部に着いた時だった。私はその景色に唖然とした。それは、池の向こうにスカイツリーがあるのだ。そして、池が綺麗に移り下からもスカイツリーが伸びていて、その向こうには神社の朱色の色合いも合わさって、緑と調和した都会にどこかアクセントをつけているようだった。「綺麗だね…。」「うん!」こうして、なんとなくでも歩いてみるものである。身近な所にもこうして感動という物はあるのだから。「ね!写真撮ってもらおうよ。」「え、今は外国人しかいないけど。」「やるのよ!」私は、テンションの高いネパール人のマダム3人に話しかけてみる。まずは英語を喋れるか聞くと、もちろん喋れるとのことだった。私は、自分が撮ってもらったら私も撮るということになった。「イェーイ、アヤナ〜!」「はい、チーズ!」「ハィ、チーズ!」意外と英語はそんなにガチに言わなくても案外ノリとジェスチャーで伝わるものだ。どうやら皆家族がいて私たちと同い年くらいの娘がいるとの事だった。こうして、異文化に触れるのもなんと楽しいのだろう。ちなみに私たちは、スカイツリーを背景にしてジョジョ立ちをしてみた。2部のジョセフとシーザーのようなポーズで、私は人差し指をカメラに指し、瑞希ちゃんは両手の指先を広げ、上から見るとアルファベットのCのように弧を描くポーズだった。「Oh,cool jap
last updateLast Updated : 2026-08-13
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瑞希と彩奈のオタ活サマー6話

ここは御徒町と上野の間のアメ横と呼ばれるところです。ここには市場が栄えてまして、人々が賑わっています。「おねーさん!ここの魚いいよー!」「よってらっしゃい!見てらっしゃい!新鮮なニベだよ〜!」「……ニベ?」聞きなれない魚の名前につい間抜けなトーンで返してしまいました。「ニベってあんまり聞かないですね。どういう魚なんですか?」「おおー!お嬢ちゃんお目が高い!スズキ科の白身魚でフライにしたり焼いても美味いんだな、これが……!」「買ってみようかな。あ、でも保冷剤ないかも。」私は買ったあとのことを考えず魚を買ってしまうところでした。いけないいけない……しかし、とても美味しそうです。身がしっかりしていて、どうにも美味しそうなのと……これをお母さんと食べるのもいいのかもしれません。「もし持ち運びが難しいなら……クール便で送ろうか?」「いいんですか!?」「ああ、お客様の要望に合わせるのが商売ってもんだ!あとでこの紙に住所書いてくれ!」私は生まれて初めて魚を買いました。これもひとつの良い経験でしょう。「いいね、瑞希ちゃんその調子よ!」「彩奈ちゃん?」「好奇心を持って行動すればいい経験になるわ!」「確かに!」「そういえば魚捌けたりできるの?」「出来ない!だから……遥香さんに切り方教わってみる。」そう伝えると彩奈ちゃんは愉快と言わんばかりにうわははと高笑いをしました。アメ横は軍服や魚などの食材がなんでも揃った賑やかなところです。また行ってみたいです。ここの人たちは仕事を生きるために必死だけどどこか生き生きと仕事をしていて、こんな雰囲気のことを活気と表現するのだと感心しました。そして、アメ横を歩くと次は秋葉原がありました。「しゅごい……フィギュアにコスプレ……メイドのサブカルに溢れて……らめぇ。」なんか、彩奈ちゃんがおかしなことになってます。どうやら好きな物が沢山あるのですが、それが一度に視覚に入ると嬉しさのあまり脳内麻薬が分泌されておかしくなるみたいです。好きな物があるっていいな……私はチーズとジョジョしか分からないです。「ねね!ちょっとあそこ行ってみようよ!」彩奈ちゃんはピンクのビルを指さします。所々に白いフリルが着いていたりします。「こ……これってまさか……!」「そう、ここはメイド喫茶……行ってみるわよ!」
last updateLast Updated : 2026-08-13
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瑞希と彩奈のオタ活サマー 7話

ここは東京の某ホテルのラウンジ。今日のメインイベントである。私たちはチーズアフターヌーンティーを食べに私たちはホテルのラウンジにいた。「あわわ……ホテルなんて初めて。」どうやら、瑞希ちゃんは高級感に圧倒されている。パッと見はあなたもその雰囲気になじめる所まで垢抜けたんだけどね。「大丈夫よ!素敵なアフターヌーンティーがある訳だし……チーズいっぱい食べれるわよ!」「……チーズ!」瑞希ちゃんはチーズという単語で耳をぴくんと立てて、無いはずの尻尾が生えて左右に振っているのを感じる。やはり、彼女は前世は子犬な気がする。そんなことを思いながら、ホテルのビルのエレベーターを上り、フロントを過ぎてラウンジに到着する。「うわあ〜!めっちゃ景色綺麗!」「カーペットもフカフカで……ソファーもラグジュアリーね!」さすがはホテル。内装もシンプルながら洗練されていて、白を基調とした内装だけど、観葉植物の配置や椅子の位置が一糸乱れぬほどに揃っている。これだけでも期待値は上昇してしまう。そして、支配人らしき黒服の男が礼儀正しく程よい距離感で話しかけてきた。「川崎様、本日は当ラウンジをご利用頂きありがとうございます。私支配人の亀谷と申します。」男は背筋を伸ばし、きれいなお辞儀をしていた。支配人とはいえ、こういったサービスのお仕事にも一切手を抜かないという気持ちが伝わってきて、緊張感も伝わってきた。「それではご説明致します。本日は予約のアフターヌーンティーを15分掛けてお出し致します。こちらは最初のアミューズのスプーンアペタイザーのチーズとトマト、そしてバジルを添えたカプレーゼでございます。」「あの……アミューズって……?」「ああ、失礼致しました。例えば居酒屋とかでいうお通しのようなものです。料理を運ぶまでに1口食べて貰いながら待ち時間を楽しんでいただくんですよ。」「ほぇ〜、そんな意味が。」男は丁寧に分かりやすくこの食べ物の意味を説明してくれた。落ち着きと気品に溢れるが……どこか安心感も与えている所は流石プロとの言葉に尽きる。「こちら、コーヒーか紅茶は飲み放題です。ウェイターを呼んで頂ければご用意致します。」「……(ボソッ)ドリンクバーなんて概念がない……!?」瑞希ちゃんにとってドリンクバーがない事が余程衝撃的だったようだ。一つ一つの事に凄ま
last updateLast Updated : 2026-08-13
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瑞希と彩奈のオタ活サマー 8話

ホテルのラウンジを出る頃には夕方になっていました。東京というのは、日本の中心であり人並みが少なくなる日が無いのかと錯覚してしまいます。私たちは胃袋とともに心も満足で溢れてました。「やば!もうこんなに暗くなったね!」彩奈ちゃんも時間の経過を感じて、驚いています。楽しい時間というのは…あっという間に過ぎ去っています。こんな日を…どう残そうか。確かにチェキとかも撮ったりしましたけど、どうにもまだ心残りがあるみたいです。「ねね、もう少し遊ぼうよ!最後は体とか動かしたり…女子高生っぽいことしよ?」彩奈ちゃんが提案します。しかし、私はイメージが湧かないのか言葉にすることは出来ませんでした。「…女子高生ってぽいことって…なんだろう。」「そんなの!プリクラとカラオケに決まってるじゃん!」なんということでしょう。確かに当たり前のことですが、天涯孤独の私にとってはどちらも未経験です。「お、その反応は…どちらも初めてだな〜。」彩奈ちゃんは人を観察するのに長けてます。私の少しの瞬きや反応だけで何を考えてるのかよく分かってるみたいです。「とにかく!まずはプリクラよ〜!」「ちょ、彩奈ちゃん!?」私たちは、ゲームセンターに直行しました。波ゆく人影をまるで泳ぐかのようにのらりくらりと。☆☆プリクラにはたくさんの機会がありました。周りを見ると、同い年くらいの子が沢山います。「あ!あの子…。」とても気まずいです。私の女子校の一軍女子たちがいました。咄嗟に恐怖心が出てしまい目を逸らしてしまいます。すれ違おうとしてます。3m…2m…1m…。普段なら声をかけられて低身長な事とかいじられるのですが、今回は何もありませんでした。「どうしたの?瑞希ちゃん、汗かいてるよ?」「あ…いや…その…。」「んー?」彩奈ちゃんは疑問顔です。確かに急に反応が変わったから期限を損ねたとでも思ってるのかも知れません。彩奈ちゃんには…秘密とか隠し事はなしにしようと思ったら、言葉が出てきました。「学校の陽キャの女子がいて…声をかけるのが怖かったの。」「え!?」彩奈ちゃんは目をぱちくりとさせました。共感は出来ないのかもしれません。だって彩奈ちゃんは私と違って背が高いし、美人です。正直、港区でパパ活も出来そうな勢いで大人びています。「あはは、めっちゃ気
last updateLast Updated : 2026-08-13
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瑞希と彩奈のオタ活サマー9話

プリクラを撮り終えた私たちがお店を出る頃には…時間は19時だった。街並みは徐々に落ち着き出し…サラリーマンの帰宅層からまた違った層が目立ち始める。「いや〜…ほんと楽しい日だったね。」私が話しかける。瑞希ちゃんとは気の置けない親友である。彼女は昔の私みたいに成長をし続けている。いつかきっと…彼女は大物になるのかもしれない。「こんな日がずっと続けばいいのに…。」瑞希ちゃんは少し寂しそうな顔をしていた。孤独な彼女にとっては、楽しい時間が過ぎるのはとても恐ろしいものなのかもしれない。「瑞希ちゃんは…学校嫌い?」「めっちゃ嫌い!」即答だった。きっと彼女にとってはとてもい心地の悪い所なのだろう。環境というのは、良くも悪くも人を変えてしまう。たとえ天才がいても、凡人によって普通にされてしまうことだってある。「男子が嫌で…今の学校に行ってるんだっけ?」「そうだったけど…、なんかこうして直輝くんと話したり、ナンパを断ったりしてみたら案外大丈夫なのかと思った。」「そっか〜。」確かに今日だけでも彼女はジョジョの力を借りながらも大きく成長をして行った。今の彼女ならどこでもやって行けるのかもしれない。「ねえ、瑞希ちゃんうちの学校に編入したら?」「え!?」彼女は困惑な顔をする。そりゃあそうである、人見知りの彼女にとっては環境を変えるというのはとても覚悟のいることだし、不安な気持ちになるのも不思議じゃない。「そりゃあ…嬉しいけど…。」「ごめん、めっちゃ無責任なこと言っちゃったかも。」「ううん!」……少し2人に沈黙の時間が流れる。幾つか考えがあった。1つ、彼女は今の環境にいるよりも直輝くん達といた方が成長の機会が多いこと。2つ、私がそばにいて欲しいという身勝手な気持ち。3つ、私の学校の方が偏差値が高いので大学進学としてはこっちの方が有利なこと。そんなことがあり、瑞希ちゃんにはかなりのメリットがある。学校への通学距離もさほど変わらないのだ。暫く沈黙が流れると、瑞希ちゃんは大きく頷いてこっちを見つめた。「私、彩奈ちゃんの提案を受けておもったの。辛いことがあるから、いい事はより嬉しいことだと思った。直輝くんたちに出会ってから私の無能さに絶望することばかりだったけど、それでも努力して結果を出したり、みんなで遊ぶことで幸せな気持ちにな
last updateLast Updated : 2026-08-13
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瑞希と彩奈のオタ活サマー 10話

楽しい一日は終わり、歩き疲れたのか私はぐっすりと眠ってしまいました。お母さんはいませんでした。恐らく撮影かメーカーへの挨拶回りにでも行ってるのでしょう。AV女優というお仕事は華やかに見えてかなり多忙なお仕事が多いみたいです。私はやりたいとは思わないのですが、これも立派な仕事のひとつでしょう。疲れてるのか、私は12時に起きました。昨日のメイクという魔法から解けた私は12時をすぎたシンデレラのようでした。メイクは自分でやったことはありません。昨日どうしてたんだっけな…と、少しネットで調べたり動画を見たりするのですがこのメイクがどんな見せ方をしてるのかなんてちんぷんかんぷんです。すると、鼻の中に少し美味しそうな香りがしたので下に駆け寄ってみます。すると、珍しく母さんの姿がありました。母さんはちゃんと顔を見ると、昔見た顔よりも少しやつれているようでした。ですが、遥香さんに負けず劣らずの美人には変わりありません。そんな母さんは、見慣れた魚を切り身にしてから、衣に付けてフライにしようとしてました。「おはよ〜。」「遅いのね…、そういえば髪の毛切ってサラサラになったのね。」「うん、ちょっとね。」やはり、まだまだ私たち親子の会話はぎこちなく…素っ気ないです。しかし、今重要なのは目の前の魚についてです。「この魚…。」「ああ、これアメ横から送られた二べね。びっくりしたわよ、調理したけど使ってよかった?」「うん!大丈夫だよ。」母さんは思ったより料理ができるんだなと思いました。ニベを3枚におろしては、それにきちんと下味をしてフライもしっかりと焼き色がついてました。もうひとつ、不思議なことをしてました。切り身とは違う肉塊のようなものがありました。「これは…?」「これはニベの卵ね。一先ずオーブンで焼いてみたわ。」母さんはスプーンを差し出すと、それを頬張ってみます。食感はポロポロしたタラコのようで、ほんのりとした塩気が美味しさを引き立てます。「おいしい。」「悪くないわよね。これ、ポテトサラダと混ぜてくれる?粉チーズもかけて欲しいわ。」「チーズ!」私はポテトサラダにニベの卵を混ぜて、パルメザンチーズをたっぷりとかける。私は普段パルメザンチーズをそのままスプーンで食べるくらい好きなのでかなり入れてしまった。「あんた…ほんとチーズ好
last updateLast Updated : 2026-08-13
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