All Chapters of 10億のために継母と妹に殺されかけた夜、私は世界的スターに救われる: Chapter 71 - Chapter 80

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外に出れば、見つかる

車が走り出してからも、香子は何も言わなかった。窓の外を流れていく景色を見つめている。信号で止まったとき、歩道を歩く人が目に入った。スマートフォンを持っている。それだけで、胸がざわついた。あの人も、自分を知っているのだろうか。見つけたら、吉田に連絡するのだろうか。「香子」勇樹に呼ばれ、香子は顔を上げた。「大丈夫?」「……はい」答えてから、首を横に振る。「いいえ……」大丈夫ではなかった。「どうして、そんなことをするのでしょう」「……うん」「五百円や千円のために、知らない人の写真を撮るなんて……」香子には理解できなかった。吉田だけなら、まだ逃げることができた。けれど、誰が吉田に情報を送っているのかわからない。すれ違う人。店にいる人。病院にいた人。その全員が怖く見えてしまう。香子は膝の上で両手を握った。「私、もう外に出ないほうがいいのでしょうか」勇樹がハンドルを握る手に力を込めた。「そんなことない」「でも、私が出なければ――」「香子が閉じこもる必要はないよ」「……」香子は俯いた。それでも、次に外へ出る勇気が出るとは思えなかった。その夜。勇樹は仕事へ向かう前に、事務所へ立ち寄った。マネージャーは問題の配信を確認していた。「今回は偶然ではなかったんですね」「本人がそう言ってました。視聴者から情報をもらったって」「ええ。配信にも残っています」画面の中で、吉田が笑っている。『マジで情報来たら会えるじ
last updateLast Updated : 2026-09-30
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外に出たら、見つかる

車が走り出してからも、香子は何も言わなかった。窓の外を流れていく景色を見つめている。信号で止まったとき、歩道を歩く人が目に入った。スマートフォンを持っている。それだけで、胸がざわついた。あの人も、自分を知っているのだろうか。見つけたら、吉田に知らせるのだろうか。「香子」勇樹に呼ばれ、香子は顔を上げた。「大丈夫?」「……はい」答えてから、首を横に振る。「いいえ……」大丈夫ではなかった。「どうして、知らない人のことを教えるのでしょう」香子には理解できなかった。吉田だけなら、まだ逃げることができた。けれど、誰が吉田に自分の居場所を教えているのかわからない。すれ違う人。店にいる人。病院にいた人。その中の誰かが、自分を見て吉田に知らせるかもしれない。そう思うと、誰の視線も怖かった。香子は膝の上で両手を握った。「私、もう外に出ないほうがいいのでしょうか」「そんなことない」勇樹はすぐに答えた。「でも、私が出なければ……」「香子が閉じこもる必要はないよ」「……」香子は俯いた。それでも、次に外へ出る勇気が出るとは思えなかった。その夜。勇樹は仕事へ向かう前に、事務所へ立ち寄った。マネージャーは問題の配信を確認していた。「今回は偶然ではなかったんですね」「本人がそう言ってました。視聴者から情報をもらったって」「ええ。配信にも残っています」マネージャーが動画を再生する。画面の中で、吉田が笑っていた。『マジで情報来たら会えるじゃん!』
last updateLast Updated : 2026-10-01
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心配しているふり

美紗はしばらく動画を見ていた。勇樹に手を引かれ、車へ向かう香子。その姿を見ているうちに、胸の奥が苛立ってくる。自分はこんな家にいるのに。香子は来栖勇樹に守られている。美紗は吉田から届いたメッセージを開いた。『お話って、何ですか?』送ると、すぐに返信が来た。『お姉さんのことです! 今日偶然会ったんですけど、話聞けなくて』偶然。美紗は動画をもう一度見た。『姉は何か言っていましたか?』『全然! 来栖さんに連れてかれちゃいました』『そうですか……』少し考えてから、美紗は続けた。『姉とは今も連絡が取れていません。元気そうならよかったです』すぐに返事が来る。『やっぱ連絡取れてないんですか?』『はい』『会いたいです?』美紗の指が止まった。そして、ゆっくり文字を打つ。『もちろんです。家族ですから』『私はただ、一度ちゃんと姉と話がしたいだけなんです』送信する。これまで取材で何度も話してきたことと同じだ。嘘ではない。少なくとも、そう言ってきた。『じゃあ俺、今度会ったら美紗さんが心配してるって伝えますよ!』美紗は思わず笑った。『ありがとうございます』それだけ返した。翌日。「昨日、妹さんと話したんだけどさ」吉田の一言に、コメント欄が沸いた。『美紗!?』『返事きたの?』『何て?』「やっぱまだ香子さんと連絡取れてないんだって」『かわいそう』『香子なんで無視してんの』『来栖が止めてる?』「それは知らんけど」吉田は笑いながら画面を見る。「でもさ、妹さんは会って話
last updateLast Updated : 2026-10-01
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また見つけた

それから二日。吉田のもとには、相変わらず目撃情報が届き続けていた。『来栖いた』『香子っぽい人見た』『これ本人?』人違いも多い。それでも、五百円がもらえるとわかってから、写真を送ってくる人間は減らなかった。「違うって! これ昨日も送られてきた人じゃん!」吉田が笑うと、コメント欄も盛り上がる。『また0円w』『500円ハンター仕事しろ』『香子全然出てこないな』「マジで出てこないよな」吉田は頬杖をついた。美紗は今も姉と連絡が取れていない。なら、自分が見つけて話を聞けばいい。今度は美紗のことを聞く理由まである。そのとき、新しいメッセージが届いた。『これ香子じゃない?』写真を開く。吉田の顔つきが変わった。帽子を被った女性が、店から出てくるところだった。顔は横向きだが、見覚えがある。「……これ、本人じゃね?」『香子だ』『たぶん本人』『今?』吉田はすぐに送信者へ尋ねた。『今撮った?』『今。まだいる』「マジ!?」吉田が立ち上がる。『1000円きたw』『行けヨシテル』『美紗のこと聞け』「行く行く!」上着を掴みながら、吉田は送信者に千円を送った。「まだいるか見といて!」『現地班w』『逃がすな』『追跡開始』吉田は笑いながら家を飛び出した。香子は店の前で、勇樹を待っていた。今日は勇樹と一緒だった。それでも、外へ出るのは怖い。誰かと目が合うたびに、胸がざわつく。以前なら気にもしなかったスマートフォンのレンズまで気になるようにな
last updateLast Updated : 2026-10-01
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千円じゃ足りない

「え、移動した!?」吉田は走りながらメッセージを確認した。『今、駐車場のほう』「待って待って! もうちょい引き留めといて!」『無理だろw』「じゃあ俺が行くまで見失わないで!」配信のコメント欄が勢いよく流れる。『現地班がんばれ』『完全に鬼ごっこ』『また逃げられるぞ』「今日は絶対逃がさねえから!」吉田は速度を上げた。最近、香子を追いかけるだけでは再生数が伸びなくなっていた。最初は、世界的スターと同居する女性への突撃というだけで話題になった。けれど、何度も逃げられる動画を見せられれば、視聴者も飽きる。今日こそ、何か面白い映像を撮らなければならない。そう考えたとき、駐車場へ向かう二人の姿が見えた。「いたあああ!」吉田が叫ぶ。香子が振り返り、その顔が恐怖に歪んだ。「勇樹さん!」「香子、車に乗って」勇樹が香子を庇う。しかし、吉田は構わず近づいた。「香子さーん! 妹さんと連絡取ってあげてくださいよ!」勇樹は答えず、香子を車へ向かわせる。『また無視w』『つまんね』『今日も逃げて終わり?』吉田はコメントを見た。ここで終わったら、また同じ動画だ。「ちょっと待って!」吉田は二人の前へ回り込んだ。「妹さん、泣いてましたよ!」香子が足を止める。「……え?」実際には、吉田は美紗が泣いているところなど見ていない。けれど、香子が反応した。「おっ!」吉田はスマートフォンを近づけた。「やっぱ心配ですよね? 妹さん泣いてるんですよ?」「撮影をやめてください」勇樹が間に入る。「いや、今ご本人が反応したじゃないですか!」『妹泣いてるの?』『姉ひどくね』『ちゃんと聞け!』吉田はさらに興奮した。「香子さん! 妹さんに一言だけ!」香子が後ずさる。その瞬間、吉田は香子の腕を掴んだ。「一回止まってくださいって!」「きゃっ!」香子の身体が強張った。腕を掴まれた感触。逃げようとしても離してもらえない恐怖。あの夜、美紗に手すりから指を引き剥がされた瞬間が蘇った。「いやっ! 離して!」香子が悲鳴を上げる。勇樹が即座に吉田の手を振り払った。「何をしているんですか!」その声に、吉田が一瞬怯む。けれど、すぐにスマートフォンの画面を見た。同時視聴者数が、猛烈な勢いで増えている。『やべえw』『ガチギレ』
last updateLast Updated : 2026-10-02
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逃げたのは誰?

「……警察?」吉田の顔から笑みが消えた。「いやいや、ちょっと待ってくださいよ!」勇樹は電話を続けている。「場所は――」「は!? マジで呼ぶんですか!?」吉田は思わず後ずさった。『警察www』『ヨシテル逮捕?』『逃げろ!』『さすがに腕掴んだのはアウト』「いや、俺、何もしてねえから!」吉田はスマートフォンに向かって叫んだ。「ちょっと話聞こうとしただけじゃん! 何で警察なんだよ!」勇樹は相手にしなかった。香子を庇いながら、警察に状況を説明している。その姿を見て、吉田は急に怖くなった。こんなことで捕まるなんて冗談じゃない。そもそも、逃げなければよかったのだ。普通に質問に答えてくれれば、腕を掴む必要だってなかった。「……もういいわ!」吉田は吐き捨てた。「警察とか、マジで大げさすぎ!」『逆ギレw』『お前が悪いだろ』『早く逃げろって』「逃げねえよ! 別に悪いことしてねえし!」そう言いながら、吉田は駐車場の出口へ向かって歩き出した。数歩進んだところで、後ろを振り返る。勇樹はまだ電話をしている。吉田は歩く速度を上げた。「いや、ちょっと場所変えるだけだから!」『逃げてて草』「逃げてねえって!」角を曲がった途端、吉田は走り出した。十分後。吉田は駅から離れた路地で、ようやく足を止めた。息を切らしながらスマートフォンを見る。同時視聴者数は、今日の最高記録を更新していた。「……すげえ」思わず声が漏れる。けれど、コメント欄を見て顔をしかめた。『普通
last updateLast Updated : 2026-10-02
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悪いのはあの女

翌日の夜。「はい、どうもー! ヨシテルでーす!」吉田は自宅からライブ配信を始めた。開始早々、コメント欄が猛烈な勢いで流れ始める。『警察から逃げた男きたwww』『ヨシテル生きてた』『昨日のあれはやりすぎwww』『香子の腕掴んだのはアウトだろ』「はあ!? お前らまでそれ言う!?」吉田は早速声を荒らげた。「だから! ちょっと止まってもらおうとしただけだって!」『めっちゃ悲鳴上げてたじゃん』『普通に怖いわw』『来栖ガチギレしてたな』「いや、あいつもおかしいだろ! いきなり警察呼ぶとか!」吉田は机を叩いた。「こっちは妹さんのために話聞こうとしただけなんだよ!」『妹に頼まれたん?』「いや、頼まれてはないけど!」『じゃあ勝手にやったんじゃんw』『草』「うるせえな!」吉田は苛立ちながらコメントをスクロールした。昨日の配信は過去最高の再生数を記録している。それなのに、どこを見ても自分が悪者扱いされていた。『てか警察どうなった?』『家に来た?w』「来てねえよ!」『じゃあ今のうちに謝っとけ』『謝罪配信まだ?』「何で俺が謝んだよ!」吉田はカメラに顔を近づけた。「そもそもさ、香子が普通に答えてりゃ、こんなことになってねえんだよ!」コメント欄の流れが速くなる。『香子のせいにすんなw』『逆ギレきた』『被害者面すごい』「だってそうだろ!? 逃げるから追いかけることになるんじゃん!」吉田は興奮して立ち上がった。「妹さんが心配してるんだから、一言くらい答えりゃいいだろ! それを毎回毎回、来栖に守ってもらってさ!」『嫉妬?w』『来栖に勝てるわけない』
last updateLast Updated : 2026-10-02
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俺を馬鹿にした報い

翌朝。吉田は自分の名前を検索していた。『警察から逃走した迷惑系配信者、今度は逆ギレw』「逃げてねえっつってんだろ!」動画を開けば、自分が香子の腕を掴んだ場面ばかり。コメント欄には批判が殺到していた。『普通に怖い』『来栖が警察呼ぶのも当然』『香子さんかわいそう』「……何でだよ」吉田は机を叩いた。何で、あの女ばかり同情されるのか。自分はただ、話を聞こうとしただけだ。それなのに、香子が大騒ぎしたせいで、今度は自分が犯罪者扱いされている。「ふざけんなよ……!」吉田はスマートフォンを握りしめた。その日の午後。「はい、どうもー! ヨシテルでーす!」吉田は自宅からライブ配信を始めた。『また逆ギレ配信?w』『警察まだ来てない?』『もう香子には近づくなよ』「うるせえな!」開始早々、吉田は声を荒らげた。「別に近づかなくたっていいんだよ! あいつのこと調べりゃいいんだから!」『何を?』『昔の男?w』そのコメントを見て、吉田は笑った。「そう! 昔の男!」以前、週刊誌に掲載されていた写真を画面に表示する。香子が男子生徒と並んで写っている写真だった。「こいつ! 絶対何か知ってるだろ!」『同級生じゃん』『付き合ってた証拠あんの?』「だから聞くんだろ!」吉田は勢いよく立ち上がった。「香子が逃げるなら、周りの人間に聞けばいいじゃん!」『天才w』『また突撃すんの?』『今度は警察呼ばれんなよw』「呼ばれねえよ!」吉田は笑った。「よし! こいつ探そうぜ!」数時間後。
last updateLast Updated : 2026-10-02
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突撃先は選び放題

「はい! 今日は香子さんの母校に来てまーす!」吉田は校門を背景に、スマートフォンを掲げた。『マジで来たwww』『行動力だけはすごい』『不審者じゃん』「誰が不審者だよ!」吉田は笑いながら、下校してくる生徒たちにカメラを向けた。「すみませーん! ここの卒業生で、鷹宮香子さんって知ってます?」「え? 誰ですか?」「今、来栖勇樹と付き合ってる女の人!」生徒たちは顔を見合わせた。「知らないです」「そりゃそうか! 卒業生だもんな!」『当たり前w』『先生に聞けよ』「先生ね! オッケー!」吉田は校門へ近づいた。すると、警備員が出てきた。「撮影はご遠慮ください」「え? ちょっと取材してるだけなんですけど」「許可のない撮影はお断りしています」「はいはい、わかりましたよ!」吉田は大げさに肩をすくめ、その場を離れた。『また追い出されたw』『警備員有能』「別に追い出されてねえから!」その後も、吉田は近くの店を回った。「鷹宮香子さんって知ってます?」「存じ上げません」「この写真の人なんですけど!」「申し訳ありませんが……」どこへ行っても、まともな話は聞けなかった。「マジで誰も知らねえじゃん!」『そりゃ何年も前の卒業生だろ』『無計画すぎw』『今日ハズレ回』そのコメントに、吉田の顔が引きつった。「ハズレじゃねえよ! 今からだろ!」ちょうどそのとき、一件のメッセージが届いた。『香子さんの家なら知ってるよ』吉田は目を見開いた。「えっ!?」『実家だけど』「実家!?」以前の週刊誌の記事を思い出す。妹の美紗は、今も家族と暮らしているはずだ。「おいおいおい! それ早く言えよ!」『行くの?w』『また警察呼ばれるぞ』「家族なら話してくれるかもしれないじゃん!」吉田は送られてきた情報を確認した。「よし、行ってみよう!」一時間後。吉田は鷹宮家の前に立っていた。「うわ、でっか!」立派な門構えを映しながら、興奮した声を上げる。『金持ちじゃん』『お嬢様だったのか』『妹出てこいw』「じゃあ、行きまーす!」吉田はインターホンを押した。しばらくして、女性の声が聞こえた。『はい』「こんにちは! ヨシテルチャンネルの吉田です!」『……はい?』「鷹宮香子さんのことで取材したいんですけど!」沈黙。そして
last updateLast Updated : 2026-10-03
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迷惑なのは誰?

「美紗さーん! いるんでしょー!」吉田は門の前で叫び続けていた。『近所迷惑すぎw』『もう帰れよ』『また警察呼ばれるぞ』「いや、だから! 妹さんが話してくれりゃ帰るって!」そのとき、スマートフォンに通知が届いた。美紗からだった。『これ以上騒ぐなら警察を呼びます』「はあ!?」吉田は思わず声を上げた。「何なの、この姉妹! すぐ警察、警察って!」『お前が悪いw』『妹にも嫌われてて草』「嫌われてねえよ!」吉田は腹立たしげに門を睨んだ。「こっちは姉妹を仲直りさせようとしてんのに!」その言葉を聞いて、美紗は屋敷の中で笑った。「誰が頼んだのよ」久恵が眉をひそめる。「まだいるの?」「いる。ほんと迷惑」「早く何とかしなさい」美紗は配信画面を見つめた。吉田は相変わらず、門の前で騒いでいる。これを利用しない手はない。美紗は自分のSNSを開いた。数分後。『姉の件で、ついに自宅まで配信者の方が来るようになってしまいました』美紗は文章を打ち込んだ。『私たち家族は、ただ静かに暮らしたいだけです。姉と連絡が取れないことも心配ですが、今は母まで怯えています』投稿する。すぐに反応が集まり始めた。『妹さんかわいそう』『お姉さんがちゃんと説明すれば済むのでは?』『家族まで巻き込まれてる』美紗は満足そうに画面を眺めた。そこへ、吉田の配信を見ていた人間からコメントが届いた。『いや、その配信者が勝手に来ただけでしょ』『香子さん関係なくない?』美紗の笑顔が消えた。「……は?」さらに別のコメント。『そもそも妹
last updateLast Updated : 2026-10-03
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